見出し画像

気持ちと思考がほぐれるおすすめ本 10選

仕事柄お客様から「おすすめの本があったら教えてください!」と聞かれることが度々あり、思考と気持ちがほぐれるというテーマ設定をしておすすめの本を選んでみました☕️🌿

心理学・経営学・組織論・倫理学・マネジメント論・エッセイ・小説とジャンルレス、10選と言いながら番外編を2つ追加しておりますので、通りすがりの軽い気持ちで読んでいただたらと思います。


その1 『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

世間や他者からの見られ方を気にして、本心が分からなくなったり本心に従って生きられていないときに読んでほしい本。他人の評価を気にしていると他人の人生を生きることになってしまうこと、他者から嫌われることを恐れないと自分の生き方を貫くことはできないことに気づかされる。

その2 『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII』

人は一人では生きていけないという原則の元、他者に強要することはできない愛と尊敬をまずは自分からはじめることで、運命は自らの手で作り上げることができると気づかされるような内容。「与えよ。さらば与えられん。」

番外編 『愛するということ』

愛とは技術であり、自ら踏み込み与える能動的な活動であると知ることができる内容。『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』『愛するということ』のこの3冊は最強の勇気シリーズ。何事も勇気からはじまる。


個人的にはその3以降が特におすすめなので、もしここまで読んでくださっている方はもう少し読み進めてくださいませ🍨✨

その3 『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』

仕事の悩みに対して著者が答えるというQ&A形式の本。答えは一貫して「好きなようにしてください。」なのだが、その後展開されるユーモアと皮肉と正論で成り立つ余談が最高に面白い。結局は好きにしたらいい。

その4 『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』

「わかりあえなさ」をナラティブ・アプローチによる対話から、相手のナラティブを理解し、自分のナラティブとの間にある溝に橋を渡していくことで他者と協調していくという内容。「わかりあえなさ」を解消するためには、まず自分から相手をわかろうとすることからはじまると気づかされる。

その5 『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』

贈与とはお金で買うことができないもの及びその移動のことを指している。贈与は受け取ることなく開始することはできず、贈与は与え合うものではなく受け取り合うものと書かれていて、アドラー心理学の「与えよ。さらば与えられん。」の考えとは異なるが、世界の成り立ちの理解が深まる本。

その6 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

家にある本の中でも一番ボロボロになるほど今まで何度も読んできた本。
組織の出発点は顧客であること、顧客から組織を定義することなど、当たり前のように思えて忘れがちなことが書かれている。「マネジメントに必要な唯一の資質は真摯さ」と書かれており、私自身チームをマネジメントをする際はその真摯さに込められた意味を一番大切にしたいと思っている。

その7 『月と散文』

又吉直樹の思慮深さと世の中に対する観察力と着眼点によって、憂鬱な感情とその実感が生々しく書かれており、最高にセンチメンタルになれる本。期待と落差を受け入れて生きる心構えを学べる。

番外編 「バッドエンドはない、僕達は途中だ」 平成29年度近畿大学卒業式

又吉直樹といえばこの動画はどうしても紹介しておきたい。自分が惨めに思え、現実から目を背けたくなるときに観てほしい。自他ともに自分を期待する前に、一度自分を疑っておくことを提案してくれている。

その8 『よみがえる変態』

自分の欲に忠実で、それが故に不恰好で恥を晒すことになりながらも自分の人生を生きている星野源の生き様が最高に格好いい。本の内容は、終始くだらない。くだらなすぎて、悩んでいることがどうでもよくなる。

その9 『カラフル』

上手くいかないことや理不尽なことが続き、もうダメだ、今回こそ腐ってしまうと思うときに読んでほしい本。読み終える頃には、支えてくれる人の存在を思い出し、自分で自分を縛ることなく、もう少ししぶとく生きていこうと思える。

その10 『その日のまえに』

3年前に祖父が亡くなった。当時コロナ禍にも関わらずに病院側の配慮のおかげで親戚一同で祖父の最期の瞬間を見届けることができた。「その日」から3年経ち、私も親戚たちもそれどれの人生を歩んでいる。
この本からは、死の前に誰しも平等であることと人間の強さに気づかされる。

以上です。

おすすめの本を紹介していくうちに持論や実体験も書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった方の何かしらのお役に立つことができていれば嬉しいです🌿

宮田果奈