記憶の記録#3 おじいちゃんとの思い出

こんばんは!

先日は父方の祖父母のお話をしましたが

今日は母方の祖父との記憶を記録しておこうと思います。

今日も今日とて、とってもパーソナルな内容、、笑

さあ行くぞ!


母方のおじいちゃんは、私が高校生の時に亡くなってしまいました。

なんだかんだ、もう10年近く前の話になります。

ちょうど3月あたりの、この時期でした。(だからふと思い出したのかな)


穏やかで、言葉すくなで、でも十分に伝わる優しさを持っていたおじいちゃん。これからもずっと、私の大切なロールモデルの1人です。


おじいちゃんは水産加工業の社長さん?で家から出てすぐに海があります。

私が小さい頃(3歳とかかな)から、海辺を一緒に散歩して、途中にある自動販売機でオロナミンCか、甘い缶コーヒーを買ってくれる。

静かーに、言葉すくなーに、お散歩する。

オロナミンCも缶コーヒーも、どちらも味はあまり好きじゃなかったけど、普段水とお茶ばかりの家庭で育った私は、このこっそり感が大好きでした。

海にも行くのだけど、特に何もしないんですよね。笑

ぼーっと、歩くだけ。たまに昆布拾うだけ。笑


特にわいわい私を楽しませようとしてこない感じが、おとな扱いをしてもらえているような気がして、嬉しかったのも、あるかもしれません。

(きっとおじいちゃんはそんなこと意識していないけど)


おばあちゃんはいつもデパートに連れて行ってくれる人で

賑やかで、普段全然縁のない世界で、毎回もじもじしていました。

それもありがたかったけれど、

実はそれ以上に、おじいちゃんがスーパーに連れて行ってくれるのが好きでした。私と妹を突然車に乗せてくれるんです。

そしてスーパーへ。何をするかというと、アイスを買います。笑

そこで普段おうちで中々許されない(笑)クーリッシュとか小洒落た(?)アイスを買ってもらって、食べながら帰るのが大好きでした。

ここでも、特別そんなに話さないのですが。


あと、おじいちゃんはいつも人のことを否定しないスタンスでした。

「いんでないの〜」「そりゃ、最高だなぁ」「そかそか」

ばかり言う人でした。


そして電話で話すと何を言っているかわからないぐらい訛っていたなぁ。

「かなか?」「元気か?」までしか、いつも聞き取れない。笑

でもあったかくて、聴き心地の良い声でした。


ホワイトデーも、絶妙にかわいいものをくれたなぁ。
(なぜか全部磯臭いのだけど、、おうちが臭いのかな、、笑)

お礼に電話をするのだけど、やはり何を言っているのかわからなくて。笑


おじいちゃん、大好きだったな。


弟を亡くした時も、しみじみと思ったのですが

「いなくなって、寂しいな」「もっと一緒に色々なことをしたかったな」

と思える人がいる人生って、とても幸せで、恵まれているのだと思います。

幸せな人生をありがとう

その幸せに気づかせてくれてありがとう、と言う気持ち。


こんなほのぼのとしたことを書いていても

(そしてもう10年近く前の話なのに)ぼろぼろ泣けてしまうのだけど


悲しいだけではなくて、

「ああ、私は人を愛していたのだな」

「こんなに深く人を愛せる人生はありがたいな」

と言う、満ち満ちとした、自分の人生をいとおしむような気持ちも

混ざっています。


本当に、命には不思議な力がありますね。

明日からも、この幸せと感謝を忘れずに、生きていきたいと思います。


みなさまも素敵な夜を!


おわり

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