【書店員のすヽめpresents】 「勝手にマンガ大賞」受賞作品発表!
ごきげんよう〜♬かんたーです♬
以前、「勝手にマンガ大賞」なる企画を、自らやってみたのですがせっかくですので個人的な結果、発表をしていきたいと思います。
何の忖度もなく、一個人がいち書店員の主観ですので、温かい眼差しでご覧になっていただけると幸いです。
それでは行ってみよう〜!
勝手にマンガ大賞22 受賞作品一覧
1位『かけあうつきひ』
「ストーリー性が〜」とか「作画が〜」といった“コレ“といったインパクトはない作品かもしれません。ただ私の中で新刊が発売さるのが非常に待ち遠しく感じた作品はここ1年ではこの作品!
2人の漫才へ対する想いよりも、2人の生活から滲み出る漫才の相方としてではなく、人生の最重要なパートナーとしての作品を作られている気がします。
お互いがお互いを受け入れて、心地よい空間を毎巻披露してくれるあたりが好き。
序盤ではクスクス…と笑えるほど笑いのジャブを殴打したかと思うと
ライバルの出現であったり、主人公2人の過去まで遡ったり。
毎回毎回、最新刊では何が巻き起こるのか目が離せません!
2位『江戸前エルフ』
祀られた御神体は異世界から転生したダメダメなエルフ。
そのエルフに使える、少し抜けた性格の神社の巫女。
こちらも2人の日常の掛け合いが、非常に良く映し出されています。
表紙の印象は残しつつも、時折描かれるエルフのユルカワ作画にメロメロになり。
2年で2〜3冊程度の発売なので毎回、発売される度にテンションが上がります。
いつか終わりが来るのだろうと思いつつも、まだまだ終わらないでいて欲しいと言う気持ちもあったりと複雑です。
それだけ心地よい作品と言えるのでしょうね。
3位『ミューズの真髄』
読み終えて、自身が“何がやりたのか…生きる目的ってなんなのか“を考えさせていただいた作品。
皆どこか取り繕って生きている。
いい人でありたい。自分という人間を多少なりど偽っても。
そんな殻を突き破りたい!
この作品はそんな人の背中をそっと押してくれる気がします。
衝撃!というストーリー性でもないかも知れません。ありきたりと言われるかもしれません。
それでも現代人の心情に深く関わりがある様がこの作品の魅力。
4位『私の息子が異世界転生したっぽい』
交通事故で亡くなった息子はライトノベルが好きだった。読んでいくうちに「息子が異世界に転生したのではないか。息子にもう一度、言いたいことがある」
ショックで頭がどうかしたとかではなく、誰しも同じ境遇に陥ったらそう考えられずにはいられないかも知れない。
その為ならなんでもやる!
作品はライトな感じで始まりを迎えるのですが、母が子供を思う気持ちに触れていくことで共感までは、できないのではありますが心に刺さるものがあります。
この女性の周囲の人間関係や、心情を考えるといろんな感情が巡って。
物語の終着点が未だ見えない。そこがまた作品の続きを読みたいと思わせてくれます。
5位『僕が死ぬだけの百物語』
実は、この作品はノミネート外でした。つい最近、出版社さんにオススメされて気になり購入したホラー作品。
現在3巻まで発売され、1巻あたり10話収録されている1話読み切りの怖い話。
作品も作画も迫力と不気味さがあるのですが、
この作品の最大の魅力は、、、
10巻まで発売されたとして、
もし10巻まるまる10話ずつ収録されるのであれば、そう!
『百物語の完成である!」
それを1日で読み切った場合、心霊現象は起こるのか!?
※ここは出版社側でも99話で止めそうな気配がプンプンするのですが、怖い話が好きな方は後悔しない内容になっておりますので、一度ご覧になってはいかがでしょうか♬
※注意
この作品には多くのグロ描写が多数、含まれています。苦手な方は、ご遠慮ください。
といった感じで私の主観による『勝手にマンガ大賞‘22」は締めくくらせていただきたいと思います。
気になった作品があれば、ご期待に応えられる作品たちですのでポチッと。ポチッとなww
オススメ本を続けるべきか否かを考えさせられた話
少し話題を変えまして、私がこのnoteでフォローさせて頂いてる“吉野ぼたん“さんの記事が私の心に響いたのでご紹介します。
私も仕事柄、「おすすめの本・マンガはありますか?」と聞かれる機会は少なくありません。
それでもいつも「逆に面白い本しか発売されていませんけど。何か?」と心の中で叫んでいます。
半分冗談ですけどね。
仕事上、お客さまに聞かれる場合であれば、お客さまが今まで読んだ作品を聞き出し、その中から何点か提案させていただいています。
ただ難しいのはプライベートでの場面であります。
ここでは少しばかり私のエゴが入ってしまう傾向に。
一応は読みやすい作品ばかり紹介するようにしてはいます。ただ本当に好きな作品と聞かれると、一般の方と私の愛読作品は乖離している部分が多くあります。
多くの方は
バトル漫画の中で紡がれる友情であったりするのでしょうけど、私はというと…ひたすら優しい日常を綴った作品が好きです!
もしくはカオス作品!
衝撃的な展開があまり起こらないことを祈りながら読書するのですww
「それのどこが面白いの?」とも仰られますし(泣)
「作品なんだから」と言われるのですが、終始明るい笑える作品ばかり手に取ってしまいます。
そんな感じで“吉野ぼたん“さんも、「面白ければどんな作品でも良いじゃない?」(勝手な解釈かもしれません)の言葉に共感したわけです。
表紙を見て、タイトルを見て買う。それだけでもいい。自身が惹かれたならまず手に取ってみるべきであるのかと。そこで読んで見たい項目などがあったら購入して。
もっとライトに本に触れて欲しいですし、メディアやネット記事だけに洗脳されず、自分の直感を信じて購入するのもありと感じます。
そんな私は「鬼滅の刃」は未読ですし、映画も見ていません。天邪鬼ではなく、自分の心を揺さぶられなかったから。(アニメ8話で断念)
他にも面白い作品は数多ありますし、自分の中での面白いを探すこともまた本選びの魅力であるのかと。
〜本選びは どこか 旅のような時間である〜
かんたー
〜それではまた〜
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