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「受容性」と「調和」の世界

先日、noteで知り合った「葉山ハーモニーガーデン」さんへ家族でお邪魔してきました。


(行きたいなーと言ったら50%くらいだけど、行くと言ったら100%実行するのがわたしのポリシーです。

読む読む詐欺、行く行く詐欺、見る見る詐欺、たくさん横行していますよね。あ、あと辞める辞める詐欺も。

信頼できる人や信頼を築きたい人に教えてもらったことで、いいなと感じたら、できるだけ実行するようにしています。自分はそうしていても人は意外と実行しないことに後になって気が付き、(普通はそういうものなのか・・・)とちょっと寂しくなったこともありました。でも、今はもう大丈夫。期待しないし、自分のポリシーを大事にするのみです。)

さて、都内から車で約2時間。

ドライバーはわたし。ナビがあるのに途中道を間違えて30分ほど遅刻してしまいました。

ここでも気付きあり。早く誰かに頼ればいいのに、自分の力だけでどうにか達成したい癖が、、限界になって「あーーーもーーーーなんで誰も助けてくれないの!?」とか、ひと言も助けを求めてもないのに嘆いていました。(ていうか家族が呑気すぎる)

そんな遅刻したわたしたちを、とんでもない温かさで迎えてくれたハーモニーガーデン代表のホースさん。優しい穏やかな雰囲気だけど、目に深い力がある方。

38年間自衛官として務めあげて、念願のお馬さんたちを迎えたという強い信念の持ち主です。

まずは、ホースハーモニーについて教えてくれました。

ホースハーモニーとは、馬のボディランゲージを読み取ること、そして私たち人間もボディランゲージで馬とコミュニケーションをすること。簡単に言うと「馬と仲良くなってお話ししてみよう!」というものです。
馬の心理学と行動学に基づき「調和」することを大切に考えていることからホースハーモニーと名付けられました。
馬の声が聞こえたときは 馬と心がつながったとき
ホースハーモニーを通じて馬と人の心が「調和」した時、馬は最大限に人に寄り添い、受け入れてくれます。ぜひ、タロウとルーカスにたくさんお話しして、まぁるい優しい気もちになって下さい。(すべてホームページより引用)

わたしは小学生の時に犬とウサギを飼ったことしかない。ペットを飼った時の、支配欲を満たしてるのかも?という自意識や、都合の良い時にだけ愛情を注いでいるような気がするのが嫌なので、おそらく今後も飼うことはないと思う。

でも、動物や子どもに好かれる人ってちょっと羨ましい。

だから、なんだか下心とか見栄とか、わざとらしさとかが、丸裸にされるようで少し怖いような気もしました。

ホースさんは、はじめに自分から発する”いい匂い”を作ることを教えてくれました。そのいい匂いを発しながら、呼吸を整えて、無心で馬のルーカスと向き合う。

緊張は伝わる。

(おいでおいで)と念じれば良いわけでもない。

ただ、呼吸を深く、肩の力を抜いて、ただここに居る。向き合う。

ルーカスのボディランゲージをホースさんが時々解説してくれる。

向き合いつつ、いい匂いを届けて、

フッと「無」になった瞬間、ルーカスがこちらに向かって歩いてきてくれた!!

そして、そっとわたしのそばに寄り添ってくれたのです。

(え、何これ?なんか知らないけどめちゃくちゃ嬉しいよーーー泣)

まさかと思ったけど、嬉しくて泣いてしまいました。


いわゆる乗馬クラブなどの馬と人間の関係は、命令や強制で言うことを聞かせて主従関係がはっきりしている所がほどんどという中、ここでは全く正反対の関わり方なんだそう。確かに。

その後も、一緒に歩いたり。

体をゴシゴシこすったり。

何をする時も、ルーカスを通して映し出されるのは自分の状態。

わたしは、はじめに歩み寄ってくれたことで完全に心がほぐれ、何かと近くに来てくれて嬉しかった。

家族もそれぞれの在り方で交流を楽しんでいました。

そう、まさにそれぞれの在り方が良く見えました。こういう人なんだなって。

わたしは平野啓一郎さんの「分人主義」に賛同しているので、全部の自分が本当で、”ほんとうの自分”ってのが別に存在する訳ではないと思っています。

ただ、心地良い分人の割合は多い方がいいかな。自分で自分が嫌になるような自分は、なるべく減らしたいな、と。

そういうノイズ的な心を、静かに鏡のように映し出してくれるのがルーカスでした。決して否定はしない。懐が深すぎる。

ホースさんの、気付きには3種類あるという話が印象に残っています。

一つは、理性による気づき。

二つは、ノイズが消えた時に浮かぶ気づき。

三つは、声で聞こえる気づき。

滞在中、覚えておこうと何度も思い起こしていた話です。(解釈が間違っていたらごめんなさい)

最近は、”心”さえも思考の一端だとして疑っているので、とにかく身体感覚に意識を向けています。良い感じです。だから、理性も大事だけど、声で聞こえてくるまでになれたら、きっと生きるのが更に楽しくなるだろうな~と思っています。

そして、馬の持つ「受容性」と「調和」。

これは、ストレングスファインダーでも、自分の最高価値を見つけるバリューファクターでも、わたしの上位3位に入る強みと価値観です。偶然ではありますが、他人とは思えないお馬さん!どうかこれからも会いに行かせてくださいね。

今回は信頼関係作り。涼しくなったら乗りにおいで、と言ってくれたのでそう約束しました。

あと、呼吸の大切さも何度も話してくれました。

意識しないと、つい忘れちゃうからね。

帰り道、息子が「あの人が鬼滅の刃、書いたんじゃね?!」と言ってて面白かった。(笑)

葉山ハーモニーガーデン、素敵なところでした^^

*写真はすべて、代表のホースさん撮影のものです。素敵な写真もありがとうございました!


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