【マーケティング転職したい方へ】 ”マーケティング”という言葉に要注意（お仕事紹介）

前回の記事ではブランドのお仕事についてご紹介しました。

私のキャリアは、マーケティングのお仕事が中心で、今年で15年くらいになります。

✅ 1社目　→　消費財、化粧品業界
✅ 2社目（リクルート）　→　メディア・ネットサービス業界
✅ 3社目（現在）　→　アプリ業界

このような業界経験です。

今回は、マーケティングについてご紹介します。

マーケティングはご存知の通り、数多くの書籍があったり、ネット上でも記事が存在しています。

マーケティングの知識などについてはそちらを参考にしていただき、

今回は、私が複数の業界を経験した上で気づいた”マーケティング”の特徴、とその落とし穴についてご紹介します。

どんな人向け

✅ 現在マーケティングとは別の仕事だが、将来やってみたい方
✅ マーケティングの仕事をしているが、基本的なことをおさえたい方
✅ マーケティングの仕事に就いていて、他業界への転職を考えている方

本日の要点

・マーケティングは定義が広い
・マーケティングが指す仕事は会社によって大きく異なる
・転職においては、特にその定義を明確にしておくことが重要

”マーケティング”が指す定義は異なる

先に結論を申し上げます。

”マーケティング”が指す定義は非常に広く、会社によって大きく異なります。

先述した私の経験した会社のマーケティングの役割です。

1社目　→　消費財、化粧品業界

・マーケティングは事業責任者のような位置付け
・製品、流通、価格、販促（いわゆる4P）を行う
・ブランド（世の中からの認識管理）も責任をもつ

2社目（リクルート）　→　メディア・ネットサービス業界

・責任は分散
　・マーケティングはメディアへの集客責任
　・開発がメディアの設計責任
　・営業が売上責任
・予算は主にオンラインでの広告施策が中心

3社目　→　アプリ業界

・責任は分散
　・マーケティングはメディアへの集客責任
　・開発がメディアの設計責任
　・営業が売上責任
・予算はオンライン・オフラインの施策が中心

ご覧の通り、同じマーケティングでも会社によって責任の範囲・施策が異なります。

その結果、それぞれの会社のマーケティングで養われる経験やスキルも異なります。

さらに転職の視点で見ると、それぞれの会社がマーケティングにどういった強みを期待しているかも異なります。

定義が異なるデメリット

私が転職した経験から学んだ問題は、企業にいる人からすると、定義を疑うことはほとんどないということです。

ここが重要です。

当たり前のように”マーケティング”という単語が使われますが、転職したてだと前の会社の定義のまま解釈してしまいます。

例えば、

”店頭での施策”を含めた企画を検討していたら、上司はあくまで”オンライン集客”の話を指していたり、

反対に、”マーケティング効率＝集客効率”として検討していたら、経営側は”流通コストを含めた効率”を指していたり、

”マーケティング”という言葉は会社員に非常によく知られています。

一方で、会社独自の定義が存在することに気づかず、転職者はズレた解釈をしてしまうことがよくあるのです。

これは残念ですが、多くの時間の浪費につながります。

私自身も非常に苦労して、「なぜうまく企画が通らないのか」半年くらい苦労したことがあります💦

恥ずかしながら、以前に苦労話を投稿しているのでご覧ください🙇‍♂️

転職先候補チェックリスト

あなたが他の企業のマーケティングへ応募しようと考えているなら、

募集要項を見て、転職エージェントや面接時にはこういった質問をしてみましょう。

✅ この会社のマーケティングはなんの責任を持っているか
　→例：　集客か事業売上か
✅ この会社のマーケティングはどんな仕事か
　→例：　集客か4Pか
✅ マーケティングの主な施策は何か
　→例：　オンライン広告か店頭キャンペーンも含む施策か

転職は新卒時と異なり、これまでの実績やスキルが生きるかを採用担当者は判断します。

反対に求職者側も、求めることに自分の強みが貢献できるかをきちんと見極めることが重要です。

曖昧な言葉を受け入れずに、ちょっとだけ勇気を出して、しっかりと定義を確認していくこと。

もし何かの参考になればうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️
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