Tetsuro Kato

Ka na ta designer Twitter @kanatadesign Instagram @kanatadesign

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    Coci la elle と Ka na ta

    お久しぶりすぎて忘れ去られているかもしれません。 Ka na ta ではないこと。それが初めてのことなのでここに言葉を落とそうと思いました。 7月23日、新しい服の発表があります。 コシラエルとかなたで作った服。 コシラエルは、傘をずっと作っていて、僕の自宅にも2つのコシラエルの傘がある。雨の日、コシラエルの傘は空になる。その小さな空を見上げては、綺麗だと何度思ったことか。 7月1日、コシラエルのちかちゃんから生地が届いた。 掛川市、福田織物が丁寧に織り上げた綿の

      • わたしはないの

        服を脱げば わたしがあると 服を着れば わたしになると 思っていたのです 思っているのですが 見つからないの とてもわたしが ことばを 吐くの あなたに 挿すわ いつも こころは 追いつかせるの 見つからないよ とても あなたが 誰かの 見る が わたしを 刺すの こわくなるけどね すべてを 脱ぐの 残った 水い 塊が からだの 涙 戻ってゆくのです どこに戻ればいいかな 戻ってゆくのです どこに戻ればいいかな 戻ってゆくのです

        • かなた 無謀な初めての歌

          明けましておめでとう。ここに言葉を落とすのも、ずっと以来だ。 みんな生きてますか? 2019年のことは話さない。いつか話せる時が来るかもしらんし、きっと忘れることもできる。 ずっと旅館を作ってきた。かれこれ、ずっと初めてのことをしている。服だけ作ってればいいんだよ、お前は。あの日、売れない芸人に言われたことを時々思い出す。 でもそうすると、きっと服を作れなくなってしまうから、そうやって生きている。 初めてのこと。いつだって僕は無謀で、無謀だ。しばらくキチムに会ってい

          • ふ安定を集めるの

            5月26日が終わって5月27日になりました。 ぼくの命がしてきたことについて、考えている。 大きなソファで横になったら昼間に出た、今はもういない汗の残骸を首筋に感じた。きっとそれを集めて舐めればしょっぱいんだろう。 生命から出る残骸っていうのは大体、塩が水に溶けているから海水なんだ。涙も汗も鼻くそも。ぜんぶ海の水なんだ。水だけがどこかに消えて、皮膚の上には塩分だけが残るんだ。しょっぺーな。 海は広いからわからない。青い海も、赤い海も。 そうだ。不安定を集めちまった。

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          • Ka na ta
            Tetsuro Kato

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            苦しさについて

            年を越して、色んな事が起きた。 誰かが苦しんでいて、その誰かが苦しくなくなるようにしたら その隣にいる誰かが苦しくて 今度はその誰かが苦しくないように、しようとした。 なんとなく、それらの誰かが笑顔になったら 今度は、全く別の角度から、苦しい、と声にならない声が聞こえた。 大切な人のくるしいは、くるしくない、にできるならしたい。近い場所だったらとくに。 そうやって生きてると、ぼく苦しい。なることは、いつもどおりだから気づかない。 自分のくるしいを流す術はずっと

            Ka na taの2019年について

            結局おはようございます。 おやすみなさいを言うつもりだったのに身体が一向に動かない。毎日コテを握って壁を塗っているせいで、右手がずっと痺れている。 昨日かなた旅館の客室の壁を塗り終わった。左官は水を理解しないとうまくいかない、と職人が言っていた。まさか。まさに。 沢山失敗して悔しくて、夢の中でも壁を塗っていた。でも最後には、良き壁になった。そこで過ごす人を包むものだから、布を作っている気がした。 春ね。夏もきます。まだ皮膚が日差しに慣れていないけど。 今日5月17日

            皮膚をください

            午前2時を超えた。 アトリエでミシンの音が聞こえる。縫製のくまちゃんが踏んでいる。 パターンを触る音は紙の味がする。 じゅんきが新しい服のパターンを作っている。 ずっと見たかった景色が、やっとさっきみえた。 やっとさっきみえたんだ。 沢山のいろんなことを無視してやっと見つけたのは、 彼女から彼女を無くす方法について。 12月を超えて発表の19日まで2週間を切った。毎日新しいトワルを作っては捨てる日々が続いていた。 どれだけ考えても、何千回とピンを打っても、結

            SHOW by Ka na ta 2018 の詳細

            SHOW by Ka na ta 2013年 飴屋さんと 新宿三丁目どん底にて 2014年 西日暮里のプールにて 2016年 吉祥寺キチムにて かなたのえんげき そして 2018年 12月19日-21日までの3日間 吉祥寺キチムにて ショーをすることにしました。 【SHOW by Ka na ta 2018】 " I are a body " 日時  19時 open  19時40分 start 12月19日   Day 1     "トワルチェック" 

