思春期の私

最近、もしかしたら、私の思春期は『今』なのではないかと考えています。


私の思春期は一般的に想像される思春期とはちょっと違う思春期、だと思っていました。
若い頃は自分の生きる意味について考えていて悩んでいた、とどなたかのエッセイに書かれていた時、ちょうど思春期と呼ばれる年代だった私はびっくりしたことを覚えています。
自分の将来についても、ぼんやりとしたイメージを浮かべるだけで、あまり真剣に考えたことはありませんでした。
それから、恋愛にうつつを抜かしたこともありません。恋を自分の身で体験する前から山田詠美さんや中島みゆきさんの影響を強く受けていたせいか、自分の恋愛に関しても、そのまま受け入れて悩むことなどありませんでした。
自分の感情もどこか客観的に見ていたような気がします。


けれど今、自分の存在する意味について考えてしまうのです。何をするべきか悩んでしまうのです。将来に怯えてしまうのです。いつも近くにいてくれる人が欲しいと願ってしまうのです。


……というようなことを男友達に話したら、
「思春期かよ」
と言われてしまいました。あははは…………。自分でもうっすらそう思ってました。他人に言われるときついです。
『21歳女性、思春期』とか……字面にすると超イタイんですが。いや、これをネット上で読んだら、私もコイツいい歳して何してんだよと思いますよ。ですので、このnoteを読まれている皆様のドン引き加減もよーく想像できます。
あぁまたフォロワーさん減る……でも気持ちよく分かるわーと思いながらもせっせと自分の弱みを晒している私は、やはり思春期も通り過ぎていない子どもなのでしょう。


でも、だって、だけど、自分でだってどうしようもないんです。
自分でどうしようもないから思春期とか更年期とかあるんですよ。と逆ギレしてみます。
あれ、ふと思ったんですが、もしかして今思春期ということは大人になるのもそれだけ遅れるということですか。それはちょっと……困るんですが。



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