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仕事と子育ての両立とは


息子が5歳になるまで、子育てやら育児に配慮のある環境に置いたことがなく、ただがむしゃらに働いて、家族の生活をなんとか守るために突き進んできた。命の危険を感じるほど家がぐちゃぐちゃになったり離婚があったり、息子と生きていくために転職したり、国家資格取ったり、どブラック企業で馬車馬のように働いたり。のんびりする時間が本当になかった。
そんな私が今、従業員数千人の会社の人事をしている。子どもも5歳になって、育児がちょっと落ち着いた感覚があるし、家で仕事をすることがなくなったので、勉強したり考えられる時間や余裕が格段に増えてきた。
今すごく恵まれた環境にいるが、これまでのバッググラウンドが恐らく異質すぎたため、またシングルなこともあってか、一般的と考えられている仕事と子育ての両立やワークライフバランスの感覚と、自分の感覚が少しずれているように感じている。
【人事として、社員1人ひとりを大切にできる組織を作りたい。】
そんなミッションと想いの中では、子育てをしている、シングルである、というステータスを持つ人間が人事にいることで、多様な立場を理解できる象徴となれるだろうし、そうでありたい。
だけども、これまで身を置いてきた環境・経験から、育児や介護の両立に悩んでいる方の気持ちに寄り添いきれない部分もあるかもしれない。
今も変わらず、働いて給料をいただくことは、自分の責務のある業務はやりきる、全うすることだと思っているから。
両立するっていうことは、仕事とプライベートはどんなバランスなんだろうか。育児のために責務を他の人にお願いをするならば、自分のキャリアの意義って何なんだろうか。自分って、今バランスが取れていると言えるのだろうか。
・・・
様々なことを業務と向き合う中で感じてはいるが、今たどり着いている答えは、この考え方やバックグラウンド自体も、多様にある考え方や価値観の一つとしてあっても良いんじゃないかということ。
人事として考え振る舞うことは、自分の価値観を押し付けず、例の一つとしてこんな人もいていいんだよ、と、自分を含め様々な考え方・価値観を受け入れることなんじゃないかと思う。
そして経験をもって一つの例として伝えていけたらいいな。女性として母親になることで、キャリアを中断することがあったとしても、大丈夫、這い上がっていけるということ。
人事に答えはないけども。考えて仮説立てしながら、やれることはやっていってみよう。

今日はミモザのドライフラワーに出逢えた。Refreshingでhappyな休日。


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