かおかお。

シングルマザー。 想いを 小説 や 詩 で 綴りたい。 想いは シンプルに…。 …

かおかお。

シングルマザー。 想いを 小説 や 詩 で 綴りたい。 想いは シンプルに…。 ご訪問ありがとうございます。

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  • うた(詩)

    想い

  • 絵のない絵本

    大人だって。

  • 創作大賞2022

  • 【創作小説】まわれ!今川やきくん!

    まわれ!今川やきくん! 児童書のような… 画のないマンガよような… 子供が 無邪気に笑う… 大人にも そんな時間を過ごせる物語が あっても 良いのではないでしょうか…。 ちょっと気持ちが沈んだ時や 何も考えたくないなぁ…なんて時 クスッと笑って頂けたら 嬉しいです(o^^o)

最近の記事

【詩】シンデレラに なるんだから

シンデレラになりたいの オンナは みんな夢見るの ママになったって オバサンになったって おばあちゃんになったって 王子様が迎えに来てくれる みんな胸に秘めながら 死ぬまで ずっと夢を見てるのよ よっし 決めた。 王子様 待ってたって なかなか来ないなら 私からシンデレラになりましょう かぼちゃの馬車なんか 要らないわ みかん色の ママチャリがあるもの ドレスだって 要らないわ ジーンズの代わりに 春色のワンピース メイクだって パッチパチ

    • 【詩】山桜

      季節めぐり 山に碧葉(あおば)が芽吹くころ 臆病な桜は 今年も ひっそり咲きました あなたの息づかいが 聞こえて来る 大きな山 その呼吸の音色は どこまでも深い 碧(みどり)の色 静に 真っ直ぐに 佇み 碧碧(あおあお) とした その音色は きっと… 桜を 淡く 優しい 音色で 包んでくれると… 言葉に 出来ない 想い 桜は ひとひら ひとひら 感じたままの花びらを ひらり…また ひらり…と 春めく 碧の山へと 舞い落とし

      • 【詩】 桜影

        子供の頃 それは 簡単なことだと… 川べり 水面(みなも)に咲く 桜影 それを掴もうと この手を伸ばす 儚い桜は オニさんこちら と からかいながら 水面に ゆらゆら浮かんでは 消えていく 欲しくて 欲しくて たまらないのに 叶わぬ願いなのだと 心に 強く言い聞かせ 奥へと しまい込む 子供のように がむしゃらに もがいても 叶わぬことを 受け入れるしかないのなら やがて 散り行く桜の花びらが 水面を埋め尽くし 薄紅色の道しるべとなった時

        • 【絵のない絵本】確かなもの⑤最終回〜詩的ショートストーリー

          包まれていたサラサラとした土は やがて しっかりとした 土台 になりました。 *・゜゚・*:.。..。.:*・ '・*:.。. .。.:*・゜゚・* 想い と 願い 二つの種が一つになり そこに 芽生えたのは 時に 熱く 時に 穏やかな 温もり と 時に 大きく 時に 静かな 優しさ でした。 そして そこには 偽らず… ふりをせず… 容易いだけの言葉は要りませんでした。 互いを 想い 幸せを 願い 言葉にすると消えてしまう

        【詩】シンデレラに なるんだから

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        • うた(詩)
          3本
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        • 【創作小説】まわれ!今川やきくん!
          119本

        記事

          【絵のない絵本】確かなもの④〜詩的ショートストーリー

          恋に落ちた二人。 過ごす日々の中で 大人になった少年は 瞳の奥にまで映る少女のことを 想いました。 大人になった少女は 胸の奥にまで届く少年のことを 想いました。 二人 それを 信じ かばい 少年は 少女の 今 この一瞬一瞬の 幸せを 願い続け 少女は 少年の 今 この一瞬一瞬の 笑顔を 願い続け 時が 重なって行きました。 二人 互いに 傷も痛みも 喜びも … そっと そっと 包むように…。 そして 一つの芽が ただ

