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ダメになる会話集

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普通の人や変わった人の、何かの役に立つわけでもない、奇妙な会話。読んでもタメになりません。ダメになるかもしれません。
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2014年5月の記事一覧

ダメになる会話「作家志望」

ヒロシ「小説をかきたい。」
タクミ「お前小説なんて読まないじゃん。」
ヒロシ「書きたいと言ったんだ。一行だって読むつもりはない。」
タクミ「向いてないにもほどがあるな。」
ヒロシ「字ばかりの本を読むと目がかゆくなる。」
タクミ「本を読まない奴に小説はかけないだろ。」
ヒロシ「そんなばかな。俺は釣りをしないが魚を食うぞ。」
タクミ「うまく言えないがたとえが違うと思う。」
ヒロシ「推理小説というのを書

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ダメになる会話「どうにも止まらない」

店長「むぅ〜、悔しい!」
店員「どうしたんですか?1000枚買った宝クジが全部はずれたんですか?」
店長「そうなんだよ、ヘソクリ全部つぎ込んだのにものの見事にハズレちゃって明日からどうしようって、そんなには買わないよっ!」
店員「じゃあ何を悔しがってたんですか?」
店長「山盛りチャレンジカレーだよ。」
店員「店長が話題作りにはじめた懸賞金付きのあのメニューがどうかしたんですか?FBIに目をつけられ

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ダメになる会話「買い物」

学生A「ここが食料品売り場だ。」
学生B「ふむ、考えてみれば男子学生二人で食料品売り場に来るというのもなかなか無いシチュエーションであるな。」
学生A「まあ、こういう買い物は普段は母親がしているからな。」
学生B「貴様の『家族と旅行なんか行きたくない』という中二病丸出しの言動のおかげとも言えるな。」
学生A「貴様さりげなくディスっているが、その俺が食事代を受け取った事を察知してすかさずたかりにきた

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ダメになる会話「魔王復活」

男「この洞窟にこもる事2日…これで儀式はすべて終わったぞ…今こそ目覚めよ!恐怖の魔王よ!」
魔王「ム…むう…」
男「う、うごいた、やった!やったぞ!儀式は成功だ!」
魔王「我を目覚めさせたのは貴様か…」
男「そうだ、私だ。さあ立ち上がれ!私とともに世界を…」
魔王「あと5分寝かせて…」
男「ちょっとまてって!また寝ようとするなって!」
魔王「あと5分〜、3分でいいから〜。」
男「お前は昨日夜更かし

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ダメになる会話「辞めた理由」

女子生徒「聞いたわよ、ボクシング部を辞めるんですって?」
男子生徒「ああ、辞めるよ。」
女子生徒「どうしてよ!どうしてそんなにあっさり夢を捨てちゃうのよ!」
男子生徒「俺はボクシングに夢などもってない。」
女子生徒「何よ意気地なし!根性無し!甲斐性なし!無職!引きこもり!」
男子生徒「お前ひどいな!俺は学生だし、引きこもりでもない。」
女子生徒「でも甲斐性なしの根性無しじゃない。」
男子生徒「くっ

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ダメになる会話「これから鬼の征伐に」

桃太郎「そういわずに!どうかお願いします!。」
犬「その話はお断りしたはずです。」
桃太郎「でも、でも犬さんに来てもらえないと困るんです。どうか考え直してください!」
犬「鬼退治にいくなら人間の仲間を集めればいいじゃないですか。」
桃太郎「村中の人間に声をかけましたが、全部断られました。」
犬「どんだけ人望ないんですか。そんだけ期待されてないって事は、あなた大して強くないんじゃないですか?」
桃太

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ダメになる会話「三分間マジック」

女「お湯わいたよ〜。」
男「良かった。もう腹が減りすぎて死にそうだよ。」
女「いやあぁっ!死んじゃいやあぁーっ!」
男「たとえだからっ!すごくお腹空いてる時のたとえだから!」
女「なんだ、びっくりしたぁ〜。」
男「こっちがびっくりしたよ。まさか本気にすると思わなかった。」
女「おどかさないでよ〜。もし君が死んじゃったら、私…」
男「よ、よせよ、なんか照れるだろ。」
女「このカップラーメン両方食べな

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ダメになる会話「人を呪わば」

学生A「昼の学食はいつも混んでるな。」
学生B「今日の日替りはA定食がアジフライ、B定食がメンチカツだ。」
学生A「そうか。」
学生B「貴様はA定食にしろ。」
学生A「なにっ?何ゆえ貴様にそれを決められねばならん?」
学生B「こういう場合、別々のものを頼むのがセオリーと聞いておる。」
学生A「それは一緒に食べる者同士ですこしずつ分け合って色々な物を食べるという戦法だろう。それをやるのか?」
学生B

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ダメになる会話「自殺には向かない日」

中年男「こんばんは。ちょっといいかな?」
若い男「なんですか。あなたは。」
中年男「時計をどっかに無くしてしまってね。今何時かな?」
若い男「あの、この状況、見たらわかると思うんですけど。」
中年男「どうやら君は、そこから飛び降りようとしているようだね。自殺するつもりかね?」
若い男「わかったらほっといてください。」
中年男「これから自殺するからって人に親切にしちゃいけない理由はないだろう?」

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ダメになる会話「八百屋に来た客」

八百屋「はいいらっしゃい〜、今日は大根が安いよ〜!」

女性客「こんにちは。」

八百屋「はい、いらっしゃい!何かおさがしですか?」

女性客「身も凍るような恐怖を。」

八百屋「すいませんが他をあたってもらえますか。」

女性客「ふふふ、イヤだわ、ジョークよ、メキシカンジョークよ。」

八百屋「なじみのないジョークだなぁ。こちとら忙しいんですよ。」

女性客「あら、そんな風にみえなかったわよ?昼

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ダメになる会話「ガンダム好き?」

ヒロシ「なあ、ガンダム好き?」
タクミ「唐突だね。まあ、普通。」
ヒロシ「普通ってなんだよ。すごい好きか、好きか、殺したいほど嫌いの3択だろ?」
タクミ「すごくかたよった選択肢だな。もう少し等間隔な選択肢にはできなかったのか?」
ヒロシ「すまんがこの3つから選んでくれ。」
タクミ「そうか。まあ、それなら”好き”かな。あとの二つではないから。」
ヒロシ「そうか好きか。じゃあ、何ガンダムが好きかね?」

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ダメになる会話「病院」

医者「次の方どうぞー。」

患者「よろしくお願いします。」

医者「こんにちは。えーと、じゃあ風邪ですね。」

患者「え?」

医者「え?」

患者「あの、僕まだ何も言ってませんけど?」

医者「ええ、先手を打ちましたから。」

患者「いや、自慢げに言われても。なんで風邪ってことに
   しちゃったんですか?」

医者「普通違うんですか?」

患者「違いますね。全然違いますね。」

医者「あれ?そ

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