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考えていること

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。
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フリーランスで生きていくために考えていること(しゃべる日記)

フリーランスで生きていくために考えていること(しゃべる日記)

ツイッターのスペースで「フリーランスで生きていくために考えていること」というテーマでひとりでしゃべった録音の前半18分をnotttaで文字起こしし、少し修正し、ちょっとだけ文脈を補い、自分で小見出しつけて記事にしてみました。

修正したのはちょっとした漢字間違いくらいで、あまり修正もなかった。nottaが優秀なのか、わたしのしゃべりが優秀なのか。しゃべって録音して記事化できたら、更新のハードルが低

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ホームページをどうしたいのか問題。

ホームページをどうしたいのか問題。

京都の八幡市のデザイン事務所「包むデザイン」の代表のつむさんと知り合った。雑談をしているうちに、ホームページを作るって、そもそも何のために作りたいのか、ということから考えないといけない、ということに気がつくことができた。

わたしは何のためにホームページを作ったのか、ということを自分に問うてみたら答えが出なかった。最初(20年くらい前)はホームページを作ることが楽しくて、htmlを覚えて、ちまちま

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小説家であり続けるために、何を書くか考える

小説家であり続けるために、何を書くか考える

このタイトルに嫌な気持ちになる人は多いと思う。わたしもつい数日前までそうだった。小説を書く人は、内から湧き出る切実な自分の書きたいことがあって、それを書くべきだと思っていた。

自分には書きたいことはないと言い切るベストセラー作家は案外たくさんいて、小説に対する真面目な態度ではない気がして、こっそり嫌だなと思っていた。わたしが嫌だと思おうが、そうでなかろうが、本が売れている。すなわちたくさんの人に

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理系ライターという生き方

※この原稿はわたしが所属する理系ライター集団チーム・パスカルのメンバーによる「理系ライターという生き方」という本の一部として2017年に書いたものを2020年のわたしが加筆・修正したものです。「理系ライターの生き方」全文はチーム・パスカルのHPから読めます。

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 自分は他の人とは違う特別な人間なのではないか。そんな思いに取

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博士号もちで小説家のライターはどんな仕事ができるのか

博士号もちで小説家のライターはどんな仕事ができるのか

ライターになって初めての仕事は、理系ライター集団チーム・パスカルが取材・執筆・編集をまるっと請け負っている国立大学附置研究所インタビューシリーズの取材・執筆でした。鳥取まで取材に行って、研究者の話を聞いて、一般の人が読んでもわかりやすく、かつ、研究の面白さも深く伝えつつ5000~10000字の記事にまとめる超ハードな仕事。今でもこのシリーズは苦戦しまくりの難易度高いお仕事なので、初仕事で洗礼を受け

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小説とライター仕事の文章の違い、その理由

小説とライター仕事の文章の違い、その理由

先日、京都在住ライター江角悠子さんの主宰する「ライターお悩み相談会」のゲストで呼ばれていろいろ話してきました。少人数のアットホームな同業者の会だからこそ言えるあれこれ。お悩み相談というより情報交換会のような。楽しかったです。※写真、左から2番目です。(場所:下鴨デリ)

この中で、小説とライター仕事の文章の違いや書くときの違いはなんですか、という質問があって、こんな風に答えたのでした。

「小説の

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