それは“いるかホテル”から再びはじまる…/『ダンス・ダンス・ダンス』
私の中で再び幕をあけた『ダンス・ダンス・ダンス』、あぁ…これはやっぱり『風の歌を聴け』からのあのシリーズの続きだったか……。
記憶があやふやなまま、“あれは『羊をめぐる冒険』までじゃなかったっけ?(『風の歌を聴け』→『1973年のピンボール』→『羊をめぐる冒険』の三部作じゃなかった⁇)”とか思いながら、なんか調べるのはイヤで&ちょうど本屋にキレイな文庫があったから、そのまま買ったんだよな〜。そこで立ったまま、最初のページを捲りたくなかったんだよ。確認?したくなかったの。なぜなら……少し前から、“この『1Q84』の再読が終わったら、次は久々&いつぶり?の『ダンス・ダンス・ダンス』だ!”って心のどこかで思ってて、でもこれが例のシリーズの続きだってわかったら、私は順を追って読みたくなるから、でも今は、こういうときは、自分の直感に従って、順番なんか気にせずに、とにかくこの“久々&いつぶり?”の『ダンス・ダンス・ダンス』を読みたいんだ! 読む必要があるんだ! って、そういうことをしたかったから。だから、した。買った。
でも、最初のページでいきなり
よ
く
い
る
か
ホ
テ
ル
の
夢
を
見
る
。
なんだもん。思い出すよね、感じるよね。「あ、やっぱこれ、あのシリーズの続きだった…?」ってさ。で、気になるから&もう買った・読みはじめていたから、あらすじは読まないように注意して、ウィキペディアで調べた。チェックした。→「ハイ、続いてた〜!」
今作の「僕」も、下記の『鼠三部作』と呼ばれる物語の主人公と同一人物の「僕」だった。『風の歌を聴け』が1970年の「僕」で、『1973年のピンボール』はタイトルどおり1973年の「僕」、『羊をめぐる冒険』が1978年の「僕」。そしてこの『ダンス・ダンス・ダンス』は冒頭5ページ目に
一
九
八
三
年
三
月
の文字。……うん、続いてる。そして彼は、よく、いるかホテルの、夢を見る……らしい。夢の中で、「僕」は、そこに含まれている……らしい。そんなはじまり。再びの、出会い。
というわけで(確認してスッキリしたわ☆)、ここからは順番のことはいったん横に置いといて、この“久々&いつぶり?”の物語に、どっぷりと集中して浸りたいと思います♡
さぁて、どんな景色が私を待っててくれるかな♪ どんなものが、今のこの私の中を、通過していくだろう……???
楽しみ♡&楽しもう♡
そういう世界を生きている。
そうやって私は、私自身を、救い続けている。救い続けていく。
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“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