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【育児】中1の壁・小1の壁をするりと超えたいあなたへ

【問題】
女の子が3人います。ここに6個のシュークリームがあります。みんなでシュークリームを食べるとしたら、一人何個ずつ食べられるでしょーか?

これは、我が家の三姉妹が小学生の頃、叔母が子供たちに割り算を教えるために即興で作った問題だ。

その問題に対し、

「わたし、6個ならぜんぶ食べれる。」

と、答えた娘。

それが我が家の三女である。


私のnoteには、うちの三姉妹がよく出てくる。

優等生で陽キャの、長女。
お小遣いを値上げした事でバズった、
真面目で不器用な次女。

そして、
今のところ一番出演回数が少ないのが三女だ。

小さな頃から食いしん坊で自由、ガラスのハートを持つ割に、周りの人間をその場の気分でぶるんぶるんに振り回すのが、我が家の三女である。
双子でも、溢れ出る末っ子感。それがかわいい。

長女が中3で、次女と三女が中1の双子。

そんな三女は、最近、学校に行き渋っている。

親にとっても子にとっても、中1の壁は、今まで体験したどの壁よりも高く、そして厚い。

中学生未満のお子さんを持つ、全親御さんのために書くので、是非読んで欲しい。中1の壁を乗り越えるヒントは、きっと小1の壁を乗り越えるヒントにもなるだろう。

とにもかくにも、

中1の壁、なめたらアカンぜよ!!

中1の壁をするりと超える。
そのために今から出来る準備を、思いつく限りに書いておく。


小1の壁、小4の壁。

壁にも色々あるけれど、私は幸いなことにどの壁も感じることなくここまで来れた。

「小1の壁」とは、主に共働き家庭において、子どもを保育園から小学校にあげる時に直面する、社会的な問題を指すらしい。

子どもより親の方が朝出るのが早いとか、そもそも下校時間が早いとか、学童に入るかどうか、長期休みは誰が面倒を見るのか、など家庭によって問題は様々。

小1は勉強も本格的にスタートし、宿題という日々のタスクが増える。習い事なんかも本格化してきて、この環境の変化は、子どもにとってだけなく、親にとっても負担がかかる。

そして、学童を辞める子が多い4年生を迎える時に起こる、「小4の壁」
4年生は同時に、学校の勉強も難しくなる時期だ。そして、子どもたちの精神的な成長や、そこから派生する友達関係のいざこざも、親を戸惑わせる。

うちの長女が小学生に上がった当時、私は実家のコンビニで働いていた。とはいえ、シフトは融通がきいたし、何よりも当時は実家の隣に住んでいたので、残業しても両親がフォローしてくれ、幸いなことに小1の壁を感じることなく子育てが出来た。学童も利用しなかった。
よって、学童を卒業することで起こると言われている小4の壁も、私たちには関係なかった。

しかし、長女が中1になった時、
それは突然やってきた。

そう。それまで聞いたこともなかった
「中1の壁」である。

中学校に入り、長女は念願の陸上部に入った。
すると途端に、帰宅時間が19:30になった。小学校のころは、遅くても16時には家に帰ってきてたのに。
見かねたパパが、仕事を調整して帰りに学校まで迎えに行くようになった。それでも帰って来るのは18:30すぎ。

帰ってきて、ごはんを食べて、お風呂に入ったら、もう21時。しかし、中学生はまだ寝れない。そこから勉強したり、クロムでの課題提出がある。

いままで22時過ぎには寝ていた長女の就寝時間は、あっという間に0時になった。そして毎朝6時過ぎには起きて、7時には家を出る。
土曜日は朝練があり、5時起きだ。机で寝落ちする姿を何度も見た。

私たち夫婦は、心配した。
これでは、あの子の体力が持たない。

学校の勉強は格段に難しくなる。毎週行われる各教科の小テストのために、長女は土日も部活の合間を縫って、叔母の家で勉強した。

6月には早速、中間テストもある。
長女は頑張った。

がんばって、がんばって、がんばって、

ある日・・・倒れた。

コロナである。

それまで誰もかからなかったコロナに、ある日突然かかって、長女は10日間ほど隔離された。ある意味、良かった。それでゆっくり休めた。

でも、そこでやっと私たち両親は気づいた。

ねぇ、なんか、中1、ヤバくない??

忙しい。忙しすぎる。
これに、塾や習い事に行ってる子は、帰宅が22時を過ぎるらしい。そこからお風呂、ごはん、学校の宿題だ。小学校の時との負担差が、大きすぎるではないか。それに体力だ。睡眠時間が急に短くなり、運動部はさらに体力を削られる。

そういえば、毎年中1の生徒で、この時期に突然辞めたりする子が少なからずいた。中には学校に行けなくなる生徒さんも。そうか、あれは中一の壁だったのか…。私は、既定のカリキュラムをちょっぴり無視して課題を減らし、授業のやり方を変えた。

うちの長女はというと、コロナから回復したあとは、部活のおかげかだんだん体力もつき、友達にも恵まれ、何とか1学期のうちには中学校生活のペースを掴んだ。元々学校が大好きな子なので、行き渋るようなことはなかった。

さて、問題は次女と三女である。

二人とも、そもそも学校が好きではない。
出来る限り家にいたいのである。
友達はいるが、うちの双子も含めて、気の強い子が多く、友達関係に悩みやすい。

中学に入る前から、心配だとは思ってた。
母としては、特に、三女が。

三女は、神経が細い。
保育園の頃から、寝る前に何度もトイレに行かないとおねしょが心配で寝れなかったし、何度も玄関のカギを確認しないと怖いと泣いていた。
小学校に入ってからは、クラス替えの度に学校に行き渋り、大きな行事の前にはおなかが痛くなり、いつも保健室にお世話になった。

