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願いは叶う ・ バーフバリってこんな映画〜完全版円盤発売を記念して(その1)


ジャイ! マヒシュマティ!!

待った。待ちましたね。本当に待った。
嬉しい!!!


ここでまず『バーフバリ』とはなんぞや、という方に説明。
『バーフバリ』は、インド本国で2015年・2017年に公開されたインド映画です。
トップ画像は公式サイト『バーフバリ 王の凱旋』のトップページを拝借しております。


こちら『伝説誕生』の予告。


こちら『王の凱旋』完全版公開時の予告。
ちなみに華々しいにも程があるだけでストーリーには特段触れていないので、『伝説誕生』を見ていなくても問題なく見られます。

それにつけてもこの豪華絢爛さよ……。


そして「完全版」とはなんぞや、という方に説明、インド映画はとっても長い。
本筋だけでも長いのに、要所要所に歌と踊りが入ってますます長い。

この為、海外で公開される際はその辺りが削られて、いわゆる「国際版」として公開されることがとっても多い。
今でこそそんなことは無いですが、昔はもんのすごく乱暴にカットされて、「あれ、なんか主人公達ワープした……?」「え、この人知らん人やけど……?」みたいなこともあったりしたものです。

『バーフバリ』も当初は「国際版」として日本公開され、その際に話の数カ所や歌と踊りがカットされていたのですが、日本国に住まう熱きマヒシュマティ王国(主人公・バーフバリの故国)の民達の嘆願により2018年に完全版が公開。
そして既に国際版が円盤化されながらも、「いつか完全版を」との熱意がこの度ついに実ったという訳です。

特典映像ついてるのがブルーレイのみ、とちょっと足元見られてるぞ感もございますが、この先もより良いインド映画をばんばん日本に持ってきていただく為に王国に貢ぐ覚悟でございます。勿論、予約です。


ストーリーもキャラクターもとにかく王道、でありながらその王道さの貫きっぷりがとにかく凄い。まさに王の道。悪役はとことんどこまでも悪で、主人公は強く優しく清廉潔白。
そんな通りいっぺんなキャラなんてつまらないよ、と思うなかれ、悪も正義もどちらも極みに極まってます。そんじょそこらの悪さや清らかさじゃございません。すべてが頂点に達しています。
戦っても女性を口説いても義理のママンに甘えてもカッコいい。こんなに完全無欠なヒーローがこの世に実在したなんて(してません)。

男は強く女も強く、やることなすことすべてがゴージャス。
空を飛んで敵陣に攻め込み、無限にわいて出る弓を一度に3本構えて放ち、愛を語る船は雲に浮かび、雪山なのに踊る恋人達のまわりに花が咲く。

そして音楽とダンスがまた素晴らしい。
マヒシュマティ王国民なら誰もがイントロから掛け声リフレインまでを歌える、『バーフバリ万歳/SAAHORE BAAHUBALI』、お聴きください。

この、人のテンションをぐいぐいアゲるキャッチーなメロディと意味も判らないのに脳にこびりつく歌詞よ。
途中の「ヘーサ・ルッドラッサ」の繰り返しで、高らかに張り上げるところがもうツボでツボで。

映像前半、願掛けの儀式を行っているシーンなのですが、この象に乗って片足を踏み出してポーズを決めるところがえげつなく格好良い。布地のたっぷりしたズボンが風にはためく様が猛烈にスタイリッシュです。
その後、矢を射る時に腰に手を当てるのもたまらなくイケている。
ここ演出した人天才じゃないかしら。

発売されているサントラも素晴らしいです。
中身の曲は勿論のこと、ジャケが凄い。
これは自分がインド人のバーフバリ好きだったら、わざわざ日本から取り寄せてしまうレベルのカッコ良さです。
必携!

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てなことで未見のそこの皆様、夢のような映画体験をぜひ。
今回の円盤やAmazon VideoやNetflixも良いですが、何せ人気が高い為、いまだにちょくちょく、どこかの映画館でかかっています。やはりゴージャスな映画はゴージャスに大画面で見るに限りますので、下に貼りました公式Twitterにて情報ご確認の上、お近くの劇場でチャンスがあればぜひおでかけの程。
(なお、戦闘シーンがかなり激しく流血が多いので、そっち系が苦手な方は避けた方がよろしいかと思います)


次回「その2」では、そもそもわたしと『バーフバリ』との出逢いについて熱く語らせていただきたく。
それでは次回にて。

   

   




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