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アメリカ流の褒めまくりで、子供たちと自分の自信を育てる

アメリカ人はとにかく褒めまくります。気持ちが悪いほど褒めまくります

日本のスポーツニュースで報道される、日本人選手のアメリカでの活躍ぶりについてアメリカ人に聞いたら、出てくるコメントは絶賛系が多いということにも表れています。

大谷選手は褒められて(というより絶賛されて)当然の結果を残していますが、それ以外の、例えばメジャーリーグにやってきたばかりの日本人選手たちについても、シーズン始まってすぐに活躍して、勝利に貢献したとき、日本メディアが現地ファンにインタビューすると、

「彼はすごいよ、あんな選手みたことないね」
「あんな素晴らしい才能の持ち主がこのチームにきてくれてうれしいよ」

褒めることで大谷選手のような人間になる❓

絶賛する言葉が次から次へとでてきます。日本のメディアはここぞとばかりのその言葉をとりあげて報道するのですが、

以前はそれを見て、「いやいや、お世辞だよ。アメリカ人お世辞上手いから。そんな褒め言葉に踊らされすぎ」なとど思っていました。

ところが最近は、そういうとても肯定的なコメントを聞くと、「うんうん。いいよいいよどんどん褒めて! 褒めるの大事」と思うようになってしまいました。これは本当の意味で(笑)アメリカ生活になれてきた証拠なのかもしれません。

私もアメリカ流で褒めてみる


さて前回のnoteで、子供の自己肯定感を高めるためには、間違えても全否定しないことが大事と書きましたが、同じように「素直に褒めまくる」ことも大切な要素だとアメリカに来てから痛感することが多いです。


長女が現地校3年生のとき、掛け算九九習熟度チェックのための個別口頭テストのボランティアを任されたのですが、アメリカ人の先生やボランティアの親をまねて、「気持ち悪いぐらいに子どもたちを褒めること」を実践してみました。生まれてこの方、記憶にある限り、一度もそんな褒められ方をしたことがないので、小中学生や高校生では絶対にないので、とにかく見よう見まね、です。

「惜しい!。こういうパターンできたら次は何だとおもう? 前の段もできたからできると思うよ」
「この段は難しいの。みんなひっかかってる。でも覚えにくいだけだから心配しないで。来週までにちょっとがんばってみて」
「すごい!、今回はがんばってきたね。合格だよ!」

英語の語彙力がない私なりに必死に(笑)、やってみました。昔自分がよく耳にした「なんでこんな簡単なことが覚えられないの?」とは決していいません(苦笑)。いろんな子供の宿題をチェックしながら学んだのですが、そういうパターンを覚えることが苦手な子たちもいるのです。

頑張ったかいあってか、あとで娘から「ママは優しくてとてもいいって、お友達みんないってたよ」とお褒めの言葉をもらいました。誉められるといくつになってもうれしいです。

アメリカのママたちから学び続ける

ただ悲しいかな「褒めまくる」ことよりも、自分が小さい頃から家や学校で「人と比較する」とか「できたことを見つけて褒めるより、ミスを責め」られてきた長年の体験は簡単に抜けるものではありません。昔よりはだいぶましになっているとは思うのですが。私が住んでいた鹿児島の先生は特にその傾向が強かった気がします。「なんでこんな簡単なことができないんだ」と生徒たちに怒鳴っていましたよ。

対照的にこちらでは、
「○○(次女の名)の歌はすばらしい。他の先生たちもほめてたの。私もうれしかったわ」

「○○(私の名)、あなたは自分の娘たちを誇りに思うべきよ。〇〇(長女の名)はみんなのために一生懸命ボランティアをしてくれて、本当に感謝してる」

などと先生方に言われます。

聞いているこちらが「ここまで褒める?」と思うぐらい、褒め称える言葉を次から次へと口にする先生やママ友たちの言動を見習って、いいところを見つけて褒める、できる限りプラスの言葉を言うように日々心がけてます。

それにしてもこんなふうに褒められたら自信につながりますよね。子供のみならず、大人でも嬉しい。いくつになっても自己肯定感が増すのは大切なことだと実感してます。


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