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仕事の意欲が失われる心理メカニズムを解説

私は医療従事者として、対人援助職に関わってきたからこそ
以下の問題を取り上げてみようと思います。

世の中には、「人のため」という偽善で
人をコントロールしようとする輩がいます。
コントロールとは暴力の事であり、正義の皮を
被った心理的暴力は主体性や感性を失わせます。

そこに創造性を介在させる事ができず「わがまま」
と見なされるわけです。結果的に、いくら仕事で頑張った
としても報われなく疲弊してしまうのである。

その様な社会的背景から生まれた病理として
燃えつき症候群」があります。


燃えつき症候群とは??

1970年代に,フロイデンバーガーによって提唱された概念。
理想に燃え使命感にあふれた人を襲う病」とも言われています。

主な特徴は3つ

①情緒が消耗してしまう
②冷笑的な態度となる
③達成感の低下

「あしたのジョー」の真っ白に燃え尽きた状態をイメージしてみましょう。


社会的背景(引用文献)

アメリカ労働者は、急速に地域などのコミュニティに切り離され孤立を深めています。他方職場では職務の達成とそこから得られる報酬に躍起になっています。つまり、一方で高いレベルの職務をこなし、他方ではその欲求不満を解消するための資源が与えられていないというアンバランスが存在するのです。まさしく、完璧な「燃えつき症候群」の条件を満たしているといえるでしょう。(ファルバー,1983)
ヒューマン・サービス従事者と燃えつき症候群が注目され始めた原因は、
社会における個人主義の浸透である(チェルニス,1980)

「個人主義」とは都市化傾向によってどこの馬の骨とも分からない人たちと過ごす事で、「頼れるものは自分自身」という考えが
台頭してきた背景を指します。

もっと簡単に言ってしまうと独立を尊重する考え方を「個人主義」と
意訳する事も出来ます。

故にヒューマン・サービスの需要は拡大し、人々の要求が増大する一方で
負担に耐えきれずストレスを訴える人が出てきたのである。


実例の紹介

Aさんは、急性期病院で働くベテラン看護師だ。
彼女は、医師の補助役として共に手術室に立ち
多くの患者様を救い「やりがい」も感じていた。

彼女は、結婚も間近にせまっていた事もあり
業務量が比較的穏やかな維持期の病院に環境を移したのである。

すると不思議な事に、当時の気力は大きく失われ「心の消耗感」や
うつ症状」が認められたのだ。しかも慢性的に続き、結婚所ではない所まで進行したのである。

何故彼女にこの様な悲劇が生じたのでしょうか????


私が考える仮説!!

まず、彼女にとって手術室で与えられる役割が全てだったのかもしれません。良くも悪くも、周りの全てを管轄できたあの心地よい感覚に依存していたのだと推測されます。

職場に依存し「それだけが自分の生きる意味」だと無意識
に定めていたのかもしれません。

集団でのみでしか自己の役割を見出せない心の在り方
が要因であったと考えられます。

つまり「自我同一性の拡散」が生じていたのでしょう。

また、結婚相手との仕事仲間との関係性も非常に疑問が残ります。
フラストレーションを解消する社会資源
そもそも彼女にはあったのでしょか?

仕事一筋で生きてきた彼女の軌跡を振り返った時、
実は彼女は孤独であったのかもしれません。

燃え尽き症候群は「性格」や「性差」等の
関連が指摘されていますが、
「本音で語れる人間関係の存在」も強く関与していると言われています。

つまり
ソーシャルサポートの不足
        が要因と考えられるでしょう。

ちなみに・・・

健康行動コーチングではこの様な
燃え尽き症候群に対しても十分に対応ができると考えています。


何故なら、社会的役割や属性(名誉・資格)を
除いた時に「私は何者か?」という疑問に
答えられるようになるからです。

自己(セルフ)とは、属性を取り除き自分に残ったものです。

セルフを意訳すると「自己哲学・存在・基本」ともいえます。

「自己哲学」を基に可能性を最大限に生かして取り組む態度を
自己実現」といいます。


私の提供するカウンセリング・コーチングは
自己実現」のための心理支援であります


結論として

仕事で何か辛い人は以下の質問を考えてみましょう!!

「仕事で「人のため」と我が物顔で語る私の行動動機は何でしょうか?」

依存」がもたらす仕事は「燃え尽き症候群」をもたらすでしょう、、

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