カズタカ

自由律俳句を少しずつ、つくっています。デリケートにスキしてくれると嬉しいですし、感想な…

カズタカ

自由律俳句を少しずつ、つくっています。デリケートにスキしてくれると嬉しいですし、感想などいただけると嬉ションがジョバジョバ出ると思います。

マガジン

  • 自由律俳句集ワ「飛花落葉」

    自由律俳句のまとめ⑬

  • 自由律俳句集ヲ「五里霧中」

    自由律俳句のまとめ⑫

  • 自由律俳句集ル「理非曲直」

    自由律俳句のまとめ⑪

  • 自由律俳句集ヌ「一敗塗地」

    自由律俳句のまとめ⑩

  • 自由律俳句集リ「寡聞少見」

    自由律俳句のまとめ⑨

最近の記事

自由律俳句 #332

火照り損の身体が空調で冷えていく 一円の金も動かさず銀行から炎天下に出る 消去法でアイスを選んでいる

    • 自由律俳句 #331

      打ち水にはしゃぐ犬にぶつかられる 目標にしていた自販機に飲みたいものが無い 昔やったゲームの歌が流れ時空が歪む

      • 自由律俳句 #330

        ペットボトルの蓋を開けられない父を見る 列の乱れを修正しようと立つ人がいる 猫に見られながらばら撒いた小銭を拾う

        • 自由律俳句 #329

          膨らませることをあきらめた子どもが捨てた風船だ 祝われたくないが祝われると嬉しい 曲がった先の風景はもう知っている

        自由律俳句 #332

        マガジン

        • 自由律俳句集ワ「飛花落葉」
          25本
        • 自由律俳句集ヲ「五里霧中」
          25本
        • 自由律俳句集ル「理非曲直」
          25本
        • 自由律俳句集ヌ「一敗塗地」
          25本
        • 自由律俳句集リ「寡聞少見」
          25本
        • 自由律俳句集チ「一寸光陰」
          25本

        記事

          自由律俳句 #328

          野菜の葉が残ったカゴを避ける 膝小僧から血を流し笑っている 月に煙を吹きかけ歩く

          自由律俳句 #328

          自由律俳句 #327

          おそらく泣いていた人と路地ですれ違う 水風船で遊んだ跡だけがある 子どもが持つハーモニカが大きく見える

          自由律俳句 #327

          自由律俳句 #326

          寄って集ってついばんでは捨てられる春 知らないカップルの仲直りをバスで見届ける しばらく待ったのち「デザートもう大丈夫です」と告げる

          自由律俳句 #326

          自由律俳句集ワ「飛花落葉」

          自由律俳句#301から#325までをマガジンにまとめました。 帰り道、なんとなく真っ直ぐ帰りたくなくて、 喫茶店に入ったり公園のベンチに座ったときなどに 眺めていただけると幸いです! そして今までにまとめたマガジンはこちらです! 相当ヒマだけども横山光輝三国志全60巻を 読むほどのヒマではないときなどに 眺めるとよいのでは!?

          自由律俳句集ワ「飛花落葉」

          自由律俳句 #325

          錆を血痕に見紛い驚く夜道 喫煙所のヒエラルキーの外に居る 泣きながらも炒飯作る

          自由律俳句 #325

          自由律俳句 #324

          供養が必要になり線香を買う あるはずもない糞が匂った気がする 余ったドッグフードの貰い手がいない

          自由律俳句 #324

          自由律俳句 #323

          床屋のラジオで深刻なニュースを聞く 子どもがジュースで残雪に色を付けている CM通りに作ってちゃんと美味しい

          自由律俳句 #323

          自由律俳句 #322

          更地になると悲しいほど狭い 色のない入院病棟を歩く 珍しいパンだというが普通だ

          自由律俳句 #322

          自由律俳句 #321

          廃屋に着付け教室の看板 まだ食べ盛りだと思われている 人狼に誘われただけで緊張する

          自由律俳句 #321

          自由律俳句 #320

          放屁でおさまった痛み 夢の中で初雪 疲れ切った身体で雲を呑む

          自由律俳句 #320

          自由律俳句 #319

          落としたマフラー上からずっと見ている 上着に付いたたばこの匂い感じながら歩く 自動販売機でココアを選ぶ指の荒れ

          自由律俳句 #319

          自由律俳句 #318

          違法駐輪を注意する人の息が白い 知らない祝日がある 水からお湯に変わるのを感じる手

          自由律俳句 #318