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プレゼンティーズムが下がっている人の兆候は..?

プレゼンティーズムが下がっていると感じるとき

私は100名ほどのスタートアップ企業で労務担当をしております。
そのため、いろいろな社員の方と連絡を取ることが多く、オフィスでの様子やchatでのコニュニケーションの様子を観察することも多いです。

その中で、健康的に前向きに仕事ができているとされるプレゼンティーズムが下がっているなと感じる方がいます。

そのタイミングをまとめました。

①Give & Take ができなくなる

プレゼンティーズムが高い方は相手に気持ちのよいGive&Takeを行える方が多い印象があります。
頼まれたことを明るく受け入れ、一方で、何かを他の社員に頼むときは、きちんと理由を説明して、無理なスケジュールのときでも、しっかりとお願いできる人が多い印象があります。

このような方のプレゼンティーズムが下がったとき、
・お願いしたことを拒まないが暗く受け取る、
・他の社員に依頼するタイミングが遅れたり連携する情報が不足したりでお願いするのもうまくいかなくなる、
といった状況があります。

これはパブロフの犬で有名な、学習性理論の1つのパターンだと感じています。(※パブロフの犬:電気ショックを受ける板の向こうに餌があり、電気ショックを何回か受けると、電気ショックがなくなったあとも餌をとりに行こうとしなくなる実験)
学習性理論とは、やっても状況が変わらないという状況にいると行動をしなくなるという実験例が最も有名ですが、もう一つの側面として、言われたことしかやらなくなり、言われたことは抵抗なく行うようになる、という点も有名です。
仕事に当てはまると、依頼された仕事に、その意味を考えたりせずに、とりあえず言われたことだけやろうというスタンスになります。

②レスポンスが遅くなる

これはFace to Faceでは気づきづらいですが、chatのコニュニケーションだとすぐに感じます。
単純に反応が遅いことやスタンプなどの絵文字が減ることで感じ取ることができます。

通常の会話では、お互いが話すリズムが心地よいかで、会話が楽しいものか変わってくるかと思います。
この人とはリズムが合うな、というときは、話をしていて気持ちのいい思いをしていることが多いと思います。
この「リズムがいい」は、上記のGiveの面であり、相手のペースを読み取って返答をしている、という点にあると思います。

テキストベースでのChatでもそのような側面があって、相手のペースをつかもうとするとレスポンスが心地いいタイミングで返ってきます。

どのような対応がよいか?

プレゼンティーズムが下がっている、と感じた社員が周りにいたときは、まずは相手のリズムで話を聞く姿勢が大事だと思っています。
相手は疲れていて、本当は他人に合わせたいけど合わせる余裕がなく、無意識に遅いレスポンスになっている場合があります。
そのペースに、話を聞く側が合わせていくことで、心地の良い会話ができるようになり、その方の疲れも癒されていくと感じています!

ご覧いただきありがとうございます。
このnoteでは、企業で人事・労務担当の方と情報交換をできる場にできればと思っています!
ぜひコメント等お願いいたします!


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