          【絵のない絵本】確かなもの④〜詩的ショートストーリー

          【絵のない絵本】確かなもの③〜詩的ショートストーリー

          想いの種 と 願いの種 大人になった少年と少女 二人は それぞれ一つずつ 二つの種を 植えたのですが 包みの中の サラサラした土からは 一つの芽🌱だけ生まれてきました。 二人は 不思議に思いましたが 一緒に 一つの芽を 育てることにしました。 恋に落ちた二人が その芽を育てている日々。 二人で 笑い合うと 芽が少しずつ大きくなり… 隠すことなく涙を見せると サラサラした土が その涙で 固まっていきました。 ただ… 互いの想いを感じ ただ…

          【絵のない絵本】確かなもの③〜詩的ショートストーリー

          【絵のない絵本】確かなもの②〜詩的ショートストーリー

          「ほら。ここに種を植えてごらん」 二羽の青い鳥は 出逢った二人に 包みを一つだけ 渡しました。 二人が包みを開けてみると 中は サラサラとした綺麗な土でした。 大人になった少年と少女 二人 共に おずおずと… 二人 共に はにかみながら… 包みの中の土に 想いの種 と 願いの種 を植えました。 そして 二人 共に 胸の奥は 少年と少女のままの想いで…。 「さぁ。あとは君たちに 任せるよ」 二羽の青い鳥はそう言って 青空へと飛び立って行きまし

          【絵のない絵本】確かなもの②〜詩的ショートストーリー

          【絵のない絵本】確かなもの①詩的ショートストーリー

          「よし。そろそろじゃ」 神さまは 言いました。 「青い鳥 これを二人に届けておくれ」 神さまは 小さな二つの種を 二羽の青い鳥にそれぞれ渡しました。 一つは 想い の種。 もう一つは 願い の種。 二羽の青い鳥は 想いの種を ある一人の少年へ 願いの種を ある一人の少女へ それぞれ届けました。 少年と少女は 不思議に思いながらも 種を受け取り 大切に 持っていました。 時は過ぎ 少年と少女は それぞれの場所で 大人になっていました。

          【絵のない絵本】確かなもの①詩的ショートストーリー

          【絵のない絵本】ボクが選ばれる理由《後編》ショートショート

          「ただいま。お留守番 ありがとう」 「ママ おかえりなさい」 おかあさんは 直ぐに 夕飯の支度に 取り掛かる。 スーパーから 一個だけ 買ってきたボクを まな板乗せて トントントン。 切れ味わるい包丁で トントントン。 ほら…やっぱり。 おかあさん、ボクを選んだからだ。 おかあさんの目から 涙が出て来たよ。 本当に 古株タマネギのボクで良かったの? 子供たちも 心配し始めたよ。 トントントン。 「 ママ? どうして泣いてるの? 大丈夫?」 ト

          【絵のない絵本】ボクが選ばれる理由《後編》ショートショート

          【絵のない絵本〜ショートショート】ボクが選ばれる理由《前編》

          春が来た。 スーパーの 野菜売り場にも おいしい野菜たちが いっぱい並ぶよ。 春キャベツ 新ジャガ 新ニンジン。 地味な キュウリだって みずみずしい。 みんなが ボクを選んで! と 鮮やか色の 皮を まといながら 背筋を ピンと 誇らしげ。 冬の間に 美白効果で 甘〜く 育った 新タマネギだって 選んでもらおうと 準備は万端! だけど 古株タマネギ の ボクは 茶色の皮をまといながら 新タマネギたちの一番後ろで 選ばれるのを ずっとずっと

          【絵のない絵本〜ショートショート】ボクが選ばれる理由《前編》

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!〜プロローグ〜(連載)

