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『TENET』映画の可能性と私の映画論

今日朝いちで『TENET』を観てきました。

ものすごく疲れて、でも心はワクワクで、例えたら『アルマゲドン』の帰還シーンを今経験している気分。

震えた。『MEMENTO』以来かもしれない。

まず、この映画を観終わって一番最初に出てきた言葉が

「もっと生きたい」

だった。

未来の可能性

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”人類は限りある命だからこそ、その与えられた時間を精一杯生きるのが尊い”

などという。間違いない、限られた時間だからこそ「生きる力」が生まれるものだ。そして、だから人生は面白い。

けれども、『TENET』を観て私が死んでからも続く世界がこのようになっていると仮定するとその成長過程、そしてその未来を見ずに死ぬのがとても悔しい。今、不可能だと仮定されていることが数年後、数百年後には可能になっているかもしれない。まず、人類が時と共に成長できることを考えると不可能なんて今決めつけることはナンセンスなのかも。

逆もしかりだと思う。過去に生きた人たちにしか経験できなかったさまざまな感動、苦しみ、それを今を生きる私たちは感じることが難しい。

未来と過去、同じことが言えるか(笑)

物理とかそういうのは自分は全く分からないが、もしかしたら近い将来タイムトラベルが可能になっているかもしれない。そして、「今」の私たちには分からないけれども「未来」の人類が「今」のこの時代にタイムトラベルしてきているかもしれない。

とかなんとか考えていたら2時間くらい地上をさまよっていた(笑)

(そんなことを考えていたらこの映画を思い出しました)

IMAXの予告が夢見させてくれたもの

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まず、冒頭のIMAXの予告に私は心を奪われた。

わずか数分の広告を見ながら、「映画」としての楽しみ方が少しずつ変化していることに改めて実感し、将来どんどん進化し続ける「映画」という娯楽を後数十年しか見ることが出来ない事がとても悔しかった。

今まで、映画館は私にとってDVDの延長戦だった。

映画館特有のポッポコーンの匂い、予告のワクワク、大画面で観る臨場感あふれるあの雰囲気。それは今も変わらずたまらなく大好きだ。

そして私が映画館に通う理由はここにある。

しかし、IMAXの予告は予想をはるかに超えた演出だった。

まるでスクリーンを通して自分も主人公の目線に立ち、「映画」の世界に入り込んだようだった。もう感無量よ、これは。

自分も彼らと一緒にその場にいて一緒に冒険している気分。

(例えたら、USJのハリポタ。いや、少し違うか(笑))

私にとって映画とは、夢を見させてくれるものである。

限られた時間では、私たちが経験出来ることも限られている。

自分が観ることを出来ない景色を見させてくれ、まさに疑似体験したような素晴らしい光景を見せてくれる。それと同時に、自分が今悩んでいる問題のヒントとなったり、気づかなった自分の気持ちを知るきっかけ、新しい感情など自分の人生を豊かにしてくれる。

それをさらに超えて、「映画」と一体化して自分もその場を体験しているようなそんな未来を想像した。

例えば、『アルマゲドン』を映画館に見に行くときに

「今から世界救いに行ってくるわ」とか言っちゃって、2時間半の冒険をハリーやAJたちとしてきたり。

時間旅行みたいなものなのかな。

そんな未来考えただけでもワクワクするし、誰か発明しておくれ~。

話を元に戻すと、そんな未来をIMAXは夢見させてくれた。

すごいよ本当に。

やばいIMAXの予告だけで1300文字書いてしまった。

『TENET』について(陳腐な感想)

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冒頭にも書いた通り感無量だった。

ロバートパティンソンこんなイケおじになってたんか…。

絶対こんな世界の陰謀とかいうのにはかかわりたくないけれども、彼らみたいに世界を背負って戦う人たちを見たら胸が躍る。

(踊ったらあかんのかな、けどスリルと同時にワクワクする。)

絶対私の時間軸と彼らの時間軸は交わらんやろな(笑)

IMAXについてでも述べたが、この映画は夢を見させてくれるそんな作品だった。

ノーラン監督の作品は大好きで、毎回感動をもらうのだがいつも思うのは

監督、創造力、想像力えぐすぎん???

その想像力にいつも驚かされ、それと同時に誰かの一生を見終えたそんな気持ちでいっぱいになる。頭フル回転して見終わった後ぐったりよ。

伏線はりまくって残り30分なって回収作業始まるとか聞いてない。

『MEMENTO』は本間にさいごにならな何言うてるんか分からんかった(笑)

すごいなあ。

今敏が『夢』の天才だったら、ノーランは『時間』を操る天才や。

今敏の作品『パプリカ』は特に狂っていて、でも納得できて、意味わからんくて、気持ち悪いけれども最高なのでぜひ!

次はどんな未来を見せてくれるのかとても楽しみです。

なんかとてもとても陳腐な感想になっているけれども、このへんで。

てかほとんど『TENET』の感想書いていない気がする。

まあいいや。

おやすみなさい。













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