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自由律俳句集チ「一寸光陰」

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自由律俳句のまとめ⑧
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記事一覧

自由律俳句 #200

枯れても飾ってあるカーネーション 間違っても輪廻したくない 目くばせの意味がまったく解ら…

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #199

おいしくないがもらえて嬉しい たちどころに独りになった 歯の治療が終わればなにもかもうま…

カズタカ
3年前
8

自由律俳句 #198

いま席を譲る勇気を出している学生 若者が加齢臭の話をしている 通学ヘルメットの被り方がグ…

カズタカ
3年前
8

自由律俳句 #197

朝まで死んでみる 奇跡なんてそこらじゅうで アスファルトが乾いていくのを感じながら歩く

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #196

もう居ない誰かが並べた石 干物の匂いに高揚する 落とし物を教えて睨まれる

カズタカ
3年前
12

自由律俳句 #195

水溜まりの太陽を跨ぐ マスクを浮かせて風を通す 外観にパン屋とわかるヒントが無い

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #194

骨も関節も喜んでいる 悟りを開いたわりに好き嫌いが多い 一生押さないボタンのほうが多い

自由律俳句 #193

地面に落ちたアイス犬も寄らない それ以上脚を広げないでほしい スケボーに座ってコーラを飲…

カズタカ
3年前
12

自由律俳句 #192

ドリンクバーから居なくならない若者たち 喫煙所の椅子ぜんぶ濡れている 床屋から飛び出して…

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #191

お互い太っていて笑う再会 芝が刈られたところだけで遊んでいる 久々に五体満足のマネキンを…

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #190

一番聴かせたい曲は次の次 中華屋の朱色が落ち着く 昼夜の境目がなくなっていく

カズタカ
3年前
10

自由律俳句 #189

紫のスニーカーだけが印象に残った もうあのフェンスの穴はくぐれない 汚いベンチだけ空いて…

カズタカ
3年前
9

自由律俳句 #188

犬に尻尾で返事される 本当にさび抜きか確認している 日なたでバスを待つ朝

カズタカ
3年前
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自由律俳句 #187

帰って自炊してまだ明るい 花を避けて歩くようになった公園 棚卸業者のあいさつに背筋が伸びる