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使い込むほどに愛おしい、ともに変化する和紙の手帳カバー

今年手帳のカバーを新調しました。
毎年手帳をあれこれと乗り換えては、いろいろ試してみたのだけど、ずっと同じものを使いたいというものにようやく出会った。
それならばと、手帳カバーも長くずっと使えて、愛着が持てるものがいいなと買ったのです。

私が選んだのは、ずっと気になっていた「SIWA」という和紙の手帳カバー。
え、和紙?って思いますよね。そうなんです、和紙なのです。

「SIWA」は、山梨県市川大門の和紙メーカー「大直」が作る、繰り返し使えるプロダクトです。和紙漉きの製法で作った、新しい素材「ナオロン」を使っています。

私が初めて目にしたのはバッグで、ふらっとウィンドーショッピングをした雑貨店でのことでした。シワシワとした風合いで、それでいながらしっかり自立をしているプロダクト。よく見ると、ミシン糸でしっかり縫製されていいます。一見弱々しそうに見えながらも凛とした強さも感じる風合いがとても印象的で、「使ってみたいな」と心で思いながらも、手が伸びないまま時ばかりが過ぎていました。

その後も心のどこかでずっとしこりが残り続けていました…やっぱり気になる、とサイトを調べてみると、プロダクトはもちろん企業ストーリーにとても共感して「あ、やっぱり欲しいな」とすっかり心を奪われてしまったのです。

「SIWA」のコンセプトは「ずっと長く使い続けられる」。和紙に100%リサイクルペットボトルを原料としておりまぜて、「ナオロン」という素材を作っています。長く使い続けられることは、物への愛着も湧くし、大切にもしたくなる。
和紙のよさももちろんですが、なにより環境にも配慮しているというその企業の姿勢にとても感銘を受けました。

早速心動いた私はワクワクした気持ちで購入。


到着した手帳カバーを実際に手にすると紙の肌触りが心地よく、体も心も穏やかに落ち着く
ずっと繰り返し使える強度はもちろんあるけれど、手に馴染ませると、手の汗、握りしめる力、モノとモノと触れ合うとスレが生まれて日々色合いや形も自分の形に変化していく。


どんなものも、自分になじめば自分色。そう感じられるのが嬉しく、より長く大事にしたいなと思うし、プロダクトメーカーさんへの敬意や愛着もわきます。ずっとそばにくらす家族の一員のように。

手帳と向き合うことは、日々の自分を振り返るための儀式のような時間ですが、長く一緒に付き合う相棒を手にすることで、日々向き合う手帳時間もこれまで以上に慈しむことができそうです。


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