苦悩「焼肉屋の看板について」
じゅうじゅう。
どうもォ!かんぴょうでェす!
皆さんは焼肉はお好きですか?
カレーと同じくらい嫌いな人は少ないんじゃないか、と個人的に思っています。
私が単にカレー好きなだけか。すみませんでした。
とにかく、焼肉は世代を問わず人気ですよね。
あっさりとした「タン塩」。
ついご飯をかきこみたくなる「カルビ」。
お酒のお供に「ホルモン」。
個性的な面々が、お店の中で待ち構えてくれますよね。
好きです、焼肉。
好きなんです、焼肉。
でも、一つだけ。
一つだけ納得できないことがあるんです。
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私が納得できないのは、味でも値段でも、ましてや店の雰囲気でもありません。
「看板」です。
焼肉屋の看板や広告が納得できないのです。
どういうことか?
焼肉屋さんというと、皆さんはどんな看板をイメージするでしょうか?
牛角や焼肉きんぐのような力強いフォント、叙々苑のようなオシャレなロゴ、色々あると思います。
でも、それに加えて、大体いますよね?
牛が。笑顔で。
イヤいるなよ!!!!!!
何屋かわかってんのか!!!!!!
食われてんだぞ!!!
そう言いたいわけです。
納得できない。
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だって牛の肉を食べるところですよ?
自分の肉か他人の肉かはさておき、少なくとも同胞の肉を前にして笑顔になるのはどういう感情なのか。
あまつさえ、自分がコック帽とエプロンをしているときすらありますからね。
もうね、お前が直接やったんかい、と。
更に更に、調子がいいときだと牛だけでなく豚や鶏まで参戦してきます。
それぞれナイフやフォークを持って。
なんなら器用にヒヅメで箸を持ち、生肉を掴んで。
いないのか?違和感を覚える動物は?
子豚が三匹集まると、一匹は優秀なレンガの家を作れますが、牛豚鶏が一匹ずつ集まっても化学反応は起きないようですね。
牛が笑顔で提供してくる牛の肉を、我々はどういう顔で食べればいいのでしょうか?
いいのでしょうか…。
笑顔でいいのでしょうか…。
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いや、勿論私も牛キャラの看板利用を芯から理解できないわけじゃないのです。
牛肉を食べる店だから、牛のキャラクターがいる。
ある種当然のことです。
「なら牛が笑顔じゃなく悲しい顔なら辻褄合うな!」とも言うつもりもありません。
誰が哀叫する牛の看板見て「あぁ美味そうだな、腹減ったな」ってなるんだよ。
ちょっと見たいけども。
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焼肉屋の笑顔の牛キャラには納得できない私ですが、納得できるお店もあります。
「ビッグボーイ」です。
焼肉屋じゃなくてハンバーグ屋だけど。
このビッグボーイ、牛を扱う飲食店にも関わらず、なんとマスコットは牛じゃありません。
派手なオーバーオールを着た、いかにもアメリカ然とした少年がマスコットなんです。
(調べたところ、どうやらボビーくんというらしい)
これなら納得!安心です。
罪悪感を感じることもないですね。
わんぱくアメリカ坊やボビーくんが見守ってくれるなら、心置きなく肉を食べられるというものです。
焼肉屋じゃなくてハンバーグ屋だけど。
あと先程あげた叙々苑のロゴ。
あれも素敵ですね。
あのJっぼいロゴは、一説によると唐辛子をモチーフとしているらしいですね。
これも安心して肉をかっ喰らえますね。
罪悪感など欠片も感じません。
焼肉屋なのに唐辛子モチーフという、、別の納得できないところが生まれてるのはさておき。
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というわけで、焼肉屋の牛キャラに納得がいかない、という話でした。
私個人としては、レストランの看板は極論店名の記載だけでもいいと思いますが、やはり集客効果を鑑みると、動物のキャラクターがいることに確かな意味はあるのでしょう。
そう考え、いったん納得ということにしておきます。
でも笑顔だぜ?
同族の肉を提供しといて笑顔だぜ?
もしかしたらこのキャラたちは人身売買ならぬ、牛身売買のブローカーなのかもしれませんね。
怖っ。
でも牛角行って帰ろっと。
おしまい
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