彼女のふりに

無関心さと哀れみを
もっては
二枚舌
偉い人に言われたら
彼女は手の平を返す

きっと何もないんだ
純粋に見えても
中身はない

純粋であるがために
染まることはしない
述語ばかりが純粋さを彩る

優しそうに見えては
人を哀れんで
頼っても　避けては
手の平返す

ハマっても
ハマるだけで
ヒステリックに言うだけ
何が素晴らしいのかさえも
言えない

あわせ鏡に見えても
似つかない

自己陶酔させるだけのアイドル
その振りをする

振りをしては
男に幻想を抱かせては
逃げまとう
そんな女の君は
小悪魔の中の小悪魔

無関心さの見合って
他人を顧みもしない
恋しても　空しくなるだけに

優しさは無常に響く