          「オッチャンよぅ…」 「ん?なんだ?今川やきくん」 -ここは とある一軒家の 昔ながらの今川焼き屋さん- 「オッチャン…。オレなぁ…」 「なんだ?どうしたんだ?」 「なんだか…」 鉄板の横で 熱くなった体を冷ましていた 今川やきくんは オッチャンの右肩に ヒョイッと飛び乗り、 話を続けた 。 「ん。ん〜む…。オレなぁ。なんだか みょーに 気になる女の子がいるんだよなぁ…」 「女の子だって?」 「そう。そう。毎日 ガラスの向こうで、 オレら今川やき達が 鉄板で

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!〜プロローグ〜(連載)

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(19)最終回

          「オイ!!景色が違うぜーーーーーーっ!」 「ぺぺーーーーーーっ!」 オッチャンが待つ今川焼き屋…。 今川やきくん一行が 世界中のスイーツと勝負して(勝負してないけど…) 一年半ぶりに帰って来た、懐かしいはずの そこは なんと……。 「カーーーーッ! “ ゆりかもめ ” みたいなモノレールが走ってるじゃないか!タワマンもいっぱい建ってるぜーーーーっ!」 「ペペぺ!」 「あ、あれはショッピングモールか!?」 「ぺ!」 「ここは下町のはずじゃなかったのか!?」 「

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(19)最終回

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(18)

          バッサバッサ。バッサバッサ。 今川やきくん一行、オッチャンの待つお店へと空を飛びながら向かい中。 バッサバッサ。バッサバッサ。 「願いの箱よ。どーかどうか!糖質オフのアンコじゃなくて、ヒナちゃんのハートを射止められますように…なんまいだぁ…」 拝むんじゃない。祈れ。 パカッ…。 ポワワワワ〜ン…。 「ゴホゴホ!ゲホ!」 「ぺッペ!ぺッペ!ぺッ!」 「け、けむいなーーーー!」 「ぺ、ぺーーーー!」 「ん?んんん!?」 「ぺ?」 「何か……何か…変わった

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(18)

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(17)

          「シャケ焼き殿…。世話になったのぅ」 「願いが叶う箱は 開けないのか?」 「拙者…楽しみはとっとくタイプでござるよ。この箱は ペーちゃんの背中に乗せて、一緒に持って帰ることにするぜーーーー!」 「ぺーーーー!」 「そうか。今川やきくんの願い、叶うといいな!」 「ありがとうでござる!じゃ!拙者、家路を急ぎますゆえ…これにて失礼でござるよ。達者でなーーーーっ!!」 「ぺっぺーーーーっ!!」 「今川やきくんもーーーーっ!!」 あ…なんだか……今川やきくんって 世界中

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(17)

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(16)

          「そりゃあーーっ!決まってるぜーーーーーーーっ!!」 「そ、そうか…。で?何でハートマークなの?」 「むふふふ♡それは… ヒ・ナ・ちゃん!でござるだぜーーーーっ!」 「ヒナちゃん?」 「うむ♡ お母さんに連れられてお店へとやって来る女の子!」 「恋でもしたのか? 初恋ってやつか」 「カーーーーーーーーッ!おぬし!よくぞ!見抜いたでござるな!」 「ハートマークだしな。…じゃ!その恋を叶える…ってのが、願いか?」 「ぶわーっはっはっ!! はい!正解!!」 「で?

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(16)

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(15)

          「今川やきくん。オレは “ たい焼き ” ならぬ、” シャケ焼き ” になる願いが叶った!」 「良かったぜーーーーーっ!」 「そして、今川やきくんから 手作りの青いリボンももらった!だからもう一つの箱! 今度はオレから今川やきくんにプレゼントするよ!」 「え!? ななな、なんと!!!願いが叶う箱を拙者にくれるのでござるか!?」 「うん!友情の証として! …っと、オレは…小さい箱を開けたから、大きい箱をあげよう」 「ほ、本当か!?」 「ああ。本当さ!」 オイオイ

          【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(15)