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玉川可奈子の日本の旅シリーズ

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各地の万葉故地、史跡、歴史のみならず、温泉や美味しい食べ物について語つた旅シリーズです。 鉄道旅が主です。各地で詠んだ私の歌も書いてゐます。
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#奈良県

和歌と写真で辿る山辺の道の旅

和歌と写真で辿る山辺の道の旅

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。和歌(やまとうた)とサウナ、そして旅を楽しむ玉川可奈子です。突然、フォロワーの方が十倍以上に増えて驚いてをります。一人でも多くの方がお読みいただけたら幸甚です。

 月刊『正論』で、経済評論家の上念司氏が「虚偽発言の常習犯 玉川氏を告発する」なる記事を書いてゐました。上念氏からは学びこそすれ、批判されることなど書いたことはないし、同じリフレ派だと思つて

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明日香 うたの旅 三続

明日香 うたの旅 三続

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 明日香の旅もいよいよ最後の章となりました。スキ!いただき、感謝してをります。どうか、今回も最後までお付き合ひください。また、前回までの記事も、どうかご参照ください。

島庄 島庄。多くの人は、明日香に来たら石舞台古墳に来ることでせう。私も中学生の時に来た記憶があります。その巨岩がどのやうに積まれたのか、どこから、どのやうにして持つて来たのか、考へれ

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明日香 うたの旅 再続

明日香 うたの旅 再続

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。今回も読者の皆さんと明日香に万葉のうたを訪ねてみませう。

飛鳥坐神社 水落遺跡を見て、自転車を東に走らすと飛鳥坐神社が見えてきます。さういへば、飛鳥には神社といふ神社があまりにも少ないことに気がつきます。地図で見ても、大きな神社はもちろんなく、目にとまるのは飛鳥坐神社以外にはありません(もしかしたらあるかも知れません)。むしろお寺の方が多いことがわか

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明日香 うたの旅 続々

明日香 うたの旅 続々

 いつもお読みいただき、そしてこの記事に目をとどめていただきありがたうございます。一人でも見てゐてくれたら、さう思ひながら筆を執つてゐます。前回に引き続き、どうか、最後までお付き合ひください。

 甘樫の丘の道沿ひには、『万葉集』にちなむ植物が植ゑられてをり、登る人、降る人の目を楽しませてくれます。秋になれば、

 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花 (巻八・一五三八)

これ

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明日香 うたの旅 続

明日香 うたの旅 続

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。前回に続き、明日香に万葉のうたを訪ねる旅を続けていきませう。どうか最後までお付き合ひください。

 真弓丘陵から北に少し行くと、マルコ山古墳があります。ここも、その出土品などから皇族級の方が埋葬されてゐたと考へられてゐます。天智天皇第二皇子であらされる川島皇子説がありますが、如何でせう。

 その他、近年では斉明天皇の御陵と考へられてゐる牽牛子塚古墳な

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明日香 うたの旅

明日香 うたの旅

 いつもお読みいただき、そしてこの記事に目をとめていただきありがたうございます。
 各地への旅を振り返り、noteに書き記してきましたが、私のもつとも好きな地についてまだ書いてゐませんでした。

 さう、そこは万葉のふるさととでもいふべき、明日香です。

 明日香は大好きな地です。のどかで、現代的な建物が少なく、時間の流れがゆるやかです。そして、そこには数千年前の偉大な何か、さう「やまとことば」で

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お伊勢さまと奈良の旅

お伊勢さまと奈良の旅

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。
 少しばかり前に出掛けた時の内容です。もしかしたら、記憶が曖昧かも知れません。最後までお付き合ひいただけたら幸甚です。

1、序  令和四年三月五日から七日までの三日間に、私は七日に古希を迎へる母と、神宮と奈良、そして大神神社へと旅に出ました。各地の社寺の由来等は、それぞれのHPやWikipediaなどをご参照ください。
 くさまくら、旅の

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山辺の道を歩く旅

山辺の道を歩く旅

 この記事に目を留めていただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 今回の内容は、表題の通り、奈良県の山辺の道(桜井市から天理市を経て奈良市)を歩いた時のことを思ひ出しながら書いたものです(八月十四日、加筆修正)。私は山辺の道が好きで、令和四年八月現在で九回歩いてゐます。とても素敵な、いにしへの風を感じられる土地です。
 どうか、最後までお付き合ひください。

出発 楽しみは いづくか知らぬ

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