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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!!

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コロナ禍で出歩けない、地方に行けない、そんな時代に思うのは、あそこで食べたあれ。懐かしいと言うか、意地汚いというか、大好きな各地の食事を思いだしひたすら記録してます。
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#三国

優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

知り合いに頼まれ福井県坂井市三国町に行くようになったのは何年前からだったか。もしかしたら10年近く前からだった気がする。三国町の人たちと次第に知り合うようになり、舩木水産の舩木さんともいつの間にか知り合いになった。
越前蟹漁を主とし、蟹漁期以外は甘海老を中心とした漁をしおている。自ら漁船を操業し、とれた魚を販売していたが、加工にも進出するとのことで、冷凍甘海老の試作品を作っていた。
そんな舩木さん

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

「甘エビは1959年頃、初めて三国港で水揚げされたといわれており、カニ漁を行っていた漁師の網に偶然甘エビが入ってきたのを見た漁師が、海底の深くに生息しているのではないかと調査を開始。海底500mほどのところに生息していることを突き止めた。」 https://shun-gate.com/roots/roots_98/

昔から甘海老は食べられていた訳では無い。三国の甘海老漁と同年代の自分が子供の頃

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 16 福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 16 福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

鳥取のラッキョウは有名。痩せた土地や砂地でも栽培できる植物のひとつがラッキョウ。
三国町と同じ坂井市の三里浜、ここもラッキョウが特産品なのだがそれほど知られていない。砂地で栽培するラッキョウで、小粒。小粒というのは品種がそうなのではなく、「足かけ三年」かけて作るから小ぶりになる。

「通常のらっきょう(1年掘り)は、夏に植付けられ秋に紫の花

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 15 福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 15 福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

以前からへしこがどんな物かは知っていた。サバの糠漬け。昔からある保存食でかなり塩辛い。日本中には各地に独自の保存食があるが、北陸越前の保存方法は糠漬け。糠漬けは贅沢なものだ。米が無いと糠は無い。つまりそれだけ米がとれる地域だからこそ糠漬けが一般家庭でも作れたと言うこと。
米のとれない地域では、塩漬けとか乾燥させるとか、果ては小石で漬物を作るとか工夫をす

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 14 福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 14 福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

越前おろしそばは有名だろう。大根おろしが蕎麦の上に乗っている冷たい蕎麦。サッパリしていてすすっと食べられる。同じ福井県でも坂井市三国町を中心としたエリアで食べられるのが「辛み蕎麦」。
坂井市はどうやら本州最大の蕎麦の生産地。辛み蕎麦は辛み大根の絞り汁と薄いそばつゆを合わせた冷たい「汁」のぶっかけ蕎麦。見た目は、あれっ?そばつゆ薄すぎる・・・となる。食べるとな

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