上前拓也/講師・講師育成

初めまして。講師の仕事をしている上前拓也(かみまえ たくや)です。 企業研修、講演活動…

上前拓也/講師・講師育成

初めまして。講師の仕事をしている上前拓也(かみまえ たくや)です。 企業研修、講演活動、講師の育成に関する事業をしております。 こちらでは主に講師に必要な知識やスキル、話し方や聴き方などについて書いています。

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  • 講師に必要なスキルを気軽に学べる動画

    これから講師を目指す方や、現在講師を職業としている方のスキルアップを目的とした【教育技術スペシャリスト養成講座】のエッセンス版です。

  • 本気で講師を目指す方への資格取得講座

    これから講師を目指す方や、現在講師を職業としている方のスキルアップを目的とした講座です。

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講師に必要なスキルを学べる動画

これから講師を目指す方や、現在講師を職業としている方のスキルアップを目的とした【教育技術スペシャリスト養成講座】のエッセンシャル版です。 詳しくはこちらをご覧ください。 https://school.i-yuho.com/essential2 【この動画で学べること】 ●緊張を抑える方法 ・良く見せようという意識が高い ・先が見えないから不安になる ・聞いてくれる受講者を見つける ・一点集中法 ●信頼関係の築き方 ・傾聴 ・肯定と共感 ・サポート体制を示す ・受講者の力を信じること ●時間配分 ・研修内容のボリューム ・研修中の時間調整 ・時間が押した時の対応 ・時間が余った時の対応 ●話し方(声のトーン・大きさ) ・話す際の基本中の基本 ・声のトーンの基本 ・強調したい時の話し方 ・話すスピード ・「間」を使う ●分かりやすい説明方法 ・初めにすること ・イメージしてもらえる話し方 ・視覚への伝え方 ・記憶に定着させる方法 ・説明の順序 ・考えてもらう方法 ●自分は何の講師になれるか ・分野のトップを目指さない ・目指すは「分野の教え方」の一流講師 ・強みを掛け合わせる ・ニッチな分野を探る 【教育技術スペシャリスト養成講座エッセンシャル版】 詳しくはこちらをご覧ください。 https://school.i-yuho.com/essential2

    • 口癖を減らす

      講師も人間なので、話し方に癖がでてくるものです。 全て標準語で、癖が一切ない話し方ができるのは、アナウンサーくらいかもしれません。   多少の癖は仕方ないとしても、 癖が強く出過ぎて、受講者が理解しにくかったり、 聞き触りが悪く感じられてしまうようであれば、 その癖は直す必要があります。 よくある癖で「思います」を多用する講師がいます。   「ここは覚えておくべきだと思います。 確か去年もテストに出たと思います。 下線も引いておいた方が良いと思います。」 この様に話される

      • ロープレは1.5倍で行う

        講師が研修でロープレを取り入れることがあります。 話して伝えるだけよりも、実際にやってもらった方が 体感として理解できるし、学んだことが記憶に定着しやすくなります。 ロープレは、普段の行動よりも大袈裟にやってもらうことをお勧めします。 スポーツ界では、練習以上の力を試合で発揮できないといいます。 これは研修でも同じことが言えます。 例えば、挨拶のロープレで、練習で100できたとしても、 現場で100そのまま発揮できることは稀です。 練習で100だったものは、本番で70

        • 納得してもらう指示方法

          講師が受講者に作業内容等を指示することがあります。 「資料を見てください」とか、 「メモを取ってください」とか、 簡単なものであれば一言の指示で済みます。 しかし、少し複雑なロープレやワークとなると、 しっかりとした指示をしなければなりません。 指示をしたにも関わらず、うまくいかない時は、 もしかしたら指示の仕方が不十分なのかもしれません。 指示をする時には、 ・「何を」行うのか ・「なぜ」行うのか ・「どのように」行うのか この3点を伝えることを心がけます。

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        記事

          指摘は褒め言葉で挟む

          講師が受講者に対して、間違いなどを指摘する場面があります。 指摘を受ける受講者は、あまり良い気持ちにはなりませんが、 伝え方によっては、受講者が前向きな気持ちになります。 指摘をする時には、まずは最初に良いところを褒めます。 その後で指摘をします。 そして、最後にもう一度、良いところを褒めます。 例えば、 「とても前向きに考えてくれて有難いです。(褒め) ここの部分に関してはもう少し深く考えてみてください。(指摘) ○○さんだったら、もっと良い方法を見つけられると思い

          指摘は褒め言葉で挟む

          周りの人も嬉しい目標を立ててもらう

          受講者に目標を立ててもらい、 それに向かって進んでもらうことは、とても素晴らしいことです。 受講者の成長に繋がるし、 目標を達成した時には、充実感を味ってもらうことが出来ます。 目標を立てて行動する時の多くは「受講者自身のため」ですが、 その目標を達成した時には、 受講者だけではなく、周りの人も嬉しいことが多々あります。 例えば、 「ダイエットして格好良くなる」という目標を達成した時は、 受講者ももちろん嬉しいし、 その姿を見た奥さんやパートナーも、嬉しい気持ちになりま

          周りの人も嬉しい目標を立ててもらう

          そのアドバイスは受け入れられるか

          受講者が講師からアドバイスを受ける時があります。 アドバイスは、それを受け入れて 自分にとってプラスになるのが理想的です。 しかし、時には講師のアドバイス通りに実行して マイナスに働いてしまったり、 アドバイスの言葉自体が 自分を傷つけるものだったりすることもあります。 プラスとなるアドバイス、 マイナスとなるアドバイス、 講師の自己満足なだけのアドバイス、 受講者のことを思ってのアドバイス、 色々ありますが、 どんなアドバイスを受けても共通していることは 「受け入

