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ブランディングというクリエイティブワーク

新年一発目の記事は、私たちアンティー・デザインが行なっているブランディング事業にまつわるお話について、1人のコンサルタントとして、そのやりがいや面白さ、こだわりなどを綴りたいと思います。最後の方でアシスタント募集についてもお知らせいたしますので、ご一読いただけたら嬉しいです。

千差万別なクライアントの魅力を次々と旅していくような体験

私たちは普段、様々な企業やサービス、商品のブランドを、ご依頼いただくクライアントと一緒に形作る仕事をしています。これがもうめちゃくちゃ面白くて、いろんな見知らぬ国に次々に旅するような、ワクワク体験の連続なのです。

ある時は、本気で社会を変えようと取り組んでいるフレッシュな会社、またある時は、クリエイティブでクオリティの高いメディアカンパニーに変身する目前の、はちきれんばかりのエネルギーに満ちた会社、ある時はこだわりのプロダクトを愛しんでやまない熱意溢れる事業主、そして老舗の看板を背負いつつも未来への変貌を恐れないリーディングカンパニーなど、規模や領域はもちろん、背景や魅力も千差万別なお客様に巡り会い、その魅力を深掘していきます。

自分自身の魅力というものは意外と本人は気がついていないもので、外部の私たちだからこそ気が付く優位点も多く、また忙しい日々の中で自社だけでは考察に手をつけられずにいた、企業や事業目的の本質的意義なども、明確にせざるを得ない貴重な機会になるのです。

プロジェクトのスタートはその魅力に惚れ込むことから

私たちアンティー・デザインは、長いクリエイティブワークの経験から得た、ブランドを目に見える形にしていく独自のメソッドを開発し、実践しています。その中には、企業や事業の理念をつくるメニューもあれば、ビジュアルイメージを生み出す方法もあるのですが、総じてこだわっていることがあるとすれば、お客様の魅力に惚れ込み、引き出す、ということかなと思います。

【私たちのメソッド】


このメソッドのStep1では、数ヶ月かけてクライアントの歴史や背景、現状、今後の展望などを資料や調査やインタビュー、会社見学などでインプットしていきます。とても手間のかかるステップですが、この時点でのインプットの質が、その後のアウトプットの質を左右する、ある意味もっとも重要な起点となる期間とも言えます。

同時に、とても楽しいファーストステップでもあり、旅に例えるなら、飛行機を降りて初めてその国の空気に触れ、その湿度や匂いを感じ、音に耳を澄まし、電車やタクシーで街に入っていく時のような、新鮮な好奇心に包まれる時間に似ています。既成概念や思い込みを持たずに、クライアントの魅力をまっさらな状態で吸収していくことが大切かな、と個人的には感じていて、そうすることで、誰から見ても惹きつけられる魅力を察知することができるし、素直に自分自身も惚れ込むことができるのです。

それぞれの美しさはクライアントの中に既に存在しているもの

Step1でインプットした情報をもとに、その後はクライアントが将来どんな会社や事業になっていきたいか?を、言語化から視覚化の独自プロセスを経て、形にしていきます。このStep2では、ワークショップや、時には宿題を投げさせてもらったりしつつ、将来の展望をしっかりと引き出していきます。同時に、自社がどういう会社になりたいか?という視点だけでなく、どういう社会を作りたいのか?そのために自分たちがどういうミッションを持って成長していきたいのか?という、簡単ではない問いかけをじっくりとさせてもらう、というのが私たちのスタイルです。

なぜなら、その問いから逃げていては、素晴らしいブランドは生まれないからです。どうなりたいのか?その未来を今、目に見える形に描くことで、実際にそうなっていく、これはコンサルタントとして確信していることでもあります。その固有の未来像を、今という時代の風を見ながら、美しくデザインするのが私たちの仕事であり、その美しさのエッセンスは前述のように、クライアントの中に既に存在するのです。

逆に絶対にやりたくないと思うのは、自分たちがなんとなく今かっこいいと思うクリエイティブを押し付けること。これはデザインという行為の本質から大きく外れていて、私たちが目指すクリエイティブワークではないと、断言できます。また、クリエイターとして私たち自身の名前を冠して、誰々が作ったブランド、という見え方を意図することも、ポリシーではないなと思っています。もちろん、営業や会社説明として制作実績を掲げることはしますが、ブランドはクライアントのものであり、作家のような記名は必要無いと思うのです。

将来どうなりたいか?を形にすることで現実化していく

もっともやりがいを感じることは、描いた未来像が現実になっていく姿を見ること。クライアントである企業体や事業体が、本当に思い描いたイメージとして社会に定着し、そのビジネスゴールの達成をブランドデザインで後押しできた時の喜びは、まさにブランドコンサルタント冥利に尽きる、というもの。ほらね〜〜、実現したでしょ〜?という嬉しさと、ほんとにイメージどおりになったわ・・!という驚きが同時に自分の中に浮かんでくるような、不思議な感覚です。
そして、クライアントのビジネスサクセスを通して、新たな時代や社会づくりの一翼を少しでも担うことができたら、本望だと考えています。

昨今、言葉が一人歩きしている気がするブランディングという単語ですが、私たちがクライアントに対して行っているのは、らしさを引き出し、未来像を表出させること。つまり、理想となるアイデンティティのデザインであり、他者からどう見られたいのか?を徹底的に追求し、表現することでビジネスゴールに到達するお手伝いです。時にその答えは、クライアント自身もこれまで顕在的に気づいていなかった要素を孕んでいて、プロジェクトを進める中で一緒に未来像を手繰り寄せ、ついに鮮やかに描き出されていく工程は、感動的と言っても言い過ぎでは無い体験なのです。

【実績紹介ページ】

【理念策定に関するオンラインセミナー】
コーポレート・アイデンティティを踏まえた企業理念策定のプロセス

(クリエイタージン様主催 社内ブランディングディレクター養成講座で、弊社が理念策定の回を担当しています)

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アンティー・デザインではアシスタントを募集しています!
ブランディングに興味がある方、デザインを広義に捉えて追求したい方、もっと話を聞いてみたいという方、会社説明や見学も可能ですので、ご連絡をお待ちしています!

【業務内容】
ブランディングプロジェクトの進行調整
インタビューリポート作成
ワークショップの進行補佐
その他

【求められるスキルや方向性】
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コミュニケーションスキル
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