【安定指向型】人生100年時代を生き残るための自己理解-キャリアアンカー編

兼若勇基 Yuki Kanewaka

2023年3月12日 22:55

「誰もがミッションを楽しく語り、共に実践する世界を創る」

ミッションフルプロデューサーの兼若(かねわか)です。

ミッションを作る上での、ファーストステップは「自己理解」。

そこで、自己理解を効率的に進めるための、「キャリアアンカー」の使い方を解説しています。

人生100年時代でなぜ自己理解が重要か？

人生100年時代には、今まで以上に変化のスピードが速くなり、多様な価値観やライフスタイルが存在します。

そんな時代においては、自己理解をした上で、世の中を観察し臨機応変に行動することが、ますます重要です。

自己理解するためには、キャリアアンカーを受講し、自身のタイプについて理解すること大切になります。

今回取り上げるタイプは「安定指向型」。

・定義
・特徴
・活用方法
・仕事でのあるあるな失敗
・人間関係でのあるあるな失敗
・現代での適職
・10年後での適職

をご紹介します。

安定指向型の定義

安定指向型キャリアアンカーは、経済的な安定性や定年までの安心感を求め、安定した職種や組織に身を置くことを重視するキャリアアンカーです。

安定を重視するため、転職やキャリアアップよりも、現在の職場でのスキルアップや経験の積み重ねに重点を置きます。

特徴

3つの特徴を以下に紹介します。

経済的な安定性を求める
安定指向型キャリアアンカーは、経済的な安定性を重視するため、安定した収入や福利厚生、定年までの雇用保障などを求めます。
組織や職種に忠実である
安定指向型キャリアアンカーは、組織や職種に忠実であるため、長期間同じ組織や職種で働くことが多いです。

そのため、同じ職場でのスキルアップや経験の積み重ねに重点を置きます。
変化やリスクを避ける
安定指向型キャリアアンカーは、変化やリスクを避ける傾向があります。

そのため、安定した環境や職場で働くことが多く、転職や起業などのチャレンジを避ける傾向があります。

活用方法

3つの活用方法を以下に紹介します。

組織や職種の安定性を重視した転職活動を行う
安定指向型キャリアアンカーは、安定性を重視するため、組織や職種の安定性が高い転職先を選ぶことが多いです。

そのため、自分に合った安定した職場を見つけるために、求人情報や人材紹介会社を活用すると良いでしょう。
現職でのスキルアップやキャリアアップを目指す
安定指向型キャリアアンカーは、現職でのスキルアップやキャリアアップに力を入れることが多いです。

そのため、研修やセミナー、プロジェクト参加などの機会を積極的に活用することが大切です。
資産運用や副業などで将来の安定を見据える
安定指向型キャリアアンカーは、将来の経済的な安定を見据えて、資産運用や副業などの手段を活用することもあります。

自分自身が持つスキルや趣味を活かした副業を行うことで、将来の安定を確保することができるかもしれません。

仕事であるあるな失敗

陥りやすい仕事でのあるあるな失敗を以下に紹介します。

新しいことに挑戦しない
安定指向型キャリアアンカーは、変化やリスクを避ける傾向があるため、新しいことに挑戦することを避ける傾向があります。

しかし、職場の状況や業界の動向が変わった場合、新しいことに対応できる柔軟性が求められることもあります。
スキルアップを怠る
安定指向型キャリアアンカーは、現職でのスキルアップやキャリアアップに力を入れることが多いですが、それにあまり意欲的でない場合もあります。

そのため、自分自身のスキルアップに取り組むことが大切です。
組織の都合に流される
安定指向型キャリアアンカーは、組織や職場の都合に流される傾向があります。

そのため、自分自身のキャリアプランを見据えて、自己啓発やスキルアップなどを行うことが大切です。

人間関係であるあるな失敗

陥りやすい人間関係でのあるあるな失敗を以下に紹介します。

他の人との関係性を築かない
安定指向型キャリアアンカーは、長期間同じ職場で働くことが多いため、他の人との関係性を築くことを怠る傾向があります。

しかし、人間関係が悪化すると職場でのストレスや不安が増え、キャリアアップにも影響を与えることがあるため、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
自分の意見を言えない
安定指向型キャリアアンカーは、組織や職場に忠実であるため、自分の意見を言えないことがあります。

しかし、自分自身の考えや意見を伝えることができる人材は、職場での信頼性や評価が高まることがあります。
コミュニケーションの不足
安定指向型キャリアアンカーは、仕事に集中するために、コミュニケーションの時間を削ることがあるため、コミュニケーションの不足が生じることがあります。

しかし、コミュニケーションを取ることで、職場での問題解決や業務の効率化が図れることもあります。

現代での適職

現代社会で適した仕事を以下に紹介します。

官公庁や地方自治体などの公務員
公務員は、経済的な安定性や定年までの安心感があるため、安定指向型キャリアアンカーにとって適した職種の一つです。
医療関係の職種
医療関係の職種は、人手不足のため、需要が高く、安定した雇用が期待できるため、安定指向型キャリアアンカーにとって適した職種の一つです。
一般事務や営業事務などの事務系職種
事務系職種は、安定した雇用が期待できるため、安定指向型キャリアアンカーにとって適した職種の一つです。

10年後の未来の適職

10年後の適した仕事を以下に紹介します。

管理職やリーダー職
安定指向型キャリアアンカーは、長年にわたって同じ職場で働くことが多いため、その分野での経験や知識が豊富です。

そのため、その知識や経験を活かして、管理職やリーダー職に転身することができるかもしれません。
フリーランスや起業家
安定指向型キャリアアンカーは、自分自身のスキルや知識を持っていることが多いため、フリーランスや起業家になることも考えられます。

自分自身で仕事を見つけて、自分自身の時間を管理することができるため、ストレスが少なくなるかもしれません。
教育関係の職種
教育関係の職種は、人材不足のため、需要が高く、安定した雇用が期待できるため、安定指向型キャリアアンカーにとって適した職種の一つです。

また、自分自身が持つ知識や経験を生かすことができるため、自己実現ができるかもしれません。

おわりに

安定指向型キャリアアンカーは、変化やリスクを避ける傾向があるため、新しいことに挑戦することや、自分自身のキャリアプランを見据えることが苦手な人が多いです。

しかし、人生100年時代においては、職場や業界の状況が変わることがあるため、柔軟性や新しいことに対応する力が求められます。

自分自身のスキルアップやキャリアアップ、資産運用や副業などを通じて、将来に備えることが大切です。