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母の母のハハハの話

うちのばあちゃんは、いっとき生死をさまよって入院してたのだが、つい最近自宅介護にふみきった。

母は、普段は自分のきょうだいに任せ、仕事のない週何日か2時間半かけて介護しにいってる。自分の母とはいえ、下の世話をしたり、時間が自由に使えなかったり、絶対にたいへんなはずである。

今日久しぶりに私が帰省して、母の愚痴を聴く覚悟でいたのだが、
「おばあちゃん、わたしと話してても目がどんどん閉じていって寝ちゃう話」
「ちっちゃい子みたいになってきて表情で感情を表現してくる話」
「食事してて固まったから心配したら"うんちでる"というから大掛かりにベットを操作したら"やっぱでなかった"話」
「頑なに世話されたくなかったおばあちゃんが今やだれにお尻見られても"どうぞみてよ"な話」
と、芸人ばりに出てくる出てくる小話。

もうその話してるお母さんが、めっちゃめちゃたのしそう。おっかしそうに話すのだ。

よくよく考えるとどのエピソードをとっても、「もうおっかしくてさ」の枕詞を「もう本当に大変でさ」に変えれば、大変そうに聞こえる話なんだけどね。

お母さんのこと大好きなんだな、お母さん。

でもまだ、あなたのお尻はふきたくないから元気でいてよね。

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