関節

息子2人オット1人の4人で楽しく暮らす中年。𝕏のノリで生きています。ここがnoteの世…

関節

息子2人オット1人の4人で楽しく暮らす中年。𝕏のノリで生きています。ここがnoteの世界か〜

最近の記事

  • 固定された記事

1キロのパスタは子泣き爺

あなたは1キロのパスタをゆでたことがあるだろうか。 私はある。ついさっきだ。 オットと子どもがパスタを食べたいと言う。 渋るが受け入れてくれない。目をキラキラさせるな。仕方ない。腹をくくる。 自宅にある一番大きな鍋になみなみと水を入れ、火にかける。 塩をバサッと豪快に入れる。これって意味あるのか?とか考えたら負けだ。 かなり時間がかかるが、ようやく鍋の底からゴボゴボと気泡が上がってくる。 あらかじめ封を切っておいた乾麺(1キロ)を、両手でつかんで鍋底にたたきつける。片手で

    • 私はブッダと結婚したのだ

      夫の話。 ・家族でご飯食べに行って、私が子どもの残りを食べてたら 「ちゃんと自分の食べたいものを注文しな?」 と言ってくれる夫が世界一好きだ。 ・そんな夫がスニーカーを買って帰ってきた。 なかなかおしゃれでよく似合う。 「あなたはセンスがいいんだねえ」と褒めたら 「俺は関節ちゃんを選んだんだから、センスいいに決まってるでしょう」 と2億点の答えを返されて倒れそうになった。 結婚してからはずっと、バレンタインにチョコレートをもらっている。 なんとホワイトデーにももらってい

      • 親指を隠せ

        イギリスの風習に、魔女に出会ったら親指を隠す、というのがあるそうだ。 日本にもありますね、霊柩車を見たら親指を隠すってやつ。今もやってるのかな。 ちいさいころから変な癖みたいなものがある。 すごく感動したり切ない話を読んだりしたとき、決まって親指の付け根がぎゅう、となるのだ。 説明が難しいが痺れるような、切ないような、親指をぎゅうっと握らないと居ても立っても居られないような「ぎゅう」なのだ。 だからなんとなくイギリスでも日本でも、同じように感情を動かされた人が「ぎゅう」と

        • ドレス着てんのか

          最近あったこと。 ・子どもが学校から帰ってくるなり 「男女順番に教室で着替えるんだけど、女子の着替えが遅い!!!ドレス着てんのかよ!!」 と文句を言っていた。女子は心のドレスをね……まとっているんですよ……(実際には喋ってて遅いらしい) ・この世のおもちゃの全てが近所の西松屋にあると思っている息子(なんで?) 新作おもちゃを買いに行ったが、なかった……としょんぼりして帰ってきた(そりゃそうだ)。 落胆っぷりが不憫だったので、じゃあ車で売ってそうなところに連れてってあげる、

        • 固定された記事

        1キロのパスタは子泣き爺

          同人誌の貸し借りに気をつけろ

          ママ友のKはウッカリが多い。 離れたところに住むKに、イベントのチケットを送ってもらった。 「チケットと手紙入れておいたから!」とKは言う。 後日封筒に入った手紙とチケットが届いた。 中身に気をつけて丁寧に封を切る。 あれ、出てこないな。 ひっくり返して封筒を広げてみる。 何も出てこない。 あれ。 手紙とチケットが封筒に糊付けされていた。 封をする際糊が多すぎて、はみ出していたのだ。 「うまく分離して切り離すの大変だった!」と共通の友人Hに話したら、「私もKさんからのお

          同人誌の貸し借りに気をつけろ

          カービィ狂想曲

          ハッピーセットやばかったですね。 子どものために明日にでも買いに行くか〜とか呑気なこと考えてたら、妹から「ヤバい」「これは初日で完売する」とタレコミがあったので慌てて仕事前にマクドナルド行きました。 モバイルオーダーも番号を表示しきれてない 40分ぐらい待って、ハッピーセット四つ買えました。 ハッピーとは一体なんなのか。 四つかぶりなしで、噂には聞いていたものの あのオーバークック状態(オーバークック…レストランの厨房で料理を作り提供するゲーム。何故か皿が四枚しかない。

          カービィ狂想曲

          うるうる閏日日記

          最近の些細なこと。 ・2月28日にラーメン屋に入ったら、隣のテーブルの太った人が 「明日は4年に一度の……肉の日だな」 って言ってたのがすごく良かった。 ・その人、 「自宅の脱衣所とかトイレとか、個室という個室には全てエアコン入れたい」 と言ってて本当に良かった。それでお相手の人に普通に 「消し忘れたら電気代シャレなんねーな」 って言われてガハガハ笑い合ってたのすごくすごく良かった。一緒にガハガハ笑いそうだった。 餃子噛み締めて我慢しました。 ・自営業(整骨院)のオット

          うるうる閏日日記

          揺れる電車に気をつけろ

          友人Rには、変な人を惹きつける力がある。 公共の乗り物に乗ると、だいたい毎回隣りに独り言のでかいおっさんが座る。 バスはガラガラなのに、酒臭い男がわざわざ隣に座る。 ファミレスでちゃんと席を選んでも、隣の人が退席したあと口を押えずくしゃみするサラリーマンが座る。 常々うんざりしていた。 なんでこう、変な人が近寄ってくるんだろう。 私は決して光り輝く美人とかセクシーな体つきをしてるわけじゃない。 (本人がこう言ってたんです) ある日Rから報告があった。 「ねえ、私こないだ

          揺れる電車に気をつけろ

          小林賢太郎「うるう」というコドク

          選んだ孤独はよい孤独、という諺がフランスにはあるらしい。 彼は選んだ孤独を「ポツネン」と名付けた。 彼はうるう日を「孤独」のメタファーとした。 ポツネンと孤独。 孤独、と同じ読みで「蠱毒」というものがある。 毒虫をたくさんツボに入れ、お互いを戦わせ、食わせ、残った1匹が精霊として祀られる。 本意不本意は無関係に、仲間を殺し、最後の1匹となる。 蠱毒も「孤独」だ。 彼は孤独を見つめ、孤独を選び、孤独を集め孤独を共食いさせ、孤独の「蠱毒」を行った。 それが舞台「う

          小林賢太郎「うるう」というコドク