双子が中学校に入る前から、口には出さなかったけど、薄々思っていた。

もし中1の壁があるとして。

その壁を前に、超えられずに立ち止まるのは、きっと三女ではないか、と。

母の予想は当たった。

早速、4月の半ばから三女は学校に行く前になるとおなかが痛くなり、学校に行ってからも保健室で過ごすことが多くなった。

調子のよい日は楽しそうに行って帰ってくる時もあるが、5月の体育祭が近づくにつれ、症状が顕著に出てきた。

そしてある朝、ついに吐いた。

病院に連れて行くと「過敏性腸症候群」と診断された。

私の英語の先生としての経験上、不登校になる子に多い症状としては次の2パターンが多い。

・過敏性腸症候群(過敏性腸炎)
・起立性調節障害(低血圧)
だ。

要は、ストレスを感じるとおなかが痛くなるタイプは過敏性腸症候群。
朝起きれず、起きてもめまいや立ちくらみなどに悩まされるのが、起立性調節障害。

うちの子は、おなかが痛くなるタイプだった。

ついにきた。と思った。
来ると思ってたけど、防げなかった。

さて、我が家の三女学校行き渋り問題はいったん置いておいて、見事、中一の壁にぶちあたった私から、皆様にアドバイスがある。

皆様が中1の壁にぶち当たらないように、そして、ついでに小1の壁も目の前に迫っている親御さんへ、何か一つでも参考になれば嬉しい。

①「中1の壁・小1の壁がある」ということを知っておく!

皆さんは、ここまで私のnoteを読んでくれたので、きっと大丈夫だと思う。

小学校と中学校では、生活スタイルが全く違う。寝る時間も、通学バックの重さも、体力の消耗も、勉強の深さも量も。かかる負担が小学生とは雲泥の差だ。

中学生はとにかく忙しい。
部活によっては、体力もキツイ。

まずは、この「中1はキツイ」という事をよーく覚えておいて欲しい。まずはそこからスタートだ。

小1の壁も多分同じ。
年長→小1は、子供の生活スタイルがガラリとかわる。まず、それを頭の中でしっかりと事前にシミュレーションしておいてほしい。

②辞めるものを決めておく!

その上で、子どもの生活の中のあれこれを整理しておいた方がいい。これは、主に習い事の話である。

最近はたくさんの種類の習い事があり、私の生徒さんでも、週7で習い事をしている生徒さんもいる。

本人も親御さんも、それを楽しんでいて、更に経済的にもスケジュール的にもキャパオーバーになっていないのであれば、それは全然問題ない。

子どもが小さいうちは、自分の子が何に興味があるのかわからないから、手当たり次第に子供が「やってみたい」というものは体験に連れて行ったり、親がやらせたい習い事に連れて行ったりして、子の反応を見る。私もそうだった。そこから実際に習い始めたり、習わなかったり。それは良い事だと思う。

私は、習い事をすることには賛成だ。
だって、私自身が習い事の先生だから。

でも、中学生になった生徒たちを見ていると、みんな小学生のうちに通っていた習い事のほとんどを、中学生になる前に辞める。整理する、と言った方が良いか。

中学生になって続けられるのは、せいぜい塾も含めて1つか2つだろう。何度も言うが、中学生はそこに部活と学業が入ってくる。
部活をせずにクラブチームなどに入るなら話は別だが、人間そんなにたくさんの事を一度にはがんばれない。

習い事をたくさんしているのであれば、小学生のうちに、どれを続けどれを辞めるのか、ある程度考えておいた方が良い。

これも、年長→小1でも同じことが言えそうだ。
しかし、年長→小1の期間は、なぜか逆に習い事を増やす親御さんが多い気がする。もちろん人によってキャパは違うから、壁をするりと越える子もいるだろうけど、新生活に慣れた頃にゆっくり他の事を始めても良いかもしれない。

あ、一応伝えておくけど、英語は辞めないほうがいい。めっちゃ大切だから。

③入学前に、出来ることはやっておく!

資格や検定にチャレンジするなら、小学生のうちにやっておくことをオススメする。

英検、算数検定、漢字検定、習字や武道の昇段試験、スキーやスイミングの検定。
資格や検定モノは、中学受験をしない子にとっては、必ず受けなければいけないものではない。中学生はそこに時間と労力をかけられなくなる。

英語の先生としてアドバイスするのであれば、英検も取れるなら小学生のうちに取れるだけとっておいた方が楽だ。5級でも4級でもいい。一つでも上の級を取っておくと、中学校で過去の自分に感謝することになる。

小6で準2くらいまで取れてたら、そりゃ最高。
中学校の英語の授業もテストも難なくクリアできる。でも、その代わり小5~小6でめちゃくちゃ英語を勉強する事になるので覚悟が必要。でも出来るなら、小学生の時間があるうちにやっておいた方がいい。

ちなみに、うちの英語教室の生徒たちは、早い子だと小6で準2級まで取る。もっと早い子は小5で準2を取る。そこまで早くなくても、幼児さんから始めた子たちは、大体小学生のうちに3級までは取る子が多い。そうなると、だいぶ中学の英語の勉強が楽になる。

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…え?
そうです。
宣伝です。

だって夏は英検の季節だもの。
4,500文字かけて色々書いた挙句、最後は宣伝してみた。

だって、なんか終わらせ方がわかんなくて。
まぁ、こんな日も、あるよね。

今週も、皆さん、お疲れさまでしたー!!


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