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健康を保つための三つの柱:運動・栄養・休養

健康は、単に病気や障害がないことだけではありません。世界保健機関(WHO)によると、「健康」とは、身体的、精神的、そして社会的に完全な良好な状態であるとされています。つまり、健康とは単なる疾病の不在だけでなく、身体的な機能の良好さ、精神的な安定、そして社会的な適応能力や関与も含まれます。
健康は個人の体の状態だけでなく、その人が生活する環境や社会的な要因にも影響されます。健康を維持するためには、バランスの取れた栄養、適切な運動、十分な休息、ストレス管理、健全な社会的関係など、さまざまな要素が重要です。
また、健康は単なる目標ではなく、それを実現するためのプロセスや取り組みであり、日々の行動や意思決定に関連しています。そのため、個人の状態や目標に応じて健康を維持するためのアプローチは異なることもあります。
一般的には、身体的な健康だけでなく、心の健康や社会的な側面も含めた総合的なバランスが取れた状態が、真の意味での健康と考えられています。

健康的な生活を送るためには、適切な運動、バランスの取れた栄養、そして充実した休養が不可欠です。これらの要素が組み合わさることで、体と心の健康を保ち、より充実した生活を送ることができます。

運動:

運動は健康的な生活の基本的な要素の一つです。身体を動かすことで筋力が増し、心臓や血管の健康を維持し、代謝を促進します。毎日の運動は心臓病や糖尿病などの慢性疾患のリスクを低減するだけでなく、ストレスを軽減し心の健康をサポートします。有酸素運動(ウォーキング、ランニング、サイクリングなど)と筋力トレーニングの両方がバランスよく取り入れられると効果的です。運動は毎日の生活に取り入れやすいものから始め、徐々に負荷を増やしていくことが重要です。

栄養:

バランスの取れた栄養摂取も健康維持に欠かせません。五大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)+食物繊維をバランスよく摂取することで、体は必要な栄養素を得て健康を維持できます。野菜、果物、全粒穀物、健康な脂肪、たんぱく質豊富な食品を適切な量で摂取することが重要です。また、食事の回数や食べる量にも注意を払い、食事を楽しむことも忘れないようにしましょう。

休養:

十分な休息は身体の回復と心のリフレッシュに欠かせません。睡眠は特に重要で、質の良い睡眠を確保することは健康維持に直結します。睡眠不足は免疫機能の低下やストレス増加などさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。ストレスを感じた時にはリラックスする時間を取り、趣味に没頭したり、ストレッチや深呼吸などのリラックス法を実践することも効果的です。

ザバスより抜粋

3つの要素がバランス良く形になっている必要がある

『健康を維持する為に運動を取り入れましょう!』と我々トレーナー・医療業界は声高らかに宣伝しています。しかしながら、健康=運動は正確には正しい解釈ではなく、『運動=栄養=休養は等しく同じ』が正しい解釈となります。三角形で例えると正三角形を目指す必要がありバランス良く高い状態を維持していく事が理想となります。正三角形が大きくなるほどより良い状態で、これが運動だけ突出した二等辺三角形では疲労の蓄積が発生し後々体に何らかの不具合が起こる確率が増加します。では何故『健康=運動』となったのでしょうか?
この背景には日本独自の医療保険体制や進みすぎた加工食品の利便性があるかと思います。

例えば、『1日分の野菜が摂れるジュース』『タンパク質15g摂れる栄養バー』等の一見栄養が満たされていそうな栄養機能食品があったりします
それに加えて、だれでも等しく受けれる国民皆保険制度(これ自体は良い制度だと思います)があります。
つまり、栄養面では企業が頑張って栄養たっぷりの商品を沢山作ってくれているし、病気になるのは栄養面ではなくそれ以外の原因があるから。(野菜ジュースはほとんどが砂糖です)
病気になれば病院で簡単に薬をもらえるから健康になれる。
こういった思考が働くためでしょうか??(あくまでも持論です)


簡単に医師に受診が出来、薬や医療品を保険適応で安価に処方される事が出来るので『健康とは何か悪くなった時に病院に行けば解決し、再び健康を取り戻す事が出来ると思っている』習慣が子供の頃から身についてしまっています。そして病院に行くと、その個人の生活背景などは全く無視して、『運動が足りてないからウォーキングをしてください』と簡単に言われてしまいます。このサイクルが30年以上も続いているので、健康=運動だと勘違いしてしまうのかもしれません。

一般的に捉えられている健康の判断基準とは『その時々のタイミングで見た際に何もない状態は健康だ。と判断』しており、『何かが出たタイミングは病気もしくは予備軍だと判断している』ことになります。
しかしながら、病気とは発症までに時間を要します。例えばウイルス感染をした場合には、ウイルスが増殖するまでに体の免疫と複雑なバトルを繰り返しウイルスが勝利した場合は風邪として発症し、免疫が勝利した場合は何も起こらず健康状態を維持できます。
その他の内臓疾患や自己免疫疾患も同じ理由である事も考えられます(もちろん突発的な場合もあります)
自己免疫疾患で言うと、ストレスや化学調味料の大量摂取により免疫の形態異常が起こり、自然に処理できる許容量をオーバーした際に発症することも考えられます※あくまでも一例の話

このことから健康とは病気を発症しない為の体の状態も表しており、免疫が機能的に働いていない状態等では不健康と言えるでしょう。
これには昔の中国医学の考え方に『未病治』というものがあります。
『未(いま)だ、病(やまい)ならざるものを、治す』という言葉です。
まさに、健康とはその時々のスポットで考えるのではなく、病になる前より準備し病を発症しない、させない様に備えておくことが健康な体と言えるでしょう

まとめ

健康を維持するためには、運動、栄養、休養の三つの要素をバランスよく取り入れることが大切です。この3つのバランスを適切に保ちつつ、ストレスを感じない様に息抜きしたり、新しい事にチャレンジし刺激を受けるのが良いでしょう。そういった毎日の積み重ねが健康的な生活習慣を形成し、将来の健康を支えます。
その為には
①適度な運動⇒週1~2回の筋力トレーニング
②バランスの良い食事を摂取し、不要な添加物を摂取しない事
③睡眠時間をしっかりと確保し、生活スタイルを確立する事

の3点として要約できます。
自分の体と心に意識を向け、バランスの取れたライフスタイルを築く努力を惜しまないことが、健康で充実した人生を送るための鍵となるでしょう。


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