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ボヤキ漫才はドツキ漫才より好き~詩と雑録

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つぶやき、ヘボな詩の、はきだめです。はあ~
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2022年1月の記事一覧

タイムライン
たえず流れ去る言葉
詩が言葉ならば
すべては時空の彼方に消える
言葉を虫ピンで張り付けたら
詩は死んでしまう
命あるから
すべては消え去る
SNSの下水道へと
いや喪失の果ての宇宙で
さわやかにぼくらは涙して
愛と悲愴をつぶやく

おたふく風邪の後遺症からの

おたふく風邪の後遺症からの

また夏祭りがやってくる

二十五才の夏

おたふく風邪の後遺症の倦怠感

突然始まった心臓発作

呼吸困難

天神祭の花火の音に怯え

布団をかぶり耳をふさいでいた

発作が怖く電車にも乗れなかった

どんな薬も効かず

静かに飲む酒だけが

生きるよすがだった

やがて酒が体を蝕み

発作への恐怖と

酔いをもとめる断ち切れない循環に

かろうじて命をつないでいた

ひとを愛するときめきも恐怖だ

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新型コロナの感染者の5%に脳機能障害の後遺症が?

新型コロナの感染者の5%に脳機能障害の後遺症が?

新型コロナの後遺症ロングコービッドデルタ株の3倍から4倍の感染力のオミクロン株。検査不足の不完全なデータの日本でも、さすがにその脅威があきらかになりました。

昨年、南アフリカでオミクロン株が発見された時も、当初臨床医の所見として軽症であるとの報道が世界をかけめぐりました。しかし、欧米にウィルスが伝染し、猛烈に拡大するなか、重症化率が低くても感染力が高ければ、その危険性は変わらないか深刻であること

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六月のチェリーセージ

六月のチェリーセージ



連作詩「あかんべ草」

ひとむらの花の移ろいを、一月間記録する。作品としての、構成と流れが完成しているか、とりあえずまとめてみました。

🍒🍒🍒🍒🍒🍒

チェリーセージ

初夏だというのに寒い

今年もあかんべーしながら

二枚舌でこいつらが群れ咲く

おお痛快に笑いのめされ

私はのけぞる

これは快感

皮肉な風は地球からのお便り

歴史を旅するとすべては

廃墟となる

少年

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オミクロンの轟に水の記憶を聞く

オミクロンの轟に水の記憶を聞く



タツノオトシゴ(海馬)

大脳の一番奥の両側に

二匹のタツノオトシゴが

いるんだって

話しかけると

二匹仲良く相談して

なつかしい思いでを語り始める

ときに感極まって

遥かな両親の龍神様の

ことまで涙ながらに

幻視しはじめる

僕達は捨てられたのかしら

虚構の歴史のお城のなかで

いだきあう双子の雌雄

しだいに言葉すくなく泣くばかり

人は痴呆と恐れる

でも遥かな水のさ

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琉球の歴史は15世紀の琉球王朝から始まる、のが定説です。
しかし、琉球の名前は隋書に「流求伝」として記され、琉球人は飛鳥王権との交易もあったことが遣隋使の証言として述べられている。
中国人は、この時初めて倭と琉球が違うと認識したわけでしょう。
ヒミコが沖縄にいてもおかしくない。