見出し画像

幼児の間食について

こんばんは栄養学生のめーたんと申します。
今回から幼児の成長・発達の中でも間食についてフォーカスして解説していきたいと思います。よろしくお願いします。

まず、幼児期とは満1歳から小学校入学までの5年間を指します。
身長・体重など体格面では乳児期に比べて成長が緩やかとなる一方、運動機能及び精神面における発達が目覚ましい時期でもあります。

まず、乳歯は生後6~7か月より生え始め、2歳半頃までに20本乳歯は生えそろいます。最初に生え始める切歯(前歯)は嚙み切ることはできますが、固いものをつぶすことはできず、離乳期には、舌やあごを使って噛む動作を覚えていきます。第一臼歯が生え始める1歳頃から食物をすりつぶすようになり、乳臼歯が上下生えそろう生後20か月から2歳になって初めて、本格的に咀嚼(噛むこと)ができるようになります。

食事の回数と感触の与え方
幼児は、身体の大きさに対して相対的に栄養素等の必要量が多いため、1日3回の食事のみで摂取することは難しく、1~2歳児では1日5回、3歳~5歳児では4回程度に分けて摂取することが望ましいです。

朝食と昼食の間、昼食と夕食の間の両方またはその1方に軽食(間食)を与えて不足分を補うとよいでしょう。

間食の与え方
1~2歳児
・三食とミルクが十分にとれている時は必ずしも必要ではない。
・休息と水分補給のためには、間食として果物や果汁を与えるが、その他の時間には、白湯、お茶など甘味のないものを与える。
・間食の後にも、白湯、お茶を与える。
3~5歳児
・3食が十分とれている時や運動量の少ない時には、果物や牛乳程度の軽いものを与える。
・小食の場合には、間食を軽食として、牛乳、チーズのようなタンパク質を含む食品や果物・果物で補う。
・おやつとして楽しみを感じることも大切である。
・食前の手洗いと食後の歯磨きを習慣づける。
・褒美として与えることは避ける。
・買い食いは避ける。

間食は、栄養面からは食事の一部として与えるが、幼児期には、心の発達としつけ、栄養教育の助長という役割もあります。


最後まで読んでくださりありがとうございます。
これからも食・栄養・健康に関する記事を掲載していきたいと思います(^^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?