シェア
もっと森の東の奥に行ったところで私は空に円い湖の輝きを見たわ そして私は地上に澄んだ汚れ…
砂漠の中の混沌とした微睡み(まどろみ)を忘れられないでいるの。 私の胸にずっと輝いていた模…
白き径をひたすらに… でも何故白い? 黄色い径をひたすらに… でも何故黄色い? 床しい…
幸せな冬… 貴方が居てくれたら柊(ひいらぎ)に銀の星が蛍のように数知れず宿り妖精のように…
貴方と一緒にいると信じられないくらい楽しかったわ 病んだ時間と動けない肉体から解放された…
継ぎはぎだらけの私の躯わ美しいですか…? 私はパズルか寄せ木細工のようにバラバラのピース…
貴方と私、 秋の黄昏の純金に互いの違いも解らぬほどに濡れ染まり… 濡れ光り… まるで私達じゃないみたい。 傘を驟雨(しゅうう)が止んだ鏡の路面に投げ棄てて互いの不安をかき消そうと強く抱き合うふたりはまるで眩しい針水晶の中で釘付けになった秋に咲く夢幻の現し身(うつしみ)… 釣瓶が落つる音がしそうなあっという間の逢魔が刻… まるで金と銀の狭間で揺れる水面の睡蓮の花の下で眠る青条揚羽(あおすじあげは)の夢のようよ… 私達は蜻蛉のように、か細いハートの金環となり連って果
私は人通りの少ない小路伝いをさながら池の上の白鳥のように行ったり来たりしている…。 ほん…
蒼い時計を見て待ってる 私の中に棲む6歳の童女が私に囁く 『蒼い時計をお花のような赤に変…
気がつけば私はまた扉の前、 違う扉の前ではない、 いつも同じうんざりするほど見慣れた扉の前…
いつこの沈黙を破ってこの何もない只中に気象異変が起こるのか私は気が遠くなるまで待ったわ …