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Inhale

先日、やっと個展のコンセプトがまとまり、
私なりの考えが言葉としてまとめる事ができました。
ずっと、色々な書籍を読み色々と調べ模索した結果、私なりに1番しっくりくる内容になりました。

吸い込む?溶け込む?吸収?息をする?

似たような言葉も、微妙に意味合いが変わり英語に略したりするとなんか違う感じがしたり、語源を調べるとまた違う気がしたり…。

自分の中で1番良いものに出会うまで、結構時間がかかりました。が、いいテーマだと思います。

Inhale
吸い込む

inhale
人は、「呼吸」をしなくては生きていけない。
息を吸えば自然に体から息が出る。
日々それを自然に、繰り返している。
生きると言うことは まず息を吸い込むこと。
誕生した赤子が、最初に大きく息を吸って肺を膨らまし
身体中に酸素を取り込むように。
「Inhale」とは吸い込む事である。
作品を通して、鑑賞者と作品が一体になり
息を吸い込むことが、「今」に繋がる。
「今」ここに生きていること、息を吸い込む事で
「自分」という存在に気がつく事ができ
私は「それ」を受け止める。


私は絵を描く前に、必ず瞑想をします。
しない時もありますが作品を書く前は大体、意識を呼吸に向けて息を吸い込みます。そうする事でアトリエに居て、絵と向き合っている自分に気がつく事ができます。私は今から絵を描くよ、いい表現ができるように精神を集中するよ。
そう言う合図を送ります。

以前に、アートが受け身であってもいい。と言う話を書きましたが、
今回のInhaleはあなたを受け止めるよ。と言うメッセージも隠されています。
絵の前で呼吸をし、作品を見ながら自分自身と向き合う。自分自身と向き合いながら、「今」そこにいる自分に気がつくと言うことにもつながります。
私は、間接的でもいいから人を癒したいと思っています。アートは攻撃的で爆発的で、自傷的、いろんなアートがあるけれど、その逆があってもいい。それをつまらないとか、ありきたりだとか、色々思われるかもしれません。でも、私は逆をどんどん突き進みたいし、これからも信念持って開拓していきたいと思います。

アートは直接的でなくてもいいと思います。複雑で難解で、だから面白い。
簡単に分かってしまったらただの装飾物になってしまう。
もっと深く、内包されてもいい。
私はそう思っています。なので他のアーティストさんの作品を見に行った時に、その人がどんな事を考え感じながら、どんな思いを伝えようとしているのかを直接聞く事もあります。そのアーティストさんの思いに触れたい。

なので、皆さんもお時間があれば是非、アーティストさんの思いを直接感じてみてください。

こんな最中、無事に開催できるかは分かりませんが、一年前からギャラリーの方と計画していた個展です。在廊できる日が限られてしまいそうですが、又決まりましたら、在廊日をお知らせしたいと思います。

後、1ヶ月ありますので後1ヶ月の時間を一つ一つ丁寧に作品と向かい合いたいと思います。

今日は、午後から少し晴れ間が出てきましたね。
今日も素敵な1日でありますように。

ご愛読ありがとうございました。

こてんDM

個展dm


よろしかったらサポートを是非お願いいたします。アートによって人々の感性が開花し、アートって楽しいなぁと思ってもらえる様な活動に専念していきたいです。