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アドバイスおじさんに要注意 No.724

今週は会社内でリーダーが行うべきコミュニケーションの中でよくある間違いを参考にしながらコミュニケーションについて書いていきます。

昨日はリーダーがどのような態度を取ればよいかという時に大切な「常に〇を出し続ける」という内容についてまとめました。

リーダーはメンバーの態度によって自分の態度を変えることなく、ブレない姿勢で付き合っていくことが大切です。


今日はアドバイスのしすぎに注意という内容です。

私も40代ですが年齢が上がれば上がるほど、人との会話の中でついアドバイスをしてしまいます。50代以上の男性は聞かれればほぼアドバイスをすると考えても良いと思います。

アドバイスとは自分がやってよかった経験談を伝えるので一言でまとめると「自分の成功体験からくる事例紹介」であったり「個人的な成功自慢」であったりします。

この内容が相手のためになる時もあるのですが、当てはまらない時も多くあります。おじさんは相手のためになっていなくても持論を展開し話が長くなるので要注意です。


皆さんも思い当たるかもしれませんが、会話の中で問題があった時に「自分の専門分野ではないけどとりあえず自分の経験から答えを出す」という回答をします。

専門分野でないので全く的外れな答えしかできない時でも、自分の役職が上がれば上がるほど的外れでもアドバイスをしてしまいます。

年齢が上がるとあまり的確でないアドバイスをした上に「まあ頑張ればなんとかなるので、一生懸命取り組みなさい」などと、まったく意味のない事を追加して話を終わります。

メンバーもそうやって言われると「ありがとうございます」としか返すことが無くなり、その人には今後アドバイスを求めることが無くなります。それでも何か会話の途中でアドバイスをしたがるのが50代以上の男性の特徴です。

男女の違いの話でよくあるのが、男性は解決策を求め女性は共感を求めるとありますが、社内でもリーダーにとって大切なのはまずは共感する事です。

いきなり的確でないアドバイスをするのではなく、まずは相手が何を言いたいのか、どのような問題があるのかを正しく把握し、相手の主張に対して共感します。

その上で自分が的確な解決策を持っていれば、それを伝えるようにします。

自分が解決策を持っていないのであれば、まずは相手の考えに対しフィードバックを行います。

フィードバックとは相手の意見に対して自分の個人的な感想を伝えることで、そこに解決策は入っていません。「私はこう感じた」ということを伝える事です。

その上で、もしアドバイスをするのであれば「アドバイスさせてもらうけどいいかい?」と伝え、これがベストアンサーではない可能性も伝え、解決策の一つを伝えればコミュニケーションは良くなります。

そうすることでメンバーは「話を聞いてくれた」という安心感が残り今後も何かあれば相談に行くことになります。

そしてリーダーは答えられなかった分野に関してはしっかりと知識をつけて次聞かれたときは的確な返事が出来るようにします。

望んでいないアドバイスばかりするリーダーにならないよう気をつけて、社内のコミュニケーションを良くしていきましょう。

今日の一言
的確でないアドバイスを乱発しない
成長するための実践行動
・アドバイスをする時は相手にアドバイスをすることを確認して行う
・自分の成功体験だけでなくしっかりと解決策になるかを確認する
・アドバイスよりも共感できるように意識をする



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