何で会社をやっている?
世の社長さんよう。
社員さんとの関係はうまくいっているか?
互いに信頼し合い、相互扶助の関係になれているか?
「もちろんです!社員さんは、全員家族だと思っています。社員さんなくては、ウチの会社はまったく成り立ちません。苦しい時もあるけれど、それもみんな共有して、話し合って、前に進もうとしています。私自身も未熟な人間なので、社員さんからたくさんの事を日々学ばせてもらっています。感謝です。」
「いやあ、あり得ないでしょ。社員はすぐに辞めるし、働かないし、嘘をつく。基本、信用してませんよ。給与払った分はしっかり働いてもらわないと困ります。ウチもボランティアで会社やってるわけじゃあないんでね。」
「社員との関係はあまり良くありません。会社が今の有事で厳しい状態なので、給与も減らさなければならなくて。事情を察して自分から辞めていってくれるといいんですがね。日本じゃあ、会社が社員の解雇するのは難しいんです。あ、しっけい。これからゴルフの接待があるんで…。」
「ウチはベンチャーなので、夢に共感できる社員を採用しています。若いメンバーが多いので、社内も活気がいいですよ。ほら!みんな生き生きしてるでしょ?でも、辞める社員も結構多いんです。ガンガン行くのでスピードについていけないんだと思います。でも大丈夫です。たっぷり投資も受けて資金も潤沢にあるので、採用もガンガン掛けてます。辞めたら補充すればいい。ウチ世界一を狙っていますから休んでる暇なんてないんです!」…。
世の社長さんよう。
お主の会社は、何のために存在しているのか?
何で会社をやっている?
何のために?
カネか、実績か、社会的地位か、生活のためか、それとも自分の欲を満たすため?
会社を継ぎ生き遺すため?
地域のため?
社会のため?
お客さんのため?
社員さんのため?
ただ何となく?…。
まあ、どんな目的であろうと、今の現状は如何に?
会社をやっていて人生充実しているか?
遣り甲斐はあるか?
生きがいに感じているか?
社員やお客様、地域や社会を幸福に出来ているか?
会社は誰のものか?
会社とは一体何なのか?…
この世の経済は、「会社」によって成り立っている。
しかし、その中身はどうか。
社長さんたちの胸の内を覗いてみると、この先の世は、余程改心せぬば、良い方向に再生することはない。
会社は天からの預かりもの。
社長の所有物ではない。
従って、社員との関係もしかり。
その基本を蔑ろにする者は、あっという間に梯子を外される。
そう。
全部心の内も天から見られている。
それだけ責任が重く、遣り甲斐があるということを今一度推して知るべし。
そのことを社長の端くれとして肝に銘じ、未熟さを自覚し、謙虚に正直に、世のため人のために尽くします。
有難う御座います。
幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者