【創作小説】まわれ!今川やきくん!ベルギーの巻⑴
「♪ ようこそ こっこっへ!クッククック!顔だけ青い鳥ぃ〜♪」
「ぺっぺっぺっぺ!」
フィンランドで サンタさんに三種の神器(子ども用)を渡され、もはや何にでも なれると思い込んでいる青い水玉模様の今川焼きと顔だけ青い鳥…。
ちなみに、三種の神器(子ども用)の詳しくは 作者の過去に書いた詩を参照してね。
パタパタパタパタ。
「さぁ〜て、さて!やって来たぜーーーーっ!」
「ぺっぺーーーーっ!」
「案外 近かったな!やっぱ 幸せは足元に!っとくりゃ!」
「ぺ?」
「♪ ようこそ ここっへ! クック クック!私の♪… ムフフ。ここはベルギーーーーッ!だぜーーーーっ!」
「ぺっぺ?」
「ペーちゃん? 青い鳥って言えば、メーテルリンク だろ!?」
顔だけだけど…。ぷ。
「メーテルリンクの故郷は べ!ル!ギーーーー!なんだぜーーーーっ!」
いちいち ウザい 青い水玉模様…。
パタパタパタパタ。
「はぁ〜て さて…!? ベルギーのスイーツと言えば…?」
「ぺぺ?」
「チョコ!! も いいんだが…オレは やっぱ ワッハッハ!」
「ペッペッペ?」
「あ!いや、違った! ワッフッフ!!」
惜しいな…水玉。
「いやぁ〜。オレは 今、世界のスイーツに 挑むために世界を回転してるはずなんだが…」
「ぺぺ?」
「うっかり!わ・す・れ・て・た!!」
え?
「世界には スイーツだけじゃなくて、楽しいこと、悲しいこと、いろんな人生があるんだよなーーーーっ!」
「ぺっぺ!」
「オレは 世界を回って いろんなことを知るのが 楽しくってなーーーーっ!」
オイ! おまいは…。だてに水玉模様になってないな…。
「いろんなことを知るのもいいが、そろそろ オレも 本気出して行かないとなっ!!最初の目的、スイーツ勝負!」
「ぺ!」
本気出すって…一度も勝負なんてしたことないくせに…。ぷ。
ベルギーでは どんなことが待ってるんだろうね…。楽しみ 楽しみ。
続く
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