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自由律俳句集リ「寡聞少見」

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自由律俳句のまとめ⑨
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記事一覧

自由律俳句 #225

地蔵が邪魔だ 曜日の感覚が無いふりをする めくるカレンダーが軽い

カズタカ
3年前
9

自由律俳句 #224

胃カメラ帰りにごほうびを買う 自動ドアの開いたパチンコ屋から冷気 花火の音だけで飲む

カズタカ
3年前
11

自由律俳句 #223

一睡もできず土砂降りの外に出る 落ち葉でも踏んだと思い込む まったく覚えなく汚れた靴

カズタカ
3年前
11

自由律俳句 #222

体操を終えた老人たちが三々五々 川を見ずに橋を渡る 猫が躊躇する高さだ

カズタカ
3年前
9

自由律俳句 #221

話し始めて一分で自分に酔っている 野菜かお菓子かで悩む 物置を開けたらゲイラカイト

カズタカ
3年前
15

自由律俳句 #220

誕生日まで知っていると言えなかった あの人にバカと言われたい気分 麺をふやかして捨てられ…

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #219

殺意の無くなった暑さ 撃ったら割れそうな月 マスクの隙間からほくろが見える

自由律俳句 #218

すでにお目こぼしに期待している 見切り品にならず片付けられた 看板のキャラクターが逆光で…

カズタカ
3年前
7

自由律俳句 #217

二箇所つらければ満身創痍 寄ってたかって蟹をばらす 錠剤の名前で検索する夜

カズタカ
3年前
12

自由律俳句 #216

子どものほうが難しいクイズを出している 指の骨を鳴らすたびに見てくれる赤ちゃん 軍手を外…

カズタカ
3年前
15

自由律俳句 #215

寝ている間に秋になったのか かけ忘れた七味を捨てる 割り箸の割れ方でもう帰りたい

カズタカ
3年前
11

自由律俳句 #214

小雨くらいなら大歓迎の帰り道 とうにフローリング掃除に興味がない犬 許可まで取ってブライ…

カズタカ
3年前
7

自由律俳句 #213

いちいちわさびの有無を確かめている 一度も効き目を実感してない軟膏をまた買う 虫が這い出…

カズタカ
3年前
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自由律俳句 #212

自転車のタイヤとアスファルトがくっついてしまいそうだ なにを熟考していたのか忘れる 四の五の言わずにロキソニン売ってくれ