          そのアドバイスは受け入れられるか

          失敗談には成功談を、成功談には失敗談を

          講師の話で、「失敗談」や「成功談」があります。 失敗談や成功談は、少し工夫して話すことで 明るい会話になったり、笑いのある会話になります。 失敗談は、事実だけを話すと、しんみりしてしまいそうですが、 成功談や得られたものを付け加えると、少し明るくなります。 例えば、 「転んで怪我をしてしまって・・・」 だけよりも、 「転んで怪我をしてしまいましたが、 そのお陰で歩きスマホをやめることができました。」 と、得られたものを付け加えた方が、会話も前向きになります。 成

          失敗談には成功談を、成功談には失敗談を

          説教にならないために

          説教のように伝える講師がいます。 「教わる」ことは悪いイメージはありませんが、 「説教される」となると、あまり良いイメージではありません。 人はあまり説教はされたいとは思いません。 説教は、聞きたくもない教えを押し付けられることです。 講師は「教え」と思っていても、 受講者が「説教」と受け取ることがあります。 説教にならないためには、まずは講師が 「この人の教えなら聞きたい」と思われる人になることが大切です。 話を聞きたいと思える講師の特徴は、 ・受講者の話も聞い

          説教にならないために

          講師が緊張した時の対処

          講師は、慣れない内は緊張するものです。。 緊張を解く方法は書籍やネットで色々書かれていますが、 どうやら100%の解消は難しいようです。 意外にも、緊張を抑えようと頑張るよりも、 緊張している自分を受け入れた方が、緊張が和らぎます。 緊張を抑えようと思うと、意識が緊張している自分に向くので、 余計に緊張してしまいます。 「緊張しても大丈夫」と、自分に許可を与えることで 安心感が生まれ、緊張が和らぎます。 多少の緊張感があった方が良いこともあります。 緊張感を持って準

          講師が緊張した時の対処

          受講者のモチベーションは上げられるか

          講師としての永遠のテーマかもしれません。 講師は受講者のモチベーションを引き上げることができるか。 答えは「NO」です。 健全な人は基本的に、 何らかに対してのモチベーションは高い状態にあります。 受講者が研修に対するモチベーションが低くても、 その人は趣味に対するモチベーションは高いかもしれません。   受講者のモチベーションはコントロールすることはできません。 しかし、研修に対するモチベーションを高く持ってもらうための サポートは行うことができます。   人は、関心を

          受講者のモチベーションは上げられるか

          理由を添えて意見を伝える

          受講者に何かを伝える時、 理由もセットで伝えると受講者の理解度が深まります。 「その考えは良いと思います」 と伝える時に、 「その考えは良いと思います。失敗の要素が見当たらないですね!」 と、一言、理由を付け加えます。 また、理由ではなくとも、具体的な一言も、 受講者により深く理解してもらえます。 「その判断に賛成です。」 と伝える時に、 「その判断に賛成です。特に、○○の部分においては非常に良い案だと思います。」 と、具体的な一言を付け加えます。 講師の意見にプラス

          理由を添えて意見を伝える

          アウトプットから始める

          インプットしたものは、 アウトプットして初めて役に立ちます。 講師が研修などで伝えた内容は、 受講者にぜひ実践してもらいたいものです。 しかし、受講者にとってインプットは比較的容易に出来ても アウトプットが難しいこともあります。 インプットした状態で満足してしまうこともあります。 インプットしたものが活かされやすい方法の一つに 「アウトプット後にインプットする」 というやり方があります。 研修前に、事前に何かをやってもらって、(アウトプット) いまくいかなかった部分

          アウトプットから始める

          講師は口ベタでも大丈夫

          「自分は口ベタだから講師に向かない」 この様に思う方がいます。 話し方は人それぞれです。 流暢に話す人もいれば、物静かな人もいます。 流暢に話す講師の方がコミュニケーションが上手かというと 決してそんなことはありません。 講師の喋り方が上手でも、 受講者の話を聞かない講師であれば 受講者は前向きに受講しようとは思いません。 講師の喋り方が上手でも、 話の内容がいつも自慢話ばかりでは 受講者は講師の話をもっと聞きたいとは思いません。 講師と受講者のコミュニケーションは

          講師は口ベタでも大丈夫

          結論は先に話すか、後に話すか

          ビジネスではよく「結論から先に話しましょう」と言います。 結論から話した方が、話が正確に伝わったり、 短時間で伝えられるというメリットがあります。 それは、講師の話し方でも同じことがいえます。 では、結論は後に話すのは良くないことかというと そうでもありません。 話す内容が受講者にとって興味がある話の時は、 結論を最後に話した方が、受講者は話をじっくり聞いてくれます。 理解して欲しい時や、短い時間で伝えたい時は、結論から先に。 受講者が興味を持ちそうな話や、楽しい話

          結論は先に話すか、後に話すか

          肯定語で伝える

          講師にとって、 「教わる人の気持ちを考える」 ことは、非常に大切なことです。 講師は何気ない言葉で教えていても、 教わる方は気分を害すことがあります。 基本的に、否定語で伝えると、 受け取る方は良い気持ちにはならなりません。 逆に、講師が何かを伝える時に、 肯定語を使うと、受け取る方も心地よくなります。 「これが出来ないとダメです」 と伝えると、教わる方はムッとするかもしれません。 「これが出来ると最高です」 と伝えると、教わる方も気持ちよく受け取ることができます。