400字で分かる落語「居酒屋」2の1
「い」の20:居酒屋(いざかや)全2回の1
【粗筋】 居酒屋に現れた男、小僧相手に飲み始める。肴を尋ねると、
「けんちん、おしたし、たらこぶ、鮟鱇のようなもの、鰤にお芋に酢だこでございます、ヘエーイ」と言うから、「じゃあ、のようなものを一人前」と言われてからかわれているのが分かった。壁に書いてあるのは何でもできると言うので、「最初の口の上をくれ」
「これは口上です」「鼻でも料理するのかと思った。とせうけって何だ」
「泥鰌汁です。『と』と『せ』に点々が付いてるので濁るんです。『