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なぜ体温を上げたほうがいいのか

人は体温を上げたほうが健康的でしょうか?答えは、一定の体温で保つのが良いとされています。

動物は熱を生み出したり熱を逃したりして体温をある一定範囲で保つ能力を備えています。人間も同じく体温を調節する働きがあります。そのおかげで暑い環境や寒い場所でもその環境に合せてることができます。

しかし一昔に比べると現代人は低体温の人が多いと言われています!

身体のひえを感じる冷え性とは異なり、深部温が下ると体の震えや意識障害、酷くなると呼吸機能も低下してしまいます。
なぜ低体温の人が増えたのでしょうか


日本人の平均体温
日本人の平均体温は36.89度(±0.34度)と言われています。平均体温よりも低い方が多いかもしれませんが、もともと体温が低い方が37度近くまで上がるとそれは微熱として捉えられます。
ちなみに低体温とは身体の深部の温度が下がってしまう症状で35.0度以下をいいます。


現代人はなぜ低体温が多いのか
体温が低い人がなぜ多いかというと原因はさまざまですが、身体を動かす頻度だったり暮らす環境だったり、食事内容だったりと条件によって人の身体は体温に変化が生じています。それとは別に乳幼児や小児期は体温が高いが、大人になるにつれて体温は低くなることが知られています。
なぜ子供は体温が高いかというと体内で作り出すエネルギー量が多いため。エネルギーを作り出す器官はなんと言っても“細胞”です!


体温は一日で変動している
人の体温は一日の中で変動しています。概日リズムといって一日24時間周期で生活のリズムをはじめ体内の内臓や脳の活動が盛んに働いたり休んだりします。それに合わせて体温も変化します。
一般的には朝方4時頃に体温が一番下がり、昼過ぎの16時頃が体温が一番高くなります。


体温が上がることのメリット

「血流促進」
血液中に含まれるさまざまな栄養素や酸素が細胞へ運ばれることで細胞は活性化され、リンパ液を介して老廃物を回収する役割りがあります。その他にも血流がよくなることで関節や筋肉の硬さが和らぎ、強ばりによる痛みが緩和しやすくなります。

「免疫機能が働く」
血液に含まれている白血球には免疫に関わる免疫細胞(リンパ球など)があります。免疫細胞は体内に異物が侵入してきたときに排除しようと攻撃を仕掛けたりする働きを持っています。いわゆる免疫力が働きやすくなります。


体温の調節は自律神経
暖かい服を着て体温を保つのもいいですし、体を温める食材を意識的に摂取することも大切ですが、ポイントは体温をコントロールしているのは自律神経!
冷暖房のある快適な環境や睡眠リズム、偏った食事などは生活習慣を乱れさせ、慢性的に自律神経のコントロールを狂わせてしまい体温調節が正常にできなくなるのです。

そこで大事なのが運動になります!

運動による効果で血流促進されると体の深部のみならず手足などの末端部の冷えにも効果があります。
また自律神経により影響を受けやすいのが内分泌系です。特に女性は女性ホルモンの分泌に乱れが起こると様々な婦人科系の症状が生じます。生殖器の機能低下にも関わるため自律神経を整え、体を内側から温めることが重要となります!


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