マガジンのカバー画像

雑記

46
運営しているクリエイター

記事一覧

無軌道無計画な「テン・仮面ライター」

無軌道無計画な「テン・仮面ライター」

勢いだけで開業して、初年度から余計な固定費が掛かるコワーキングを事務所と定め、若さ以外何も無い状態で走り出したのが丁度10年前の今日。そこから丸10年。10周年、「テン・仮面ライター」ですよ。

本来なら、資金なり利益なり、入念な準備と計画が必要なのに、「事業計画を出すのがめんどい」で審査の規定にそれが含まれてなかったグランフロント大阪、ナレッジキャピタルのコワーキング、「コラボオフィスnx」に入

もっとみる
『シン・仮面ライダー』を見た雑感(多分ネタバレなし)

『シン・仮面ライダー』を見た雑感(多分ネタバレなし)

50周年記念作としても、庵野秀明作品としても、個人的には120点本作を一言で述べていいのかどうかもよく分からないのだけど、ネタバレ無しに評するなら、石ノ森作品×庵野秀明作品×仮面ライダー50年の歴史の傑物。庵野秀明作品として特異なところがあるとすれば、「仮面ライダーとはエンタメである」を忠実に踏襲して、サービス精神が他の作品より過剰、エンタメとしてやりたいことを盛り込みまくったのかな、というところ

もっとみる
傾奇なハレの一年、『ドンブラザーズ』

傾奇なハレの一年、『ドンブラザーズ』

※ 添付画像はテレビ朝日公式サイト(https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/)のOGP画像をお借りしました。権利的にアウトなら差し替えます。

先月26日(日)に最終回を迎え、Amazonプライムの公式配信でも最終回まで見られるようになった『暴太郎戦隊 ドンブラザーズ』。個人的に想いを発信する前に復習しておきたい回もチラホラあったので、着手が大変遅くなりました。

直接

もっとみる
『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(4/3+1)

『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(4/3+1)

※本記事は該当作品や原典作品、関連作品のネタバレを含む可能性があります。十分にご注意ください。また、添付画像は公式サイトのOGP設定画像をお借りしています。権利的にアウトなら後程差し替えます。

三本で書き切るつもりだったのに、分割したために書けなかった部分、言及できなかった部分もあるような気がしたので、おまけのもう一本。

マストのワードも、余計な追加も、調理できてない仮面ライダー50周年記念の

もっとみる
『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(3/3)

『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(3/3)

※本記事は該当作品や原典作品、関連作品のネタバレを含む可能性があります。十分にご注意ください。また、添付画像は公式サイトのOGP設定画像をお借りしています。権利的にアウトなら後程差し替えます。

最後に、子供番組にルーツを持つコンテンツとして、あるいは「仮面ライダー」として気になったところを挙げてみたい。

「子供騙し」は最大の御法度仮面ライダーや、特撮ヒーローモノに限らず、いわゆる「子供向け番組

もっとみる
『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(2/3)

『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(2/3)

※本記事は該当作品や原典作品、関連作品のネタバレを含む可能性があります。十分にご注意ください。また、添付画像は公式サイトのOGP設定画像をお借りしています。権利的にアウトなら後程差し替えます。

ざっくりと気になるところは前回ぶちまけたので、今回は作劇的な引っ掛かりポイントを語ってみたい。

足した要素に振り回されてない?外しちゃいけないキーワード、要素を捌けてないのではと前回ラフに指摘したけど、

もっとみる
『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(1/3)

『仮面ライダー BLACK SUN』の個人的な総評(1/3)

※本記事は該当作品や原典作品、関連作品のネタバレを含む可能性があります。十分にご注意ください。また、添付画像は公式サイトのOGP設定画像をお借りしています。権利的にアウトなら後程差し替えます。

アマゾンプライム、「Prime Video」の独占配信として公開されたのが先月28日。ちまちま視聴し始めたのは公開後1週間たった頃から、1日1話ずつぐらいのペースでゆっくりと。全10話を完走してから1週間

もっとみる
『シン・ウルトラマン』雑感レビュー?

『シン・ウルトラマン』雑感レビュー?

