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人生初のホストクラブ!歌舞伎町の老舗でパフェを食べるレア体験【イベントレポ】

こんにちは、かもです!
突然ですが、ホストクラブって行ったことありますか?

ドラマで見る華やかなイメージと危険な香りが漂う東京・歌舞伎町。ホストクラブなんてこれまでも、これからも自分とは無縁だと思っていました。しかし、31歳のある日そんな世界を垣間見るチャンスが舞い込みます……

ということで、安心安全の昼間に定額で(ここ大事)ホストクラブに入店できちゃう激レアイベント『ギラギラ×昭和レトロ -喫茶愛-』に参加してきました!気になる〜というお声を多数いただいたので、イベントレポートを書いていきます。よかったら最後までお付き合いください。


『ギラギラ×昭和レトロ -喫茶愛-』とは?

真昼間のホストクラブ入り口

10月14日、歌舞伎町の老舗ホストクラブ・愛本店で行われた喫茶イベントです。愛本店は創業53年の老舗で、ホストクラブの原点。5月にリニューアルしたばかりのピカピカの店内は、向井理さん主演で実写化した「パリピ孔明」のロケ地としても話題になりました。そんな超有名店の接客フロアを見学できるだけではなく、現役ホストさんが美味しいスイーツをサーブしてくださる豪華企画なのです。今回のアイコンスイーツは、季節感たっぷりのハロウィパフェ。普段は高いお金を払わないと入れない特別な空間でパフェが食べられるなんて、行く前から情報がてんこ盛りでワクワクします。

怯える陰キャ、いざ歌舞伎町へ

世界一赤そうな階段

楽しみな一方で、大学の飲み会やコリアンタウンからの帰り道くらいでしか通らない“あの”歌舞伎町のお店に入るなんて……と気が引けたのも事実。駅に着いてイケメンの並ぶ看板が増えてくると、やっぱり私のいる場所ではないかもしれないとオドオドしました。髪の毛ツンツンでウェイウェイしてる人が出てきたらどうしようかと勝手に妄想を膨らませていると、愛本店の文字を発見。地下に続く入り口の先には、世界で一番赤そうな階段が待ち構えてしました。

まるでテーマパーク!衝撃の豪華さ

正面ステージ

受付を済ませて進むと、目の前には見渡す限りの煌びやかな空間。内装はディズニーランドの派手さを3割増しした感じで、チームラボのような没入感がありました。無限に続いているかのような鏡張りの壁、大きなシャンデリア、金と赤を基調とした装飾、オリエンタルなランプ。確かにここに来るだけで、接客をしていただく前からお姫様気分になれるだろうなと感心しました。キラキラ好きの私は一気にテンションが上がって、ワクワクで不安が軽減されました。

人生で初めて出会う「職業:ホスト」

座席からの景色。特等席すぎました。

半円形の陣形に並んだホストさんの「いらっしゃいませ」の発声が良すぎて、内心あわあわ。みなさんの前をそろりそろりと通り過ぎて席に案内されます。ど真ん中の見晴らしのよいお席に通していただきました。店内の装飾にウキウキしていると、一人のホストさんがイベントの説明とドリンクのオーダーにやってきます。どんなテンションで話すのか身構えましたが、落ち着いたトーンで丁寧な説明。お店の特徴なのか妄想が過ぎたのか、想像していたような派手な人はいなかったです。ヤマンバギャルを見るような未知との遭遇を恐れていたので、誤解を恐れずに言えば相手を不快にさせないスーツ姿、物腰の柔らかさにはポジティブに驚きました。

当たり前すぎることを言いますが、ホストという仕事は相当プロ意識が必要な接客業ですよね。世界観の強烈さで表面的なことに囚われて、本質的なことを忘れていました。偏見まみれでお恥ずかしい限りです。勝手に怖がっていたけれど、彼らの仕事はお客さんを癒すこと。今思えば私の陰キャを見抜いて合わせてくれていたのかもしれません。相手次第ではウェイウェイもできる片鱗は見えていて、写真はワイワイノリノリで撮ってくれました。いやぁ、プロってすごいです。

イベントのもう一つの主役、絶品スイーツ!

