【小説】神社の娘(第32話 向日葵、口が滑る)
日曜日。
本日の出動は3回。
キツネ2匹、柴犬3匹、猪1匹。
強さは一般的なレベル。
うち一回、有術者の親子が課長と見学に来ました。
退勤時間がせまり、向日葵は課内の共有アプリに今日の記録を簡単に入力し、帰る準備を始めた。
葵も同様に帰り支度をする。
「あー、やっと終わった。休日に職場って精神的に辛かった~こーいうとき、みんなお酒飲むんだろうなあ~ちょっと羨ましい~」
向日葵は見た目の派手さから飲めそうに思われがちだが、実は下戸である。
一口でふらふら