一言で評するなら、「ここから始まる」物語「ウルトラマンを見たことない人にも〜」みたいなフレーズもよく見かけるけど、大掴みに本作の位置付けを考えるなら、「再発見」とか「再スタート」かな。『ウルトラQ』も含めて半世紀以上が経ったシリーズものに、門外漢な一見さんも、かつて見ていたお戻りさんにも「いらっしゃい」と門戸を開くのが一つの試みというか、目的なんだろうな。

このタイミングで、円谷のサブスクが入会

もっとみる
身体は赤で、ココロは青で

身体は赤で、ココロは青で

はじめにメイキングを含めた映像が話題になったポカリスエットの新CM。そのCMに使われているA_oの「BLUE SOULS」をYoutubeでリピートしているうちに、かつて読んだ本、書いたブログを思い出して、新しく考えたことを書き殴りたいと思ってしまったので、今回も好き勝手に書いてみる。

ポカリスエットの2021新CMソングが、めちゃくちゃいい公式のMVにズドンとやられた。

気の利いたブログなら

もっとみる
「『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきた:||」(ネタバレありver?)

「『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきた:||」(ネタバレありver?)

はじめに【ネタバレ注意】のサムネを使いながら、殆どネタバレしてない(はずの)感想をまとめてから、そろそろ一週間。ネタバレありで「個人的にはこう考えている」もまとめておかないとスッキリしない気もするので、『仕事の流儀』も見たし、自分なりの考えを改めて書いてみる。

※本編の内容に触れていますまだ観ていない方、これから劇場で観る予定の方はご注意ください!

と、一応初めてはみるものの、おそらく本作に関

もっとみる
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきた

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきた

はじめに先週公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきたので、ネタバレを極力避けながら、思いつくまま感想を吐き出してみる。読ませるためのものというよりは、自分がスッキリするためのものだというのと、念のため、ネタバレ注意というのを記しておく。

「25年」という歳月を抜きに語れない「シン・エヴァ」を語るときに、自分語りから入るのは仕方ない

シン・エヴァの感想は、「観てきました」タイプ

もっとみる
「キラメこうぜ」は全年齢向けだった。※ムビレン2021ネタバレ注意

「キラメこうぜ」は全年齢向けだった。※ムビレン2021ネタバレ注意

はじめに先週の土曜日、2021年2月20日(土)から公開中の『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』を鑑賞したら色々刺激されてしまったので、いつものように呟くだけで終わらずに、ブログ記事として少ししっかり目にまとめようかという魂胆。ただし、読みやすさやは分かりやすさ、ネタバレへの配慮は微塵もなく、個人の偏見、勝手な解釈まみれのところもあるのであらかじめご了承ください。

キラメイジャー、リュウ

もっとみる
現代社会そのものが、砂上の楼閣? 砂の偉大さに想いを馳せた

現代社会そのものが、砂上の楼閣? 砂の偉大さに想いを馳せた

はじめに砂に想いを馳せたきっかけは、Amazonのプライムビデオで見たスペイン映画『EVA』。そこに登場するプログラミングのシーン、ガラス細工っぽいVFXから、砂と情報の世界、砂とシリコン、砂とデジタルの関係性に少し興味が湧いて、以前タイトルだけ見ていたヴィンス・バイザーの著書『砂と人類』も手に取ってみた。砂の偉大さやら、砂にまつわる問題やらニュアンスやらを適当に書き殴ってみよう。

プログラムが

もっとみる
何を残して、何を選ぶか。漱石の懊悩も模索の参考?

何を残して、何を選ぶか。漱石の懊悩も模索の参考?

はじめに物書き、文章修行の参考になればと積んでおいた北川扶生子氏の著書、『漱石文体見本帳』(勉誠出版)。時代の変化、日本語の変化、漱石自身の変化を「文体」や「文章」を絡めながら北川氏のガイドに沿って読み進めたら、思わぬ発見、気づきのようなものが形成されつつあるようなので、その辺りを少しでも残しておくために、自分用のメモ代わりに出力しておく。

文章、文体だけの本じゃなかった「文体」に何が影響を与え

もっとみる