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【創作小説】まわれ!今川やきくん!ベルギーの巻⑼


〜パカッ!〜


「え?…ん!? んん?…パカッ?」


カメ推しの水玉模様、何かの音に気づいた模様。


「オ、オイ!今、パカ!って聞こえたぜーー!」

「ああ! あれ…は…」



「ピーー!」


「え? ピーー?」

「ぺ? ぺーー?」


これには しばらく登場していなかった顔だけ青い鳥 ペーちゃんも反応。


「今度は ピー? オイオイオイ!」

「ペっペっペーーーーっ!」


なんとチョコレートで出来たイースターエッグから かわいいヒヨコがっ!!




「う…産まれたぜーーーーっ!!」

「ぺーーーーっ!!」

「ああ!そうなの! チョコレートの中には ヒヨコのお菓子が入っているのもあるのよ!」


「ぺ!ぺ!」


ペーちゃん ライバル出現か!?
名脇役を奪われ兼ねないかも…?


「ぺ、ぺ、ぺーちゃん! こりゃ大変かもだ!顔だけ青くなってる場合じゃないな!」

「ぺ!」


いや…。ここは 血の気が引くという意味で、顔だけ青くていいかも…。


「相手は キリストさんの代わりに産まれた 神聖なるお菓子だぜ!覚悟はいいか?」

「ぺ?」


え?オイオイ!何の覚悟だ?


「オレたちが 世界一のスイーツになるため…名脇役を奪われないため…ここは ペーちゃんに挑んでもらおうではないか!ガハハ!」

「ぺぺぺペーーーーーっちゃん!」


やる気満々の顔だけ青い鳥…。
ホントに挑む気か?



続く

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