医療・介護保険には無い、新しいオーダーメイド看護サービスの展望。

記事をご覧いただきましてありがとうございます。現在、緩和ケア病棟で勤務しています看護師で”とものり”と申します。

私自身、過去に難病により10年以上の闘病生活を経て他界した妹を介護する家族のサポートをした経験や、本業での日々の業務から、最期を迎える方やその家族の気持ちに寄り添い、深く共感し支える新たなサービスの提供が必要ではないかと感じてきたことから、これまで現場で得た知見を活用し不安を抱えた患者さんやそのご家族の一助になれたらという気持ちでnoteを開設しました。

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医療・介護サービスのなかにはチームの看護師だからできるケアと、看護の知識があれば看護師じゃなくともできるケアがあります。
日々、看護師の仕事をしていて感じているのは「医療・介護保険の範囲内で働いている以上、提供できるサービスは時間も質も量も限られてしまう」ということです。

これまで私は看護を通して沢山の方々に出会い支えられ一緒に笑い、涙をこぼしてきました。
絶対的な正解のない中限られた時間と選択肢から、一緒に悩み考えていても「本当に期待に応えれているのか」「もっと何かできたのではないか」と自問自答が尽きることはありません。
そして最期を迎えられた後「担当してもらえてよかった。私の時もよろしくね。」と言って頂けると心が少し軽くなる感じがします。

少しと言うのは引き続き支援が必要と感じる遺族に対して病棟看護師として何も出来ないからです。
患者さんの家族だったら支援できて、遺族と名称がかわったら支援出来ない。辛い思いをしてる人を支援してるのであって名称を支援してる訳じゃないのにと悲しくも思うことの一つです。

進む少子化や核家族化により遺された家族で喪失による辛さを支え合う事が難しい人達も増えてきています。そこで「必要としてくれる人達に身近な存在として関われたらどうだろう。
町の電気屋さんならぬ“町の看護師さん”と言った存在に!」と考えるようになりました。何故なら彼等の最期に必要なのは注射や医療処置ではなく「対話や寄り添い」だと感じるからです。

低コストで均質化された量産型サービスではなく、不格好でも一人ひとりと向き合い1からつくりあげる一点物の看護サービスこそ必要なものであり、私はそれを目指したいと考えています。

例えば、慣れないマラソンや言葉のわからない土地への旅行は不安があると思います。そこでプロの伴走者や通訳者を付けたい方は当然います。でも本やスマホで十分と感じる方もいますよね。
しかし、プロじゃなくても一緒に走ってくれる経験者、日常生活レベルの通訳が可能な家族や友人との旅行だったらハードルは低いものになるはずです。

ハードルに不安を感じたとき、マラソンや旅行なら「やらない」という選択もできますが、患者さんやその家族(遺族)に「やめる」という選択はありません。
終末期はもちろん、その後も闘病を支えた時期を振り返ったり、時間が経っても再び喪失感に襲われ辛くなる時は、一緒に寄り添い、わかろうとしてくれる誰かが必要なのです。

絶えず必要なのは看護師など医療従事者ではなく信頼できる誰かとの繋がりです。その身近で看護師の知識や緩和ケアの経験がおまけで付いてる誰かさんを指名できるサービスができたらどうでしょうか?
緩和ケアを必要とされている方々の願いのなかには、看護の知識や経験を持った者がいれば叶ったものも少なくありません。

一緒に諦めかけた願いや大切な思い出の時間を噛みしめましょう。
目指すのは今の医療・介護保険の範囲ではできない、敷居が低く新しい看護のオーダーメイドサービス。気軽に「ちょっと聞いてよ、看護師さん!」と、多くの方に頼って頂けたら嬉しく思います。

多くの方に笑顔が戻りますように。
そう願いを込めて、お問合せの受付を開始いたします。

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既に受けられている医療機関での医療・治療やサービスは継続していただきながら、外部で不安や悩みに対して寄り添う専任サポーターのような位置づけで支援致します。

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緩和ケア看護師「とものり」宛

初回はお問合せを頂いたのち、対面*にてご相談をお受けいたします。2回目以降いずれかご都合の良い方法(メール、電話、TV会議(ZOOM)、対面*)にてご相談をお受けいたします。*対面の場合は、池袋駅から公共交通機関で30分以内の範囲が訪問目安となります。遠方の方は該当の駅などへおこし頂きご利用願います。

■費用について
初回のご相談は無料です
(諸経費:初回含む、対面の場合のみ交通費と喫茶代等を頂戴致します)

note作者「とものり」のプロフィール:
・現役 看護師
・呼吸療法認定士
・介護支援専門員
 -過去にICU(集中治療室)、訪問看護、内科系の病棟勤務後、現在緩和ケア病棟勤務に至る
 -宮城県仙台市出身。東北弁混じりの素朴さが残るトークには定評あり。

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