            あずさ

            あと少しであずさが上諏訪に到着する。 あずさじゃない。この子はスーパーあずさだった。 僕は松本に向かっている。北陸新幹線に続いて、あずさにも全ての座席にコンセントが装備されている。 みんな充電がしたいんだ。 あと少しで屋根が完成する。今日は一日かけて掃除をした。ほんとうに丸一日掃除をすると、ちょっと洗われた気がして明日いいことあるかな、思ったりした。 あと少しでスーパーあずさが岡谷に到着。お出口は右側です。 後ろの席で誰かが上着を着て、その上からリュックを背負った

            11月3日

            台風が過ぎた。 晴れ。 背中の痛みが少しひいた。10月30日は中野サンプラザで過ごした。気づいたら10月31日の朝になっていて、目が覚めたら八王子に居た。 あの夜のことは話さないでおこう。 ふらふらになりながら東小金井の自宅へ。喉が枯れていた。屋根のない2階からブルーシートを眺めていた。綺麗、思った。 しばらくして松本行きのあずさに乗った。 茅野駅で降りた。かなたの店長の地元、茅野市は建築家の藤森照信の故郷らしい。駅にポスターが貼ってあった。屋根に植物が生えているあ

            Ka na ta 秋と冬の服

            おはようございます。月曜日の朝。 長野と東京を行き来して週末は新潟で壮平のライブがあった。 このツアーをみるのは2回目だけど相変わらず涙、流れしこと。明後日は中野サンプラザでツアーファイナル。 うた。 今日新作のトワルチェックをしたのち、東京に向かう。屋根があと少ししたらできる。 屋根が飛んだこと、歌になって大切な人たちがうたってくれたこと。 うた の 世界にはたくさんの大切な人がいて、 ふく の 世界にはそういう人がほとんどいない。 なんでかな。 やまが色

            暴風警報

            walking in the she. と、そうへいの歌を空耳して笑った。 前にブログを書いたのは 写真家の奥山の結婚パーティーの前日、千葉のホテル。 あの日の予告通りに暴風警報が発令した。 身体の調子を完全に崩して人生ではじめての抗うつ剤を飲むと、少し痛みが和らいで笑った。 まさか、たった一粒だけとはいえ、あの僕が抗うつ剤を飲む日が来るとは。 きっかけは台風24号だ。でもたぶんそれよりずっと前から何かがおかしくなっていたんだろう。おかしい場所は最初はおかしくない

            台風の目の中

            いま 自分がいる場所は 台風の目の中で あと少ししたら、もう一度暴風が吹くと分かっている。もう一つ分かっていることは台風の去った後は死ぬほど晴れることだ。 僕は千葉の勝浦にいる。10年前にのばらチャックさんの別荘にメリーと2人で泊まりに来たことを思い出した。いまは3人でここにいる。 ここに居てはいけないし、ここに居なくてはいけない。そういう不思議な1日を、見知らぬホテルで過ごしている。波の音が聞こえるような気がするし、風の音のような気もする。なんせ僕は台風の目の中にい

            台風24号で屋根が消えた日

            10月0日、東京にいる親友の宮崎から電話が鳴った。 厳密には10月1日、午前0時40分。 月末の慌ただしさを終えて、山に囲まれているおかげで台風の影響も感じない。ほっとして緩やかな眠りについてすぐのこと。 屋根が飛んだ。 東京にある僕の自宅に宮崎は住んでいる。宮崎が住む前には、Ka na taの東京の事務所として使っていた。その前はテニスコーツのたかしさんが住んでいた。それよりずっと前には、今はイタリアに住んでいる渡辺さんが住んでいて、渡辺さんの母親は二階のアトリエで

            半分、青い

            あお しろ まぜる 何? blue. ぼくが初めてきゅうに出したクイズの答えはblueだった。 今日空みた? きゅうは空を見上げると、 しろ あお まぜる。 晴れた空の色の言葉。 僕はこれが大好きで、なるべく毎日聞くようにしている。助詞はまだ教えないようにしている。 助詞のない言葉のつながりは、意味を複数にする。オリーブを含んで、含んだままワインを飲む。 酸味が混ざった、と思ったけれど、きっと違って、あか くろ まざる。が一番正しいんだと、思った。 金曜日

            のど飴30粒をのどへ

            きゅうから受け取ったウイルスがからだの中に浸透した。のどが痛いからのど飴を絶え間なくのどへ。熱は微熱。あたまくらくら。寝る、しかできないけれど、寝すぎたせいで眠れない。お風呂に入ってからだを温める。水に入っている時は蒸気が近いからかのどの痛みが少し柔らかくなる。すこし柔らかくなると安心して、また布団に潜る。ずっと雨が降っていて温度は11月の温度に似ているせいか寒い。 おはよう。日付が変わって9月28日、金曜日。光が強さ、もう9時くらいかな、思ってテレビを付けたら7時3分。毎