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A COURSE IN MIRACLES と 哲学的考察

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非二元論に基づき、人生という夢から覚めるためのプロセスの手助けする現代の哲学的聖書。(宗教とは直接全く関係なし) と、一応学習者のわたしの考察。
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A COURSE IN MIRACLES に出会うまで②

これはとても個人的なことなのだが、わたしの人生の初めの部分(今死ぬのなら半分くらいの地点となる)思春期である中学生の頃、わたしにとってはとても苦しい時間の始まりだった。わたしは、人は何故生まれ、どうして生きなければならないのかを真剣に考え始めた。

まず、この世界の理不尽というのが赦せなかった。
このことはまだ世の中をよく知らないはずの、特別非凡な経験をしたわけではなく、まぁまぁ普通と言われるよう

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A COURSE IN MIRACLES に出会うまで①

『A COURSE IN MIRACLES』はFoundation for Inner Peaceにより、1976年にアメリカで発行された書物だ。
ニューヨークのコロンビア大学の医療心理学教授であったHelen Schucmanが、キリストの声を受けそれらを文章に起こし、彼女の同僚で同学科の教授であったWilliam Thetfordが編集に関わっている。
(※参考『A COURSE IN MI

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それぞれの価値

数年前、一人で外国に行ったとき、ある駅の階段の下でボロの服を着、手の平にのった数枚のコインを静かに眺めている男性がいた。
わたしは何となくその男性の持つ、澄んでいるが
冷たい川の水に足を浸していて、じっとその流れを見つめているような雰囲気に惹き付けられた。
それから彼の手の平にわずかな1ユーロをのせたとき、その声はわたしの内側から沸き起こってきた。

‘あなたは愛されている。あなたは神に愛されてい

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彼の欠乏と幸福

彼は喉が渇いているとき、水を欲している。

彼は寂しさを感じるとき、恋人や友人に会いたがる。

それは彼にとって自然なことなのだ。
人はひとりでは生きては行けない。

彼は自分の仕事から得られる収入に、物足りなさを感じる。

それこそ、今の彼自身をもっと働かせる力ではないだろうか。
手に入れたいものが沢山ある。
物質的なものだけではなく、地位的なこと、他人に見られるときの、立場というものがある。

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心の作用についての考察

わたしは昔から、競争心や敵対心を持って何かに取り組むというのが苦手だ。
一瞬、そのような感情が ぼこぼこと心の中に沸き上がってきても、それは入れ物を溶かしてしまう危険な液体で、わたしはそれを科学反応で燃料に変えることができないし、自分を疲れさせるだけだと知っていたかのよう。そのような感情は、すぐに萎えてしまって、結局は何事も起こせなかった自分への少しの嫌悪感と、それでよかったんじゃないかという安堵

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