カズタカ

自由律俳句を少しずつ、つくっています。デリケートにスキしてくれると嬉しいですし、感想な…

カズタカ

自由律俳句を少しずつ、つくっています。デリケートにスキしてくれると嬉しいですし、感想などいただけると嬉ションがジョバジョバ出ると思います。

マガジン

  • 自由律俳句集ワ「飛花落葉」

    自由律俳句のまとめ⑬

  • 自由律俳句集ヲ「五里霧中」

    自由律俳句のまとめ⑫

  • 自由律俳句集ル「理非曲直」

    自由律俳句のまとめ⑪

  • 自由律俳句集ヌ「一敗塗地」

    自由律俳句のまとめ⑩

  • 自由律俳句集リ「寡聞少見」

    自由律俳句のまとめ⑨

記事一覧

自由律俳句 #332

火照り損の身体が空調で冷えていく 一円の金も動かさず銀行から炎天下に出る 消去法でアイスを選んでいる

カズタカ
3週間前
9

自由律俳句 #331

打ち水にはしゃぐ犬にぶつかられる 目標にしていた自販機に飲みたいものが無い 昔やったゲームの歌が流れ時空が歪む

カズタカ
1か月前
9

自由律俳句 #330

ペットボトルの蓋を開けられない父を見る 列の乱れを修正しようと立つ人がいる 猫に見られながらばら撒いた小銭を拾う

カズタカ
1か月前
7

自由律俳句 #329

膨らませることをあきらめた子どもが捨てた風船だ 祝われたくないが祝われると嬉しい 曲がった先の風景はもう知っている

カズタカ
2か月前
14

自由律俳句 #328

野菜の葉が残ったカゴを避ける 膝小僧から血を流し笑っている 月に煙を吹きかけ歩く

カズタカ
3か月前
7

自由律俳句 #327

おそらく泣いていた人と路地ですれ違う 水風船で遊んだ跡だけがある 子どもが持つハーモニカが大きく見える

カズタカ
4か月前
10

自由律俳句 #326

寄って集ってついばんでは捨てられる春 知らないカップルの仲直りをバスで見届ける しばらく待ったのち「デザートもう大丈夫です」と告げる

カズタカ
4か月前
9

自由律俳句集ワ「飛花落葉」

自由律俳句#301から#325までをマガジンにまとめました。 帰り道、なんとなく真っ直ぐ帰りたくなくて、 喫茶店に入ったり公園のベンチに座ったときなどに 眺めていただける…

カズタカ
5か月前
5

自由律俳句 #325

錆を血痕に見紛い驚く夜道 喫煙所のヒエラルキーの外に居る 泣きながらも炒飯作る

カズタカ
5か月前
8

自由律俳句 #324

供養が必要になり線香を買う あるはずもない糞が匂った気がする 余ったドッグフードの貰い手がいない

カズタカ
6か月前
7

自由律俳句 #323

床屋のラジオで深刻なニュースを聞く 子どもがジュースで残雪に色を付けている CM通りに作ってちゃんと美味しい

カズタカ
6か月前
7

自由律俳句 #322

更地になると悲しいほど狭い 色のない入院病棟を歩く 珍しいパンだというが普通だ

カズタカ
7か月前
9

自由律俳句 #321

廃屋に着付け教室の看板 まだ食べ盛りだと思われている 人狼に誘われただけで緊張する

カズタカ
7か月前
7

自由律俳句 #320

放屁でおさまった痛み 夢の中で初雪 疲れ切った身体で雲を呑む

カズタカ
7か月前
6

自由律俳句 #319

落としたマフラー上からずっと見ている 上着に付いたたばこの匂い感じながら歩く 自動販売機でココアを選ぶ指の荒れ

カズタカ
7か月前
10

自由律俳句 #318

違法駐輪を注意する人の息が白い 知らない祝日がある 水からお湯に変わるのを感じる手

カズタカ
8か月前
7
自由律俳句 #332

自由律俳句 #332

火照り損の身体が空調で冷えていく

一円の金も動かさず銀行から炎天下に出る

消去法でアイスを選んでいる

自由律俳句 #331

自由律俳句 #331

打ち水にはしゃぐ犬にぶつかられる

目標にしていた自販機に飲みたいものが無い

昔やったゲームの歌が流れ時空が歪む

自由律俳句 #330

自由律俳句 #330

ペットボトルの蓋を開けられない父を見る

列の乱れを修正しようと立つ人がいる

猫に見られながらばら撒いた小銭を拾う

自由律俳句 #329

自由律俳句 #329

膨らませることをあきらめた子どもが捨てた風船だ

祝われたくないが祝われると嬉しい

曲がった先の風景はもう知っている

自由律俳句 #328

自由律俳句 #328

野菜の葉が残ったカゴを避ける

膝小僧から血を流し笑っている

月に煙を吹きかけ歩く

自由律俳句 #327

自由律俳句 #327

おそらく泣いていた人と路地ですれ違う

水風船で遊んだ跡だけがある

子どもが持つハーモニカが大きく見える

自由律俳句 #326

自由律俳句 #326

寄って集ってついばんでは捨てられる春

知らないカップルの仲直りをバスで見届ける

しばらく待ったのち「デザートもう大丈夫です」と告げる

自由律俳句集ワ「飛花落葉」

自由律俳句集ワ「飛花落葉」

自由律俳句#301から#325までをマガジンにまとめました。
帰り道、なんとなく真っ直ぐ帰りたくなくて、
喫茶店に入ったり公園のベンチに座ったときなどに
眺めていただけると幸いです!

そして今までにまとめたマガジンはこちらです!
相当ヒマだけども横山光輝三国志全60巻を
読むほどのヒマではないときなどに
眺めるとよいのでは!?

自由律俳句 #325

自由律俳句 #325

錆を血痕に見紛い驚く夜道

喫煙所のヒエラルキーの外に居る

泣きながらも炒飯作る

自由律俳句 #324

自由律俳句 #324

供養が必要になり線香を買う

あるはずもない糞が匂った気がする

余ったドッグフードの貰い手がいない

自由律俳句 #323

自由律俳句 #323

床屋のラジオで深刻なニュースを聞く

子どもがジュースで残雪に色を付けている

CM通りに作ってちゃんと美味しい

自由律俳句 #322

自由律俳句 #322

更地になると悲しいほど狭い

色のない入院病棟を歩く

珍しいパンだというが普通だ

自由律俳句 #321

自由律俳句 #321

廃屋に着付け教室の看板

まだ食べ盛りだと思われている

人狼に誘われただけで緊張する

自由律俳句 #320

自由律俳句 #320

放屁でおさまった痛み

夢の中で初雪

疲れ切った身体で雲を呑む

自由律俳句 #319

自由律俳句 #319

落としたマフラー上からずっと見ている

上着に付いたたばこの匂い感じながら歩く

自動販売機でココアを選ぶ指の荒れ

自由律俳句 #318

自由律俳句 #318

違法駐輪を注意する人の息が白い

知らない祝日がある

水からお湯に変わるのを感じる手