ガトーショコラをいただきます

紅茶を飲みながらぼんやりホストさんを観察をしていると、ガトーショコラとかぼちゃサラダのクロワッサンサンドが到着。早速いただきます。ガトーショコラはしっとり硬めの食感で、チョコレート味が濃厚。軽めのクリームにハロウィンらしいトッピング付き。こういう小さいこだわりが大事ですね。クロワッサンはとにかくパリッパリ。かぼちゃのサラダとハムの塩気が心地よく、甘いものの後にしょっぱいものも食べたい私にはうれしいメニューでした。

ハロウィンパフェの撮影が難しい

続いて、お待ちかねのハロウィンパフェが運ばれてきました!見た目のキュートさのおかげで、ホストクラブの雰囲気に浸って忘れかけていたハロウィン気分が一気に弾けます。しっかり濃厚なマスカルポーネやキャラメルと、爽やかなフルーツが次々に現れます。なんともバランスがちょうどよくて大人な味。大好きな無花果がトッピングされていて、ビスケットのサクサク食感とカシスのソルベが特に好みでした。お腹も心も満たされるティータイムになりました。

新しい世界を知ると人生が豊かになる

正面ステージ向かいのロゴ

90分が過ぎる頃には雰囲気にも慣れて、すっかりリラックスしてイベントが終了。挨拶を済ませて出口を通ると、怯えながら降りてきたあの赤い階段。さっきとはまるで別の景色だなと思いながら颯爽と上りきると「あー、楽しかった!」と自然にひとりごとが漏れました。新しい経験を積んだ達成感ような気分に包まれて「日本国内にだってまだまだ知らないことが溢れている」と国内旅行雑誌のキャッチコピーのように好奇心が高まりました。

この機会に参加させていただいて、ホストクラブに対してのイメージが変わりました。メディアに作られた固定概念で「ギラギラしてそうで私は苦手かも」と、そこにいる人間や空間の価値を勝手に決めつけていたことを反省しました。もちろん正しいブランディングの結果でもあるので、自分自身が確かめたことと、そうでないものはしっかり区別して柔軟でありたいと思いました。

ちょこっと裏話:こんなユニークな企画は一体どこから?

企画の卓上説明

ホストクラブで昼間にパフェを食べる企画なんてどうやったら成立するのって思いませんか?少し話は現場の様子から離れますが、少しだけ裏の背景も紹介します。

実は、愛本店では過去にも様々なイベントを開催して話題を集めていました。大きな打撃を与えた新型コロナウイルスの拡大がようやく落ち着いた今年、以前のように楽しいことしたい!というお店の想いがあったそうです。
当時、それらのイベントを企画運営していたのが元広報のみねおかさんでした。現在は経営者として活躍していますが、その当時の実績を買われて今回は共同主催者として関わっています。私がお世話になっている方なので簡単にご紹介すると、彼女のイベント企画・主催歴は15年以上。アニソンイベントやラブホ撮影会などキャッチーでフォトジェニックな企画を多く実現しています。

彼女の企画は、ホストクラブ含め世の中から偏見を持たれやすい業界にスポットが当たることが多いです。クローズな業界の側から門戸を開いてくれること、イベントを通して新しいお客さんを繋いでいる点は非常に社会的で注目しています。実際に目で見て感じることは偏見や一方的なイメージの払拭に繋がり、良い意味で人の心を変えると思っています。

終わりに

贅沢な集合写真

こんな斬新でレアすぎる企画、せっかくだから雰囲気を伝えたいと思って筆を取りました。少しでも雰囲気が伝わっていたらうれしいです。みねおかさんご本人に伺ったところ、今回のような季節行事に絡めたイベントをこれからもやっていきたいそうなのでまたよい機会があるのではと期待しています。みなさんもなかなか行く機会がない夜の帝国・ホストクラブ、人生で一度は行きたい場所リストに加えてみてはいかがでしょう?

最後まで読んでくださった方、会場にいたスタッフの皆さま、心から素敵な機会をありがとうございました。


【おまけのお知らせ】
このイベント共同主催者のみねおかさんが11月にケーキ屋さんをオープンします!今回のスイーツを担当されたパティシエ・イチカワミズホさんのケーキがお店に並びます。歌舞伎町で働いていたからこそ、街のニーズにあった「遅い時間でも誰もがご褒美ケーキが食べられる店」がコンセプト。これもまた衝撃かつハートウォーミングですよね。このイベントを逃した〜という方は、歌舞伎町見学と一緒にこちらのお店を要チェックです★

※この記事はPRではありません。

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