かなた旅館は土と糸へ
かなた旅館という旅館がありました。
それはKa na taの根元でもありました。
この場所を作ったことによって
この場所があることによって
Ka na taは かなたでいることができたのだと思います。
最後の展示会でも、かなた旅館はこの先どうなりますか、なくならないですよね、と何度も聞かれました。
結論から言うと、かなた旅館はすでにもうありません。
ありませんが、土と糸、という名前の旅館に生まれ変わっております。
旅館の運営はKa na taから、デザイナーの弟に引継ぎましたが
今までと変わらず母の手料理があり
そして、この先当面は、Ka na taが最後に作った服が並んでおります。
接客のない自分の部屋のような空間で、しっとりと、
いろんな服を纏ったり、流れる空気に身を寄せたり、美味しいご飯を食べたりしてほしいものです。
人生の隙間に、疲れ果てた日々のあとに、新しい始まりを迎えに、ぜひお越しくださいませ。
こちらが 土と糸のホームページとなります。
Ka na ta 加藤哲朗