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ストレスマネジメントにも有効なジョブ・アトラクション®

ストレス反応がある時意識的に行う努力 

働いていると、仕事の責任に対する重圧や人間関係などのストレスがあります。ストレスがあるからすべて悪いのではありませんが、過度のストレスはうつ病などの精神疾患に罹ったり、身体にも悪影響を及ぼす可能性が高まります。ストレスを軽減するために行われる意識的な努力がコーピングとよばれているものです。
例えば、スポーツをしたり、旅行をしたり、誰かに相談したり、トラブルに対する捉え方を変えるなどといったストレスの原因に対する行動や認知による対処努力です。

従来のコーピングにプラスアルファが必要

コーピングには大きく4つのタイプがあると言われています。(※1)
従来のストレスマネジメントでは、問題を先送りにせず積極的に解決をするコーピングのタイプが有効とされてきました。
怒っている問題が現実ではないと自分に言い聞かせたり、辛さにひたすら我慢したりするのではなく、専門家に相談したり、他者に協力をもとめたりすることがこのタイプにあたります。
しかし、すべてのことを否定するようなリーダーがいる職場ではこのコーピングだけではストレスの原因を解決することが難しいこともあります。
また、逆にやらなければならない仕事があっても無関心でいられる、仕事を放りだして「ストレスを感じない」という人に対して困っているというケースもあります。コーピングに加えてプラスアルファが必要なのです。

コーピングとジョブ・アトラクション®でWell-Beingな状態へ

では、働いている人たちの状態で考えてみましょう。
①ストレスがなくて高いパフォーマンスを発揮できている状態
②仕事にとてものめりこんでおりますが、一方で周りの状況がみえず燃え尽きてしまいそうな状態
③ストレス反応が強くでていて、パフォーマンスが発揮できていない状態
④ストレスを感じていないが、やるべき仕事をしていない放置している状態
働いている状態を4つにわけてみましたが、ほとんどの人が常に同じところにいるわけではありません。
「仕事が楽しいと思っていたけど上司が変わったとたんに仕事が楽しくなくなった」
「なんだか気分がふさぎ込んでしまっていたが、仕事場の部署がかわってから毎日が楽しくなってきた」
「とりあえず給料さえもらえたらいいと思っていたが、お客様に助かったよといわれて自分の仕事が誰かの役にたっていることがわかってそれから仕事が面白くなってきた」
心理的健康を維持するためのコーピングと働いている人がその会社や組織に対する絆が直接的にも間接的にも確かめられるジョブ・アトラクション®を併用することでストレスが少なく、高いパフォーマンスが発揮できる状態に近づけていくことができるのです。


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